天候と人の気持ちの関係について
「どんよりと曇った空がひろがっていた」みたいな文章に線が引いてあって、このことが示す留吉の気持ちを30文字以内で述べよみたいな設問がある。でまあ我々は素直にこう思うわけですね。「そのことはなんら人の気持ちとかかわらないのでは?」(24文字)と。
ところがこれには一応回答があって、誰からいつどこで聞いたかは忘れたがまあまあ納得したのでここにその要旨を述べると、「それが気になるコンディンションにある人の気持ちってなあに」と聞いているとこういうことになる。って言われるとまあちょっと分かる。
たとえば桜が咲いただ大雨が降っただについては、別にどのような心理的状況にあっても気になるっていうか、「おっ」って思うわけだけれど、たとえばそうだなあ、心がLOVEに満ちている時に、空が曇っているとする。たぶん、このことをそもそも記述しないと思うんですよ。どうですか? 気にも留めないっていうかね。
で、「どんよりと曇った空がひろがっているなあ、はーーーあああ」、って思う時というのはどういう時かと言うと、これすなわちちょっとテンションがロー、やんなっちゃうな人生、空を見たら曇ってやんの、マジ終わってる。こういう時ではなかろうかとこういうことになる。そう考えると、このような記述があったことそのものがすなわち人物の気持ちを表しているってことになる。なるほどね。って納得したわけです。
だからまあ、例えばめちゃんこ憂鬱な時にぴーかん晴れのこともあるし、逆に極限ハッピネスなときにじっとり曇りまくりなこともあるが、その時はそもそもそのことを記述しなかったり、あるいは「人を刺し貫き、その腕でもって地面に押しつぶそうとするほど晴れた日のことだった」とか「やわらかな毛布が空に広がっているような日だった」とか、なんかそういう感じになるのでまあ気持ちが推測可能になる的な。
という前提を踏まえて聞いてな。
今日は雨だったんですよ北海道。札幌市。一応散歩でもしようかなって思ってはいたの。これ本当。なぜなら俺はダイエットをしているからな。ナウ!
で、家を出たら雨が降っていた。留吉(俺のことです)はこの雨を見てどう思ったかというと、嫌な雨だなって思った。がっかりしたんですよ。いいですか。暗く寂しい気持ちになったんです。でもまあ雨だから、これでホラ今風邪ひいたら最of the悪じゃないですか、ノーマル風邪でも邪魔くさいし、それ以外だったら猶更やんか。なので家に帰ってまた普通に引きこもってたんですけどね。
雨が降ったのを見て嫌な雨だと思った、がっかりした、ということはこれすなわち、留吉はちゃんと散歩をしたかったとこういうことになるわけだ!! 分かるか!!! 昨日は確かにたかだか5 km あるくのに2時間半くらいかかったし、何せ今ビバークできる場所がないから帰り道半べそになりながら帰ってきたけれども、それでも、なお、留吉は散歩に行きたかったんだよ。泣けるなこの話。めちゃ偉くないですか?
だってそうでしょ、もし散歩に「行きたくない」という心理状態だったら、「雨たちがダンスを踊っているような天気だった」とか言ってもおかしくないじゃあないですか。雨の方が散歩に行かないことを正当化できるから。なあ。そうだろって。聞いてんのか俺の話をよぉ。ああ?
というわけで、とても散歩はしたかったんですけど、健康などを考えて、今日は家にいました。仕方なく。やむをえずね。記述から明らかでしょ?
2020年04月20日 11時13分の測定結果
体重:99.15kg
体脂肪率:32.70%
筋肉量:63.30kg
体内年齢:48歳
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