TENETは「難解」ではないのでビビらず見るべき

 なんか、「物理学者がどうしたこうした」とか、「難解なので二回三回見ないとわからん」とか、そんなことばっかり耳にするので、いやーわかんなかったらヤだなと思って(しかも長いし)ちょっと二の足を踏んでたのであるが、結論から先に言うと全く「難解」ではありません。100 %純粋なエンターテインメント。あのだから、ジョジョですね。「キングクリムゾンッ! 時は消し飛び「結果」だけが残るッ!!」って言うのが難解なのかって話なんですよ。一方ではあれ謎の能力すぎて未だによく分かってないところがあって(ただ中間を飛ばすだけではなく、シミュレーションする能力もありますよね?)、そういう意味では難解でしょ。でも他方では、まあなんか分からんがそういう能力、くらいに捉えておくとめちゃくちゃ面白いじゃあないですか。メタリカの銃弾を「消しとばして」結果だけ残すところとか。その意味では全く難解ではないし、見れる絵も最高にイイ。で、だから、TENETもそうだと言うことです。


 原理を考えだすと「難解」になるんだけど、そんなもん考えないで、「そういう設定」と捉えるとこれはただただスケールのでかい娯楽になって、そんで、その観点から言うとめちゃくちゃイイですね。必見。映画館で見るべき。なかなか稀有な映画で、多分中盤に最高のカタルシスがあります。ストーリーはもうお手本のようにマクガフィンを追い求める話なんですけど、それはもうそれでいいんですよ。

 ああ、こういう絵を見せたかったんですねってのがよくよく分かり、そんでその絵を見れるのがきちんとハッピーっていう。フリがめちゃくちゃ丁寧に作ってあるので、フリそのものも楽しい。もちろん限界はあって、フリだから暇だなというところも無くはないんだが、それはそのー、税金みたいなモン。この話には絶対必要な「暇」だと断言できる。最小化する努力はものすごくされている。フリが「ちゃんと面白い映画」水準で、そして、「フリだったんかい!!!」以降がそこまでの8倍面白い。良くできてます。ホントに。暴力的な映画が好きな人はオススメ。


 惜しむらくは、という程ではないが、あの人がああであって欲しかったことと、あれがああなることも使って欲しかったこと、それからラストにあそこまでアレして欲しかったくらいですかね。まあホント、「難解SFなのでは?」ってビビってる人には違うんだよってことをお伝えしたい。ただただエンタメ。大丈夫です。


 本当に久しぶりに映画館に行ったので、100%楽しみてえなと思って。ポップコーンを食べました。そして半券で安くなるってんで、風月でお好み焼きも食べた。


体重:99.45 kg 体脂肪:32.7 % 筋肉量:63.50 kg 体内年齢:48歳


 まあキープ。微罪。ただ今日は月イチの定例会なので、明日が怖いですね。

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