正しくないことを正しいと思いたい気持ちは正しい

 朝お粥を食べて、昼は蕎麦を食った。ここまでは文句なしって感じだったのだが、そのあとちょっと打ち合わせとメール対応とかしてたら疲労してしまって、甘いものでも飲んじゃおうかな〜と立ち寄ったコンビニで、甘いものどころかおにぎりとフライドチキンを食ってしまった。で、もうこれで今日の飯を食ってしまったな……と思ったものの、業務スーパーで買い物して、結構大荷物になってしまい、ビバークも兼ねてみよしのに入って餃子定食も食べてしまう。帰宅して、食材を冷凍庫に突っ込んだら、なんかお腹もいっぱいだし、ベッドはあるしで服脱いでベッドでごろごろしてるうちに眠ってしまう。1時前に目覚めて、ファイアーエムブレムヒーローズの闘技場ハイスコア目指しながら深夜の馬鹿力を聴く。結局ハイスコアを出すのに、深夜の馬鹿力終わりくらいまでちょうどかかってしまう。プラごみだけ出して二度寝(?)する。というわけでフィットボクシング等はサボっています。


 2021年06月29日 09時18分の測定結果

 体重:99.35kg 体脂肪率:32.00% 筋肉量:64.10kg 体内年齢:48歳


 1 kg増えた。妥当!!


 でそのー、途中のおにぎり食といい、みよしの飛び込みといい、フィットボクシングサボり眠といい、「正しくない」ということは分かっている。分かってはいるんだが、一方で、「正しい」と思いたい気持ちもある。


 例えばそのコンビニに入るときの気持ちだよね。暑い。朝から働いて疲れた。今週は久しぶりに打ち合わせもあったし、そこまでの負荷ではなかったが、週末からこっちずーーっとメールのやりとりが続いてて、このずーーっと続くと言うのがだりい。札幌の端から端まで移動してる。これからまた仕事がある。


 ここでノンカロリーの甘いもの飲むくらいは絶対「正しい」。喉は乾いてるし、欲望が発露してる。ここでお茶だとなんか「足りない」気がする。


 で、お茶コーナーを覗く前におにぎりコーナーが目に入ったのはこれは仕方ない。導線上にあるんだから。さて、そのおにぎりコーナー、具体的にはホットシェフ(セイコーマートの店内調理品が並んでいるコーナーのことで、ここのカツ丼がめちゃうまい)を見ると、「明太マヨおにぎり」がわりと出来立ての雰囲気である。これ好きなんですよ。でも最近は全然食べてなかった。昼は蕎麦にしたしねえ。いいんじゃないか? 一個くらい食べたって。ほお、なんかフライドチキンのも新しい味が出てるんだねえ。まあ言っても鳥だし。大丈夫大丈夫……。


 さあ、どこから「正しくなくなった」でしょうか? いやまあだから、「昼は蕎麦にしたしねえ。」あたりからですね。それは後で振り返ったら分かるんだが、そのときの自分自身では気づけないんだよな。連続的・スペクトラム的に「正しい」と思い続けながら、ふと気づくと「正しくない」行動をしている。でも、まだ「分かって欲しい」とは思っている。自分は「正しかった」と思いたいと思っている。でそのー、この気持ち自体は「正しい」んだと思うんですよね。そう思わないと人間バグっちゃうというか。自分のふるまいは正しくないのだって思い続けながら生きるのはしんどいので、しんどくならないように自己正当化機能みたいなのが働く(タイプの人間がいて、俺はそっちに分類される)。


 これを避けるためには、一つは外部化するんでしょうね。あすけんに記録をするべき。なのは分かってんだが、なーんかどうにも面白くねえんだよなあすけん。とにかく点数があがらないし、ローカロリーだと「無理するとどうせリバウンドしますけど?」みたいな煽りを入れてくる。そんで飽きて入力しなくなる。なんか他にもカロリー記録アプリはあるようなので、来月は別のを触ってみようかな。


 あとはどうしたもんですかねってところで、そのー、明らかに「正しくない」行動でも、「正しい」と思ってしまうこと自体は「正しい」わけで。システムで縛るしかないが、現金持たなくてもスマホがあれば大抵の飯は食えてしまう時代に、どうやって縛ればいいんでしょうね。自制心? それがあれば。最初から。ねえ。

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