太っていて良かった話
こんばんは。nullを食べながら失礼します。
いや今は別になんも食ってなくて……。こないだなんかレトルトカレーの話をTwitterでしたので、レトルトカレーは食いたくなってS&Bのベタなレトルトカレーは食べたのであるが(うまかった)、それも9時間とか前の話で、その後は特に何も。
ここしばらくは気合を入れてなんか体にいい料理をしようとか、ちょっと運動をしようとか、そういう輝かしい人生への推進力を捻り出せず、結果普通に飯を食って暮らしていた。唯一やっているっちゃあやっているのは、知り合いと体重を報告するLINEグループを作ったくらいで、でもこれもお互い「やむを得ず肉を食った」「つきあいで海鮮丼を食った」みたいなどうしようもないことを言い合ってるくらいのところなので(ただ知り合いの側は痩せていっている、何故?)、体重はちょろっと増えたり減ったりを繰り返している。
でボルダリングきっかけで、やっぱ太っているのは困るなあと思ったりもした。ただ、太っていても良いことはある。そういう話もしておこうと思う。
目は口ほどにものを言うということわざ? 慣用句? があって、このことわざは日本人は良くアイ・コンタクトで情報交換をしているからあるのか、それともアイ・コンタクトをあんましないから、しようねってことであるのか、そのあたりが良く分からないのであるが、まあとにかくアイ・コンタクトは大事だよということわざである。
で、まあ、目がものを言う例の一つにまばたきの回数インフォメーションがある。昔仲間内でのみ通ずる「目パチ」という言葉を開発したことがあるのだが、これは何を意味するかというと、「当該の人物が悲しい気持ちになっている」ことを表現する言葉である。雅島が目パチじゃあないか、というと、雅島は悲しい気持ちになっているのだなあ、という意味合いになる。どういうこと? というと、人は不安や悲しみを覚えるとまばたきの回数が増えるのである。分かるでしょ。で、口には出さないが、悲しいなあ、うらやましいなあ、そのお肉食べたいなあ、と思っているとき、ひそやかにまばたきの回数が増えて、それを称して「目パチ」と呼んだとこういうことである。とにかく、まばたきの回数によって、ああこの人は悲しんでいる、とか、不安でいるとか、そういうことを推測可能である。
ほいで、ということは、このまばたきに対する反応性を見ることによって、共感性の高さを知ることができるのではなかろうか? という仮説が成立するわけである。
さてそれでは、そのまばたきに対する反応を見ましょう、ということを考えたときに、ある問題が浮上する。それは何かというと、まばたきを構成する要素というのを考えたときに、物理的な運動がどうしたってくっついてくるということである。
NIRSとかを使った研究なんかで、「家事をするときに前頭葉の血流を測ると休憩状態よりは血流増加!」みたいな結論から、「だから家事はボケ防止になる!」みたいな論が出てくることがあって、いやさあ、それはさあ、どうかなあ。と思うことがあったりするが、何が言いたいかと言うと、結構何をしたって休んでるとき、無のときに比べると脳というのは活動しますよということである。
ということは、二本の平行な棒があって、この棒の上の方が下の方に時々くっつきますよ、ということが生じたとしても、我々の脳は活動するよということである。で、まばたきを構成要素に分解すると、「上下のバーがくっつく」要素、「白地に(基本的に)黒丸が肌色に変わってまた白地に黒丸に戻る」要素、などなどになる。でそれが合わさると、「まばたき」というゲシュタルトが生じることになる。
つまり、まばたきに対する反応が共感性を予測する、と考えてまばたきに対する反応をなんらか計測したとしても、その中には確実に「棒が動いたことによる反応」要素が含まれていて、だから例えばめちゃめちゃ動体視力が優れている心の冷たい人間のまばたきに対する反応を計測すると、心が冷たいのにすごい大きな反応が出て、ああこの人はなんて心があったかいんだろう、って思われてしまったりもする。
それで、先日動画を撮りまして。これがさあ。普段鏡で見る自分は、鏡で見ている状況もあって、ちょっと顔に気合が入っていたりする。鏡見るぞッ! って思っている分、心の中で自分を補正したりもする。ところが、動画で見ると、これはもう完全に客観なので、まーーーーーーー太ってるんだこれが。ウヒーって思うぐらい太っている。
で、もともと目が細いのであるが、顔がパンッパンなので、余計目が圧迫されており、すごいんだよ。ほとんど常に黒い線なの。白目見えないんだよ。こんな太ってるか俺。びっくりしたぁ。
しかし。しかしである。まばたきをしたことは分かる! さすがに分かる。この人は目を閉じているでしょうか開けているでしょうかクイズだとちょっとムズいかもしれないが、まばたきをいつしたでしょうかクイズであれば多分分かると思う!
ということは、ですよ?
俺の、っていうかデブの、特に顔にデブがきているタイプのデブのまばたきというのは、棒の運動要素とか、白地に黒丸消失要素とかを最小化した、かなりピュアなまばたきということにならんかと思ったわけである。
いつか、そう遠くない未来。AIによる人間の管理が始まって。あんま良く知らないけどPSYCO-PASSとか、マイノリティ・リポートとかみたいな、犯罪者係数とかを算出する的社会が成立したとしてですよ。AIはちょっとまばたき動画を見せて、それに対する反応を計測して、その人間の共感性なんかを算出するわけ。もちろんそれだけで査定が完了するわけではないけど、一つの重要な情報になっていて。
そのとき動画に映る顔はデブでなければいけないかもしれないんですよ!
どうですか。
体重ですが、
2018年05月01日 06時31分の測定結果
体重:90.65kg
体脂肪率:28.50%
筋肉量:61.50kg
体内年齢:42歳
特記事項はありません。やるぞ! やるぞっやるぞっ
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