1-5 共犯者

 赤黒い巨大な魔法陣が浮かぶ重厚な扉によって塞がれた地下室。

 扉の前に立ったアゼルの目に映ったのは、異様な黒い靄の存在であった。扉の隙間から黒々とした瘴気が外へと漏れ出そうとゆらゆらと揺れながらも、魔法陣によって阻まれているようで、それでもなお外へとゆっくりと漏れ出るように動きを止めない。

 まるで何かを求めているかのように見えて目を離せないアゼルの隣に並び立ち、リリイが小さな口を開いた。


「荒ぶるジヴォーグの魂を宿した魔剣――つまりは『歪み』を封印したのは、ジヴォーグの寵愛を受けていたネフェリアの祖母、ヘレナ様でした。自らの命を賭した封印により、こうしてこの場所に眠らされているのです」


「ネフェリアの祖母が、か。初耳だな」


 そもそも三百年という時間が流れているにも関わらず、祖母の代だと言う事についてはアゼルも驚きはしていない。魔族は長命で、数百年生きる種もさして珍しくもない。


「ネフェリアにも、ただ封印されているとしか伝わっておりません。ヘレナの命を犠牲にしたこの封印を知るのは、今となってはわたくしぐらいなものでしょう」


「ネフェリアの母も知っているのではないか?」


「ネフェリアの両親は、すでに百年程前に魔王を名乗った魔族と共に戦い、命を落としていますから。あの子達と言いヘレナと言い、無茶をしたがるのは血筋というものなのでしょうね……」


 寂しげに、懐かしい友を思い浮かべるようにリリイが遠い目をして小さく笑う姿を見て、アゼルはそれ以上を言及することはしなかった。


「ここから先は俺一人で行くよ。道案内ありがとう、リリイ」


「……『歪み』は危険な存在です。大丈夫なのですか?」


「心配しなくていいよ。俺の考えが正しければ、『歪み』じゃ俺には


 主を失い、暴走した魔剣であると称されたのは、リリイとの会話から解るように世界の『歪み』そのものだ。つまり、『歪み』に対する耐性がない者では耐えられる代物ではない。それが魔族さえも命を失う危険な力となり、魔剣などと呼ばれるような存在が生まれたのだろう。

 同時に、世界の『歪み』を討伐したのは勇者――神々の加護を受けし者だ。恐らく、「神々の加護を受けた存在には『歪み』が持つ力の影響が及ばない」という確信がアゼルにはあった。


