知を得て世界の見え方を変えることについて
こんにちは。フライドポテトを食いながら失礼します。やべえもん食ってんなと我ながら思ってます。冷凍のフライドポテト原料みたいのが、投売りで1キロ200円で売ってて。ええっやっすって思って思わず買ってしまい、まあ買ったら揚げるじゃあないですか。うまいのね。揚げたてはうまいな~~(揚げたて探偵・肉増太郎の事件簿はこちら:https://kakuyomu.jp/works/1177354054880918146/episodes/1177354054885557866 )
ちなみにその店、「傷アリ」で確かにもう今日食わないと溶けるって感じではあったが、桃も2個150円で売ってて、在庫管理下手すぎるのではないかと思った。この後食べようと思う。
それで、もうすでにデブエピソードを披露してしまったが、爆笑エピソードの前にちゃんとした話もしておこうと思う。まず皆さん眼をつぶって欲しい。
指示をする前に眼をつぶらせてしまったので、素直な皆さんはしばらく「何が起こるのかな、ドキドキ」と思ってたことであろう。ただ指示を忘れていただけである。申し訳ない。
で、眼をつぶって何をして欲しかったかというと、「イオンにカーペットが敷いてあるか」ということを想像して欲しかったのである。イオンにカーペット。敷いてますか。敷いてるわけねえだろと思いませんか。あのなんていうか、タイルっていうか、つるつるの床でしょ。そらそうだろ。なあ。
それがさあ、カーペット敷いてやんの。専門店街のところだけど。ママイクコとかあるところですよ。敷いてるゾーンがあるどころか、もうボロッボロになってるですよ。はあー言われてみれば敷いてるわ、ぜんぜん違和感ないって思ったけど、でも例えばですよ、イオンが全ての消費者を支配した、擬似社会主義みたいな話を書くとするじゃあないですか。そういう時に、「イオンのカーペットをめくってICチップを隠す」みたいなことを仮に書いたら、「イオンにカーペットなんてねえよ」って突っ込まれそうじゃあないですか? でもねえ、引いてるんですよ、カーペット……。
いやまあ結構ぽかーんかもしれないとは思うが、俺は衝撃だったのである。と言うのは、イオンの解体というのはこれ良くある仕事で、俺は前回のこの純粋脂肪批判で、明日はジョイフィットに行くぞ~と言っていたのにそこには行かず、イオンの解体に向かっていた。肉体労働の内実も実は色々あるが、やっぱ解体が一番体を動かすし、痩せるからである。
ところが、解体だと聞いていたのに、10トントラックがある。おやおや、と思った。通常解体業務のときは、せいぜい2トンの平ボディ車、いわゆる軽トラで、ここに詰めるだけコンクリートガラなんかを詰め込むのが普通である。それかユニック。これはクレーン車で、トンパックに詰めたガラを釣ってくれるので、あるととても嬉しいが、そうじゃあなくて10トン車。何するんだ? と思ったら、小ぶりのダンボールを番号毎に降ろして、で降ろし終わったら立体駐車場の所定の位置まで運べ、といわれる。俺は解体に来たんだけどなあ、と思いながら箱を降ろし、運ぶ。箱を運ぶ。「は~これしんど」と言いながら
で、これがカーペットだった。それで思ったわけである。「ああ、解体って聞いてたけど、それは番割の人の勘違いで、今日は搬入なんだなあ」と。だってそうでしょう。イオンにカーペット敷いてるわけないとこっちは思っているわけで、となると、このカーペットは売り物であろう。倉庫のピッキングって一回だけやったことあるが、あれみたいな感じで、売り物を所定の位置に運びいれる仕事か。なるほどね。
って思ってたら、こんどは売り場の方に何番を何セット持ってこい、と言われて、まとめて運ばしてくれやと思いながら、そこに運んでいったところ、俺は度肝を抜かれた。カーペットが敷いてあるからである!!
