モデルナワクチン1回目接種

 BMI30以上ということで、「基礎疾患持ち」に相当するリスクがある。みたい。ヒェー。ってなわけで、早期接種を希望できるので、希望して、接種もしてきた。


 コンベンションセンターで集団接種したが、集団接種結構いいですよ。昨日はかなり暑かったが、札幌駅から無料シャトルバスがガンガンに出ているし、会場に着いちゃえば広いし涼しい。サイコー。俺の職場(の一つ)では職域接種が来週から始まるが、これ職場内の施設を使ってやるらしく、その施設の規模を考えると、「待ち」は野外じゃないか説があって、それはちょっとキツイね〜と思うので、こっちで打てて良かったな感がある。


 着いたら選挙の時みたいな感じで、複数人同時対応できるカウンターが動線に沿って並んでるので、「接種券出して、名前のチェックして、バインダーに挟んでもらう」「予診表出して、免許とかと住所照合して、バインダーに挟んでもらう」をやって、ホールで時間が来るまで静かに待つ(座席はある程度指定される)。時間になったら、座ってる座席位置ごとに次のでかい部屋に案内されて、ここで予診表のチェック、追加事項の聞き取りがあって、問題なければ署名をする。したら病院の診察室みたいなパーティションに区切られた部屋の前で並んで、空いたところに入る。そこで医師の問診があり、okが出たら、次の場所でまた並んで、空いたところに入ったらいよいよ注射。一瞬。昨日も書いたが、全然痛くねえでやんの。


 注射による痛みというのは、A-δ侵害受容繊維の興奮によって生じるものである。んだって。で、このA-δ侵害受容繊維というのは軸索の終末部らしいが、軸索終末を刺激して神経伝達するメカニズムは良くわかりません。樹状突起じゃないんだね。

 とにかく大事なことは、この軸索終末(自由神経終末)を刺激されると「イテッ!」となるわけだが、軸索終末なので、分岐は結構しているみたいだけど、皮膚を「面」で覆っているわけではないんですね。あくまで点で分布している。というわけで、十分に細い針が刺さったところにこの軸索終末が分布してないければ痛みは感じない。のであろうと思う。

 筋肉注射というのは垂直に筋肉まで差し込む注射であるというもの大きい。実際どういう分布なのかは知らんが、モデル的に皮膚に対して垂直な軸索がたくさん存在する状況を考えると、90°で刺せば、最初のポイントで軸索に引っかからなければどの神経にも触れずに筋肉まで届く(ピンポイントで軸索に刺さった場合は、最悪の激痛状態になりますね)。だから、「筋肉注射だから痛い」は誤り。筋肉注射は全く痛くないか、すげえ痛いか(そういうケースもあるのだろう)の極端になりがちなんですよねー、だったら分かるが。聞いてるか!? 筋肉注射は痛いって言いきったおめえだよ。聞いてないだろうとは思う。


 なお、インフルエンザとかの予防接種というのは「皮下注射」で、皮下注射は筋組織まで到達してはいけないので、皮膚に対して45°の角度をもって刺すことになる。そうすると、垂直線のどれかには引っ掛かりやすくなるんで、だから多分インフルエンザワクチンとかのほうが痛い確率は高いんじゃあねえかなと思う。


 とにかくアタリ(属人性というよりは、自分自身の運な気もするね)を引けば無痛です。それは良かったですね。


 で、終わったら15分待ち組と30分待ち組に振り分けられ、入った時間から15/30分後の時間が記入され、手渡される。この時間が過ぎた後に出口に行くとバインダーごと回収されて、接種券返してもらって終わり。9時半接種予定で9時15分くらいに会場入って、出てきたのが10時25分くらいなので、まあ1時間くらいっすね。俺は30分待ち組だったので(薬アレルギーがあるから)、15分待ちで良い人はもっと早いと思う。この辺の手続きのスムーズさは、さすがなんか選挙とかで慣れてんだなーって感じがする。グダグダ感全然なくて、すげーなと思った。

 ワクチンそのもの・コンベンションセンターレンタル代・スタッフ給料がかかってるはずだが、完全無料なので、まあこれは税金払ってる甲斐がありますわってところですね。これはいい使い方していると思いますよ。


 ただひとつだけアラを探すと、「署名」は「診察・説明を受け、接種の効果や副反応などについて理解した上で、接種を希望しますか」(強調は筆者による)という条件なので、本来もうちょっと後なんじゃねえかなという気はする。というのは、予診票チェック段階で「署名」を要求されるのだが、この「署名」のあとで「医師」が「可能/見合わせる」のチェックをするんですよネ。予診票チェックをしている人が「医師」ではなかった場合、ここで「署名」をするのは表記には従っていない。まあ、別に打ってもらう気だからいいんだが、真に正しいオペレーションとしては、医師の診断後に署名をすべき。または、予診票の記載を、「ワクチンに関する説明を受けて接種の効果や副反応などについて理解した上で、接種を希望しますか。なお、医師の診察によって、接種を見合わせる可能性があります」とかにしておけば良かったね。でもまあオペレーションまで想像して予診票作ってなかったんだろうからなあ。あと、予診票チェックをした人間が医師ではないということは証明できないですしね。


 副反応ですが、発熱は無事回避しました。患部は痛いです。圧迫すると痛いって感じですね。まあ、正直に言うとこういう「謎の痛み」は時々発生するので、今回ワクチンが原因って分かってるだけ、マシというか、どうってことないですね。これはシンプルにラッキーなケースなんだと思うが、もしかすると、「若者に副反応が多い」の一要因として、若者は「原因不明にどっか突然痛くなる」ということがないから、副反応の報告率が高くなるみたいなことがあるんじゃないかなとかチラッと思いました。そんなこともねえか。


 インフルエンザワクチンは例年打つが、たまになんか「一瞬インフルだなー」ってなることがある程度で、患部が痛むということはないんで、まあそのmRNAワクチンのテクはすげえと思うし、この開発期間で良く作ったなあとも思うけど、それはそれとして従来のワクチンシステムはそれはそれですげえ良くできているんだなあとしみじみ思いました。


 体重:100.5 kg、体脂肪率:32.2 %、筋肉量;64.6 %、体内年齢:48歳


 「激しい運動はするな」というからフィットボクシングをしなかった。フィットボクシングが「激しい運動」かというところには少し議論の余地があるが、まあサボったら、ちゃんと増えましたね。もうダメだ。今日はちょっと忙しくて、わりと真面目に仕事していた(今もしている)ので、今日もサボる予定です。ま、土日はポケモンGo フェスト。一日二万歩くらいは歩く予定なので、ここで痩せるでしょう。大丈夫大丈夫。ということで、気楽にやっていきたいと思います。もうちょい働いて寝ます。それではまた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る