 神々によって生み出された、少女神。そんな彼女によって創りだされた自分ならば、『歪み』に喰われるような事もないだろうと、魔法陣へと手を伸ばすアゼルは確信していた。

 扉に描かれた魔法陣が徐々に終息を迎えるように弱々しい光へと変わり、その役目を終えた。


 ――――刹那、重厚な扉が強烈な勢いと共に開かれ、黒い靄が触手を思わせるかのようにアゼルへと襲いかかり、身体に纏わりついた。


「陛下ッ!」


「下がっていろ、リリイ」


 魔王として振る舞う際に見せる、堂々たる物言いでアゼルは静かに告げ、薄っすらと笑みを浮かべた。


「……そうじゃれつくな。わざわざ迎えに来てやったのだ、焦らずともそちらへ行く」


「……『歪み』が、引いていく……?」


「行ってくる。少々荒れるかもしれない、先に戻れ」


「……はい」


 深く腰を折るリリイに見送られながら、黒い靄に招き入れられるようにアゼルは一人、宝物庫とされているその場所へと足を踏み入れた。


 宝物庫と呼ばれてこそいるものの、それはどうやら少々間違った認識であったようだ。いっそこの部屋は封印の間といったところだろう、とアゼルは心の中で独りごちる。


 部屋の中心部には扉と似たような赤黒い光を放つ魔法陣が描かれており、その中心部の直上に浮かび上がる、真っ黒な刀身を晒した大太刀を思わせる刀剣。

 まさしく魔剣の名に相応しい容貌を放つそれは、黒い靄を伸ばしながら来訪者であるアゼルを見定めるかのようにじっと滞空していた。

 アゼルは入ってきた扉を閉じて魔剣へと近づく。


「……あなたは、誰……?」


 さながら鈴の鳴るような甲高い、けれど酷く孤独を感じさせる声が聞こえてきて、アゼルは思わず目を瞠った。


「自我を持ったのか? いや、そう驚く事でもないか。先代の魔王とお前は同じモノだしな。それにしても……子供、なのか?」


 世界の『歪み』によって生み出されたモノという意味では、この黒い大太刀も先代魔王ジヴォーグも変わらない。

 さしずめ、魔王もこの大太刀も精霊と似たような存在なのだ。

 ただその創り手が、世界か『歪み』かだけの違いである。


「質問しているのは、わたし。あなたは誰?」


「あぁ、悪いな。俺は魔王、アゼルだ。お前は?」


「……知らない。わたしは、気付いた時からずっとここにいる。ねぇ、教えて? わたしは、誰?」


「お前はこの世界が生み出した『歪み』の成れの果てだ。精霊のそれに近いが……」


 そこまで言いかけて、アゼルは自らの周囲を蠢く黒い靄の触手を見やる。

 破壊、破滅を象徴していたとされるジヴォーグとは少々異なった性質を持っているらしいそれらは、まるで命を吸い取るような、死を連想させる冷たさを思わせる。

 お世辞にも精霊のような温かさを持つ、誰しもが享受できるような性質とは言い難い。


 リリイが声をあげたのも無理はないと、アゼルは改めて思う。

 精霊という存在が、自然や世界が生み出した「生」だとすれば、これは決して精霊とは相容れぬ、さしずめ「死」の精霊といったところだ。


「ある意味、お前のその姿に相応しい。命を刈り取る存在といったところか」


「……命を、刈り取る……」


「そうだ。記憶にはないだろうが、お前はどうやら自我を持つ前にかなり多くの魔族の命と、ジヴォーグに使われていた際には人族の命を吸っているはずだ。先程俺に対してやったようにして、な」


 魔王の剣、自我なき『歪み』であった頃をアゼルは知らないが、先程身体に纏わりついた際に感じた死の気配は紛れも無い本物だった。

 恐らく、自分以外の誰かに巻き付いていれば、一瞬で命を刈り取られていただろう。そんな確信を抱いた上で、アゼルは自らの見解をそう告げた。


「なら、どうしてあなたは生きているの?」


「俺にはその力は効かないというだけの話だ」


「……気に入らない。気に入らない、気に入らないッ!」


 再び黒い靄がアゼルへと襲いかかり、身体を覆い尽くすように巻き付いた。

 ギシギシと軋むような音を立てながら巻き付く様からは、己の力が効かぬのならと力ずくで強引に潰してしまおうかという魂胆が透けて見えている。


「……いきなりだな。まるで子供の癇癪だ」


 たった一言。

 リリイが怖れた力に襲われながらも、アゼルは極めて冷静に魔剣の行動をそう評してみせると、体内に宿る魔王の魔力を解放し、黒い靄を衝撃のみで打ち破り、霧散させた。


「……ッ! 来るな! 来るな来るな!」


「何をそんなに怯えているんだ。俺はお前に興味があってここに来ただけだ」


「知ってる、わたしは知ってる! どうせ前と同じだ! わたしを使って、使えなくなったらここに置き去りにする! ここでずっと、ただ時だけが流れるだけ! ならば最初からわたしに構おうとするな!」


「……多少なりとも過去を憶えていたのか。いや、憶えていると言うよりも、むしろ知っている程度なのだろうが」


「――いや、嫌……ッ! 嫌あああぁぁぁッ!」


 冷静に観察するアゼルを他所に、魔剣から黒い靄が生み出され、荒れ狂い始めた。

 足元の魔法陣は魔剣の力を抑制するためのものだったようで、魔剣の力が暴れ出すと、途端に明滅を繰り返しながら弱々しい光へと変わっていく。魔剣の力に勝てず、封印が弱まりつつあるようだ。


 ますます子供の癇癪にも似た行動を見せる魔剣に声をかけてみるも、どうやら一切声は届いていないようで、叫び声をあげながら黒い靄を縦横無尽に操り、暴れ続けている。

 アゼルは一つ嘆息する。


「――見ているんだろう、亜神」


 虚空に向かって問いかけたアゼルの声。

 魔剣が叫び、暴れている室内には酷く不釣り合いなクスクスと小さな笑い声が鳴り響いた。


《――やあ、ボクの愛しい魔王アゼル。見ている、見ているとも。キミを見ていないとボクは退屈過ぎて気が狂ってしまうかもしれないからね。それにしても、ボクが見ているってどうして気付いたんだい?》


「俺とお前は一蓮托生なんだろう? なら、お前が俺を放っているとは思えなかったからな」


《……ふふふっ! そう、そうだよ、アゼル! ボクとキミは一蓮托生。世界から剣と槍、憎悪と嫌悪を向けられてもなお踊らなくちゃいけないパートナーだからねっ! しっかりと憶えていてくれて、ボクは嬉しいよ!》