いやうるせえわって話ですよね、分かるんですけど、俺のあのときの、「うわ~~~敷いてた~~~~しかも見たことあった~~~~~~~~~!!」って感じ、分かりますかねえ。ちょっと悟りを開くっていうか。びっくりした。
急にこうやって世の中の解像度があがることがあって、そのときの感覚というのはなかなか他にないものと思う。で快感であると思う。だから人間というのは知を求めるのであろうなあ、と感じる。
例えば新千歳空港の椅子を運ぶ。サツラクでフロアコートを敷く。そうすると、次長い椅子とかを見ると、「ああ、この椅子も誰かしらが運んで並べたものなのだなあ」とか、「こういう床も、誰かが敷いたんだなあ」って思うようになる。その感じ。
別の話をすると、別サイトで恐縮なのだが、小説家になろうという小説投稿サイトで(皆さん当然ご存知ですかね)、急にランクアップしてきた話で、こういうのがある。
「ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん」(https://ncode.syosetu.com/n0219ey/ )
これ、今のところ登場人物全員かわいい(特にリーゼロッテがかわいい)という奇跡のような話で、更新をおっかけているのであるが、俺はこの話を読むまで、「悪役令嬢」という言葉の意味するところをぜんぜん知らんかった。でも、なんとなく、「悪役令嬢に転生したので~」とか「城を追放された悪役令嬢~」とかそういう言葉は見かけたことがあって、なんかそういうジャンルがあるんだなあ、ぼんやり、と思っていた。
でこれを読んだら一発で分かった。「ああ~~~~そういうこと~~~~~見たことある~~~~~~~~知ってる~~~~~~~~~知ってた~~~~!!」
これに快感があるんですよ。分かりますよね? 大丈夫ですよね?
我々は言葉によって世界を切り分ける、と思っているけれども、ちょっともしかすると違うというか、原初は逆だったんかもなあ、とか思った。つまり、世界の切り分けの方は、もうちょっと前から出来ていたわけである。たとえば「アレは敵」「こっちは味方」「これは味方の中でもボス」みたいなことは、犬とかでもわかるわけでしょう。だから切り分けそのものは出来ていたのだが、その切り分けに音声情報を与える。音声情報を与えて、「切り分けたことを明確化する」のが、すっごーい! たーのしーい! ってなって、それで言葉というものが生まれたんじゃあないかな、とか、なんかそんなことを思っている。
これはなんのエッセイかというと、徒然日常日記ではなくて、ダイエットエッセイなので、体重推移を書くと、
2018年08月21日 04時45分の測定結果
体重:86.90kg
体脂肪率:26.00%
筋肉量:60.95kg
体内年齢:39歳
これがイオンから帰宅時の体重である。まあ一生懸命運んだので、減ってよかったというか、そら減るわという感じ。2リットルくらい茶とかを飲んでいるので、本当に汗とかを全部搾り出すと、84まではいけるんじゃあないかなと思う。
それで翌日。というかまあ、もうこの日ですな。昨日です。
いよいよ風呂がオープンしたジョイフィットにいくぞ~って思って、22時半頃に行ったら、「26日まで、22時半閉店なんです……」と言われる。この状態を「プレオープン」って言うんじゃあないのかな、と思いつつ諦めてジョイフィットを出る。で、まあじゃあすでにオープンしている別のジョイフィットに行くか、帰ればよかったのだが、今日は「ジョイフィット終わらせたらラーメン」という約束をしていて、24時にラーメン食おうとしていた計画が既におかしいという謗りは免れないが、それどころか、ジョイフィットもせずにラーメンだけ食って帰ってきた。典型的なデブエピソードだと思った。
「ジムに行ったら営業時間外で、でラーメン食べて帰ってきた」という人間が、どうやったら痩せるというのか。ああ皆さんの冷たい視線が刺さる。でもねえ。食いたかったんだもんラーメン……。それを楽しみに一日やってきて、ジョイフィットが無くなったからと言って、ラーメンを失くすってできますか? できるんでしょうね。できねえから太ってんだよ。
2018年08月21日 23時40分の測定結果
体重:89.65kg
体脂肪率:27.00%
筋肉量:62.10kg
体内年齢:40歳
3キロ増えてやんの。「天網恢恢疎にして漏らさず」ということわざは正しいなあと思った。
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