最強のダイエットに関する真に驚くべき方法を発見したが、マージンが足りない

 朝、カメイワで詰みかけてツイッターに助けてもらい、まだ解放しきってないがほぼしたも同然までやって、家事を済ませて、仕事をやりはじめた。


 そんでまあ、この仕事だが、まあそうね、40個くらいものがあって、で、個々に内容は異なるのだが、大雑把にいうと、「すぐ済むやつ」と「ちょっと時間かかるやつ」で構成されており、比は概ね1:1、ないし1:1.5くらい。逆であれよと思うが、時間かかるやつの方が多い。

 ほいで、涙腺のよく似た奴が集まるもんだなと夕方に素面でふと思いついたので(このフレーズ、オッサンになればなるほどわかる)、一個あたり実際どんくらいかかってんだろって測ってみた。つまり、昨日書いたが、実働1時間くらいの仕事をやりはじめらんなくてヒーヒー言いながら深夜にやってる、という認識でいたが、ホントにこれは実働1時間なのかと。すると、面白いことに、それぞれ結構別のことをしているはずなのに、「すぐ済む奴」は3分、「ちょっと時間かかる奴」は8分かかることがわかった。途中で計測やめたが、唯一明らかに時間がかかりまくった致命的にだめなやつが16分なことを除けば、中身が違ってもかかる時間が同一なのである。


 これ自体はちょっとウケたが、ただ、そうするとね、作業終了時間が正確に見積もれてしまうのよ。すなわち、比率は不明だが1:1とすると、アベレージが5.5分になるから、40の束をこなすのには220分かかることになる。220分って言うとほぼ4時間。よ、よ、4時間!? これによって得られる給与は12,000円なので、まあ時給3,000円だから悪かねんだけど、4時間もかかってんのかよ。


 するってえと、普段「パッとはじめればサッと終わんのにな」と思ってんのは実は誤りで、結局わりと妥当な時間がかかってるとそういうことか。こりゃぁ参っただよ。


 とはいえ、実はこれまだ〆切までは多少余裕があって、だから「パッとはじめる」というのは今minute、hourを単位にして言ってたが、これをday、またはweekを単位にして言えば良い。たとえば一日30分を拠出して一週間コツコツやればそんなに辛くなく終わる。そのはずだ。そういう意味でパッとはじめよう。とこう書くと大変ポジティブな言葉に聞こえるが、実際は「4時間もかかんのかよ……ふざけんなよ……」という暗い絶望に包まれ、そんでやる気が一気に下がったんで、ミスタードーナツでドーナツ食おう、食いながらちょろっとやろ、そういうことにした。


 そんでドーナツ食いに行ったのが17:40ですか。帰ってきたのが22:44ですよ。この結果を見るに。


2019年09月29日 22時44分の測定結果

体重:93.65kg

体脂肪率:29.30%

筋肉量:62.85kg

体内年齢:43歳


 減ってんのはまあドーナツ食ったとは言え、あと特に何も食べてないからで(夕方までは野菜と肉を煮たものなどをほそぼそと食べていた)、まあそれはいんだけど、ってことは5時間経ってんのかあの絶望から。往復が大体1時間、一休みしたりギラティナ倒したりもしてるんで、ほぼほぼ計算通り正確な時間かけて、仕事を終わらせてしまった。


 終わらせてしまうなよ。いや終わらせたこと自体はまあいんだけど、実は殊勝にもジャージと靴持って出たんだよ。スイッチは持ってないのにだよ(「のに」と言うほどのことであろうか?)。〆切にはまだ時間多少あるって自分で確認してったじゃんさ。だからせいぜい1時間、長くても2時間で半分終わらしてさ。アー半分終わった、これでちょいラクになんなー的な感じでね。そんで、9時にジム行って1時間とか走ればいいんだよ。それがワーク・ライフ・バランスだよ。


 できない!! そういうバランスのとれたことができない!!!! もー。色々イヤになる。


 だからしごとぜんぶやめりゃあいんだよ。そしたらなんぼでもジムいける。めしもまあ、気が使えるだろう、さすがに。

 退職が最強のダイエット方法だと思う。全部はまあ言い過ぎかもしんないけど、ラクめなのだけ残して、ダルいのと遠いのは切る。週3時間だとさすがに干からびるが、週15時間くらいに絞れば、たぶんギリギリ食える。なんなら何年か前に住んでた家賃17,000円の4畳半に舞い戻ったっていい。と思うんだけど、しかし、やはり、それではちょっとマージンが足らないんだよな。ビッタビタで生活する分にはなんとかなんだけど。かと言って、7.5時間とかだるいんで2時間だけやらしてくれとかはなんかどうも無理っぽいし。ままならぬものである。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る