未開封バスタオルはタンスとかにしまおう(12/24の日記)

 ちょっと日が空いたのと、現実ではもう過ぎ去った日々のことなのでややこしいんだが、12月26日火曜日が、札幌市北区一部領域では2023年最後のプラごみの日であったのだった。それで、どうせ月曜の夜とかやる気なくなるから、日曜日中にプラごみを出し尽くしてやろう! と思って掃除を始めた。


 主に容器プラを捨てて回った。最近は(悪名高き)ふるさと納税(俺はそもそも税金の理念は理解はするけど現象は嫌いだし、札幌市も大して好きではないので、心情的にも「報復」できる感じがするので好きな制度だよ)(「もっとみんなで傷つけあおうじゃないか! ヒャァ〜ハハハァ〜〜」感はある)でアタック0を貰ってて、それで1年だいたい回るのであるが、1本は「ボトル」が付いてくる。なんとなく取っておいてたが、別に2本以上はいらぬので、こういうのはまあ捨てる。似たような理由で、詰め替え用の液体が売ってるが、今は特段使っていないので、ボトルだけ取っておいているものシリーズについて、まあもしまた使うことがあるなら今度はボトルから買う!! SDGsには反しているが許してくれ!!! と言いながら捨てていくことにする。それで、こういう洗剤類は脱衣所的なところにまとめておいてあるのだが、結構整理された。


 これは前に書いた気がするが、バスタオルって、使い続けてても穴が空いたりする性質のものではないので、使おうと思えば平気で5年とか10年とか使える。が、たまーに新しいバスタオルを下ろすと、「こ、この柔らかさ……! 吸水力……!! お、王族……!?」みたいになるので、まあだから品質は低下しているのだなあということが良く分かる。そういうわけで、これもふるさと納税で貰っては、届いたタイミングで前のを捨てるみたいな形で入れ替えるなどしている。


 ところが、今年2月頃に祖母が亡くなって、実はこれに関しては随分前に日記か近況ノートで書いたんだが覚えている人はいるかなあ。そのー、父方の祖母なのだが、祖母の娘、俺からしたらおばさんは、結局結婚せずに同居を続けられている(今も祖父と同居している)。ということで大変助かっているわけだが、これは祖母もそのように感じていたらしく、晩年はかなり認知症であったのだが、ある時叔母にこう言ったそうである。「あんたの結婚資金だと思って、へそくりにしといた通帳があるからね。世話かけてごめんね。あたしが死んだら、それで旅行でも行っておいで」と。


 で、祖母というのは、整理整頓は行き届いているのだが、箱とか袋とかを取っておくのが好きな人間で、階段の脇に、靴箱とかがきち〜っと積まれている。幼少期からちょっと異様だなって思っていたが、どうも、その箱のどこかに、その通帳とやらがある……かもしれないらしい。


 俺が榎木津礼二郎だったらね。壺を全部平らに叩き割ってやればいいわけだが、そうもいかない。まして、認知症も結構進んでいた。だから、本当かどうかも怪しいわけ。こらぁばあちゃんが亡くなったら、リアル脱出ゲームだなあなどと内心不謹慎なことを思っていたわけだが、まあ現に亡くなり。ほんで、幸いにもというか、2月とか3月というのは本来俺は農閑期なので(今年はなんか働いていたが、まあそれでも時間に融通は効くので)、何度かに分けてお線香あげ兼形見分け兼「家探し」に付き合っていたのであった。


 残り財産の件については、なんか藪蛇で問題が発生したらヤなので言及しません。ハッキリ言えることは、掃除の手間賃なども含めて、しまわれていたバスタオルなどをせしめて来たということである。


 つうことで、持って帰ってきたその日にバスタオルを入れ替えれば良かったのだが、大体年末に慌ててふるさと納税するので、一月とかにタオルが届いていて、流石に2ヶ月で替えるのも王族すぎるかあと思って、これも脱衣所の洗剤とかまとめてる棚……というほどでもないんだよな。ちっさい机みたいなやつ。そこの下に置いて、10ヶ月ばかし放置していた。

 

 で、プラごみ捨てのついでにそれを思い出してね。おっ、そろそろバスタオル替えるかあ! と思ったわけ。10ヶ月に一回替えるのは、贅沢っちゃあ贅沢だが、まあいいとこ地方豪族クラスの贅沢である。王ほどでなければ許されるであろう。で、袋をばりばりと開けたところ、なんか、洗剤とかを替えたときに液が垂れたのか、はたまた脱衣所の湿り気によるカビ的な何かかわからんのだが、なんか1箇所赤茶色に染まっている。んああ。。


 まあその、触ったら死ぬ毒だとしたら、こんなの開ける前からその毒で死んでると思うので、別に死にはしないだろうが、さりとてじゃあそのシミは放置してこれで身体を拭きまーす! って気持ちにはなれない。一方で、そんなわずかなシミで新しいタオル捨てるのももったいない。結局、一旦洗濯して(洗濯してもシミは残った)使うわけだが、なんつうんですかね。消しゴムの角を使うの楽しみにしてたら、マッキーかなんかで角が染まってて、ここで消すのは無理だから……ってカッターで手ずから角を落としたような気分になった。しくしく。


 ということで、2023年に学んだことはコレ。もらったバスタオルはタンスにしまいましょう。以上です。布は乾いたとこに置いとかないといけないですね。タンスで染まったらもう知りません。


 2023年12月25日 08時46分の測定結果

 体重:102.00kg 体脂肪率:33.30% 筋肉量:64.50kg 体内年齢:50歳


 この後はM-1見て寝ました。令和ロマンの『エヴァンゲリオン』が好きなので(ピンチに陥ったシンジくんが「リツコさーーん!」となるシーンが特に好き)、良かったなあと思った。いや別にぜんぜん知らん人が優勝しても良かったなあと思うであろうが。。


 しかしこれが1990年だったら、クリスマスイブに特段の予定もなく、孤独にバスタオルのシミと戦う38歳アルバイト独身男性はもっと世を儚み、世間を恨んでいた気がする。2000年とかもまだそうかな。しかし2-30年が経過して、「言うほどそんな騒ぐような日か?」という感じになってきたというか、インターネットの非モテの団結みたいな空気が薄れてきたのは、まあ俺は良いことだと思う。非モテの団結にこそ救われてきたのだという人には申し訳ないが、まあ団結してる場所は場所であると思うんでね。そこに行ってください。全員が一致団結、右向いても左向いてもオタクが怒ってますみたいなノリだと、疲れちゃう人もいるわけで、静かに普通の日曜として過ごせるのも自由としてはあるわけだよ。そういう感じで過ごして良くなったのは良かったなあと思いますね。いや別に2000年にそのように過ごしていても良かったと思うけどね。そうは出来なかった自分を振り返ると、確かに時代の空気、社会の要請みたいなのがあった気がするんだよね。皆さんはどうでしたか。2000年はそもそも生まれてなかった!! はぁ。そうでしたか。では解散とします。それではまた。

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