 アゼルという魔王に声をかけられ、一蓮托生の相棒として改めて言われた事が琴線に触れたのか、亜神は今にもくるくると踊り出しそうな程に愉しげな、無邪気な声でアゼルへと語りかける。

 そのあまりの声の弾みように、もう少しぐらいは声をかけてみるべきだったかなどと荒れ狂う魔剣を前に場違いな感想を抱いていた。


「そういえば亜神、お前に名はないのか?」


《おっと、この期に及んでそんな質問をしてくるとは思わなかったよ。答えはイエス、その通りだよ。亜神であるボクを知るのは神々とキミだけ。ボクを指し示す固有の名なんてものは与えられていないからね》


「そうか。なら、呼んでほしい名前でも考えておいてくれ」


《名前……ふふ、ふふふふふっ! 大丈夫、名案が思いついたからね。とてもとても良い案が生まれたよ。っと、キミと話すのは楽しいけれど、そろそろ本題に入らないのかい?》


「あぁ、そうだな。この魔剣の性質は『歪み』だろう? 子供の癇癪みたいな破壊衝動、死を纏うこの黒い靄と言い、このまま放っておく訳にもいかないだろうしな。俺にとっても――お前にとっても」


 世界の『歪み』であった先代魔王ジヴォーグという存在は、神々が力を貸してどうにか世界から消滅させた存在だ。

 ジヴォーグと同じく『歪み』によって生み出されている魔剣を、神という立場からして放置できるとはアゼルも考えていない。


《……そう、だね。今はまだその程度だけれど、このまま力を増したら再び強大な『歪み』になってしまう。それで……ボクに何を求めているんだい?》


 先程までとは打って変わって静かに答える亜神の声に、アゼルはここに来て何度目かのため息を漏らした。


「……はぁ。あのな、何か勘違いしてないか?」


《……アゼル?》


「おおかた、この場所に一人きりになったこの魔剣に自分を重ねたんだろ、お前。それを消す協力を俺が求めるとでも思ってたってところか」


《え……? 違うのかい?》


「さっきもコイツに言ったが、俺はこの魔剣を消し去るような真似をするつもりはない。それにお前もお前だ。そもそもお前は俺と一蓮托生。もう一人じゃないだろうが」


 暗く、何もない場所に孤独に時を重ねる苦痛というものを、アゼルは知らない。だが、亜神の声は確かに魔剣の境遇に自分を重ねているような、そんな口調だったのだ。


 役目を終えてしまえば、再び孤独になる。

 そんな魔剣の言葉が、奇しくも亜神には響いて聞こえてならなかったのだろう。


《……あはは、まいったな……》


 今にも泣き出してしまいそうな声は聞こえなかった事にして、アゼルは魔剣をまっすぐ見つめた。


「こいつを『歪み』から解放したい。どうすればいい?」


《……難しい、と言いたいところだけど、そうだね。神から生まれたボク。そしてボクから生まれたキミになら、その子を改変できるかもしれない》


「改変?」


《そう。そもそも『歪み』っていうのは、本来なら生まれるべきじゃなかった存在なんだよ。その理を改変する。つまり、「強制的に世界に許容させる」とでも言うべきかな。存在を書き換えてしまえばいいんだ》


「そんな真似できるのか?」


《少し時間がほしい。他の神々にその子の事を伝えて、存在を許容させる必要があるんだ。神々が認め、ボクがキミに力を貸し、キミがその子を改変させればいい。あの子はまだ自我を持って世界に破滅を齎そうとしていないし、まだ助かる》


