前のエピソード――世界で唯一『Fit Boxing/北斗の拳』の最速プレイをモチべに暮らした挙句1 kg痩せる男

　出勤中、木からわりとでかい雪の塊が落ちてきたようで、比喩としてではなく、フツーに殴られたような衝撃があった。で、この時我ながら驚いたのであるが、「ダッコラやんのかオラ！？」みたいな怒り、暴の気持ちがまず真っ先に湧いて来て、でかい声で威嚇しそうになった。コワ〜。自然現象にブチ切れる男。こんな温厚なメガネのデブでも、「殴られた」的な事象に対する第一の反応は怒りなのですね(「でも」というのはミスリードで、デブは自制ができないからデブなのだとしたら、デブ「だから」反射的に怒るのかもしれんが)。

　まあ、とにかく、人間の、というと主語が大きすぎますか。俺の本質というか、プリミティブなところには暴力性というのがあるのはこれ事実。これを無きことにして暮らしていこうというのは無理がある。じゃあこうした暴力性を健全に発露するには？　というと、中学校の保健体育とかで習いましたよね。昇華すれば良い。(ここでの昇華は化学の用語ではなくて、防衛機制の一つ、不道徳的な欲求を健康な形で発露することを指す) どうやってか？　そう、Fit Boxing 北斗の拳でね！

　というのはわりと偽らざる気持ちの一つではあるんだが、一方で、街中ですぐこの怒り、ストレスを発散するために、アタタタタタタタタタタタって連打を始めるわけにはいかない(そもそもフィットボクシングの拳にもそんなシーンはありません→ありました: https://kakuyomu.jp/works/1177354054881038781/episodes/16817330651175276609 )。じゃあその気持ちはどこに向かうのか……？　というと、デブは……というのも主語がでかすぎますね(デブだけに)。俺は飯食っちゃうんだよねえ。

　いやその、別に雪玉にキレて飯食ったわけではないんすよ。ただそのーー、昨日、『岸辺露伴は動かない』最後まで見ちゃって2時半くらいに寝て、8時半には出勤ですわ(凄いことのように言ってるが、めちゃくちゃ普通の時間では……？)。で、そのまま16時半までぶっ続けで仕事なんですわ！！ (普通では……！？)

　いやまあそうなんだよな。普通みんなそんくらい働いてるらしいっすね。マジ〜？　これだけは何回聞いても信じられん。社会の設計の方を疑った方がいいと思う。とにかく、俺はこの長時間労働に耐えられないんだよね。じゃ、どうやってこの耐え難きを耐え、忍び難きを忍んでいるのか(我がことながらバチが当たってもおかしくない表現ですな)というと、昼飯に「みよしの盛りカレー」を食ってだよォ！　安いもんだろ。いや正直「みよしの盛りカレー」810円は、かつての感覚からしたらバカ高いですよ。そんな大昔ではなく、何年か前まで560円とかじゃあなかったっけ？　でも今は物価上昇を嘆く話とは関係ないんです。暴を発露するよか、飯食って落ち着いた方が社会的コストが低いだろッつってんの！

　2022年12月23日 08時16分の測定結果

　体重:106.50kg 体脂肪率:34.80% 筋肉量:65.85kg 体内年齢:52歳

　まあそしたら1.5 kg増えるんで、将来の医療費コストまで計算したらどっちが「安い」かはわっかんね〜ケド！！

　と勢いで言ったが、1.5 kg増えんのやばすぎるな。油で茹でてんのか？　みよしののカレー。びびりました。二日でプラス0.5キロという計算なので、年末にはじゃあ108 kgになってんじゃないですか。見たことのない世界へ連れてってやるからよ。見逃すんじゃねえぞ。それではまた。