　もちろん効能があるだろうし、少なくとも効能があることを期待するわけだが、しかし「現に効能がある」ことが実は重要ではない、というものは結構あって、まあだから「貨幣」とかもそうなんですかね。「不換紙幣」とか？　ただまあこのへんはややこしくなるし、本当に正しいかはわからないので、絶対に正しい喩えを言うと、「ミニ四駆」みたいなことである。正確に言うと「ミニ四駆の改造行為」。スタビライザーとか、FRPバンパーとか、なんかいい電池とか、グリスとか、ボールベアリングの入ったタイヤ留めとか、あれはまあ確かに使うと速くなったり制御が良くなったりするんだろうけど、実際のところを言うと、コースで走らせる時間よりもはるかに「こういう時にいいらしい」とか「こういうビルドにしたい」みたいなことを考えて、集めて、組み立てるって作業に費やす時間の方が長かったと思う。そんで後者の方が楽しかったのではないかとすら思う。

　それとほぼ同じ位置に「プロテイン」がある。

　あのー、いやその、ミニ四駆(のパーツ)もプロテインも、正しく使って正しい効能を見出してる人がたくさんいるのは知ってます。それを否定するわけではなく、また全員が俺の側にいるというつもりもないが、しかしまあ俺は少なくともそうなのね。

　どういうことかというと、昨日レイドアワーの時に会った男が、今減量食をやっているという。減量食と聞いたら黙ってらんないのがデブですよ。矛盾するようだが、痩せてるやつとデブそれぞれ100人集めて来て、どっちが減量法に詳しいかテストをしたら、デブの方が詳しい率高いのではないかと思う。

　それで目をきンきらに輝かせて、何食ってんだって尋ねてね。そしたら、「冷奴と、プロテイン」だと言うんですね。ピンと来て。ほほう、ということは、ソイプロテインとホエイプロテインを摂ってるわけだ。そう言うと、相手もニヤリと笑って、「牛乳も摂ってるから、カゼインもです」と言うわけ。

　楽し〜〜ね、この話。1週間やってて痩せてないそうなので、まあだから効能はないんでしょう。仕方ない。だって運動とかしないでプロテイン摂ってもしょうがなさそうだもんな。だからそれはしょうがないが、楽しいわけだよ。肉抜きしてメッシュ貼ってる時と感情は一緒よな。「なんかいいらしいことを、いいらしい風にやる」ことに快感があるんだって。俺もなんかデブ長くやってるから、プロテインには種類があってとかさ、BCAがどうした、VAAMがなんだとか、色々聞きかじりはするわけだ。効くかどうかじゃあねんだよな。収集したり、ガワを変えたりするのが大事なんだよな。すげー分かるわ〜って面白かったんですが、皆さんは分かりますか？　そこはちょっと不安ですね。

2020年07月02日 07時33分の測定結果

体重:101.40kg

体脂肪率:32.60%

筋肉量:64.85kg

体内年齢:48歳