純粋脂肪批判

無題

　昔、うちで節分の豆、と言えば銀紙で包まれたチョコだった。

　電気つけたまま寝てしまってて、あやふやな眠りの中、突然そんなことを思い出した。そんな気がした。

　５時半くらいに目覚めてしまって、あーでもまあ出勤前にあれをやるか……いや……ってなってるうちに７時半。だったら寝れば良かったナァと思いながら、米を解凍して、鶏ささみの梅肉和えってベッタベタのおかずを作ってつまみ食いしつつ味噌汁飲んで、タッパに詰めて持っていく。

　わりとちゃんと働いて、雪と雷の中生協に寄って、とりあえず調理済み蒸し豆を買って。

　でまあ、「豆ごはん」は食べてるわけだけど、豆料理は食べてなくて、どうするかなあって思いつつ、中華風にするかーと思って、ネギと卵とひき肉も買って、豆入り中華風スープみたいなの作って飲んで。

　そのあと小の方はあったが、特に大の方は無く、ですよ。

　昨日半身浴には裏切られたので、まあ普通に風呂入って。上がって。全身乾かして。体重計った結果が、これだ。

　2018年01月23日 20時59分の測定結果

　体重:88.95kg

　体脂肪率:27.60%

　筋肉量:61.10kg

　体内年齢:40歳

　体重1.25 kg減。体脂肪率0.7 %減。筋肉量は0.15 kg 減。体内年齢１歳減。

　俺はもしかしたら鬼なのかもしれない。鬼の末裔とか。

　というのは、豆を食うと体がちょっと消滅しているとしか思えない。

　昨日食べてね、今日の結果だって言うならまだわかるよ。

　今日の夜食って、今日の夜結果出るって何？？　怖いんだけど。本当に豆なんだよな？　いや今回はガチ豆じゃあなくて、普通にスーパーで売ってる、しかも調理済みの豆だから、なんてことない本当の豆確定なんだけど。ってことはやっぱ特異的に豆が効く。豆特攻がある。ってことはやっぱ鬼なのか。

　昔。うちで節分の豆、と言えば銀紙で包まれたチョコだった。

　北海道はわりに落花生を皮ごと投げる文化があって、まあ合理的ではあるなあという感じであるが、汚さないだけだったら、別にそれでもよかったはずなのに。

　昔。

　昔から。

　節分の豆と言えば、うちは。

　銀紙で包まれた、チョコで―—

　豆では、なくて――

　厭だ。