「なら、急いでくれ。俺が押さえておく」


《わかったよ。――アゼル》


「なんだ?」


《……協力したら、ボクのお願いを一つ聞いてね》


「できる事ならな」


《あはっ、期待してるよ。とにかく、ボクは行ってくるから。キミはその子の暴走をそれ以上広げないようにして》


 短く返事をして、アゼルは小さく深呼吸する。


 黒い靄にはアゼルの力が通用する事は、先程の拘束を破った際に理解できている。

 このまま押さえるのであれば、今度は自分が魔剣を自分がされたように拘束してしまえばいいと考え、アゼルは己の身体に宿る魔力を解き放った。


 拮抗する黒い靄の全てを、この部屋の全てを呑み込むように広がるアゼルの魔力。

 赤黒い角に似た光の膜が広がり、やがて周囲の全てを掌握した。


 右手を翳し、その手を握り締めるように力を込めていくと、急速に収束していくアゼルの魔力が、円で包み込むように魔剣の放つ靄を押さえ込んで縮小していく。


「――やめろ! 嫌ッ! 離れてッ!」


「……ぐっ! 初めてだな、ここまで抵抗されるのは……!」


 この数日、ネフェリアら夢魔族と戦闘訓練を続けてきたが、アゼルの身体に宿された魔力はあまりに強大で、夢魔族の魔法すらあっさりと蹴散らしてしまうような代物だ。

 そんなアゼルの力と『歪み』が放つ力は、ほぼ同等と言っても過言ではなかった。


 半ば力技で押さえ込もうとするアゼルと、暴走気味な魔剣の力は均衡状態を保ちあいながらも、互いに互いを喰らい合おうと激しくぶつかり合っていた。


「――……思い出した、思い出したぞッ! ここにわたしを閉じ込めたあいつらを! わたしに恐怖し、こんな所に閉じ込めたッ!」


 涙を流しながら怒り狂う少女の姿を幻視しつつ、アゼルはその悲痛な叫びを聞きながら、歯を食い縛る。

 額には汗が流れ、ジリジリと魔剣の力が大きくなっていく。

 翳した右手が強引にこじ開けられそうになって震え始め、アゼルもまた全力を注ぎ込むように左手で自らの右手を支えた。


「お前も、お前もそうなるッ! アハハハハッ! なら、全部刈り取っても同じでしょ!? 全部全部刈り取って、それで―――!」


「くっ……、クックククク……ッ!」


「――ッ!?」


 ――――苦しんでいたはずのアゼルの顔に、獰猛な笑みが浮かぶ。

 途端、アゼルから放たれる魔力が先程までとは比にならない程に膨れ上がり、魔剣の抵抗を一瞬にして押し返した。


「その程度で俺に勝てると思ったのか? それとも、まだまだ俺を甘く見ているのか?」


「な、んで……! どうして、こんな力、見たことない……ッ!」


 再び魔剣から放たれる黒い瘴気は、しかしアゼルの膨れ上がった魔力の前では一切押し戻す事もできなかった。


「お前の力はその程度だ。それなりには力はあるが、俺の前では足元にも及ばない。笑わせてくれる。怖がられ、恐怖された? この程度の力で恐怖の対象になどなり得るものか。恐怖され、排除されるのが怖い? くだらない。実にくだらない悩みだ。俺以下の力しか持たないお前がそんな孤高を振り翳すなど、まるで滑稽だ」


「う、るさいッ! うるさいうるさいッ!」


「――だが、俺にとっては有用だ。怖がられるなど、そんな悩みは必要ない。俺がお前を使ってやる。お前がこれから恐れるべきなのは、せいぜい俺の役に立てなくなる事だ。もっとも、それだけの力があればそんな事は有り得ないけどな」


「――……な、にを言っているの?」




「たかが『歪み』風情が、調子に乗るなと言っている。

 怖れも恐怖も。

 それらは全て――魔王の称号を持つ俺だけの特権だ」




 更に圧縮されたアゼルの魔力は、呆然とする魔剣の靄を呑み込み、形勢は決した。


《――お待たせ、アゼル。って、ずいぶんと綺麗に押さえ込んだみたいだね。これなら何の問題もないと思う》


「そうか。それで、どうすればいい?」


「え……、っと、何をしているの?」


「気にするな。少し待っていろ」


 先程までは半ば発狂状態であった魔剣も、今ではすっかり落ち着きを取り戻したのか、虚空に向かって一人で話すようなアゼルに困惑しているが、アゼルは説明を後回しにして亜神の言葉を待つ。


《ボクの力をキミに貸すから、キミはあの子を取り込むんだ。そうれば、あの子は『歪み』ではなく、キミと同じく世界に許容された存在になれる》


「具体的には何をすればいいんだ?」


《簡単だよ。ちょうどキミの魔力で包まれているあの子を、キミの心臓に突き立ててればいい。あとはボクがやる》


「……それ、俺が死なないか?」


《キミは神であるボクに創られた存在だよ。確かに普通なら重傷程度は負うだろうけど、今回はボクもついているからね。心配いらないよ》


「そうか。なら――やるぞ」


《ずいぶんと思い切りがいいね?》


「言っただろう、俺とお前は一蓮托生。お前が大丈夫だと言うなら、いちいち不安になるなんて時間の無駄だ」


《……ふふふふっ! そっか、そうだねっ!》


 愉しげにいつまでも笑う亜神の声を聞きながら、アゼルはゆっくりと魔剣に近づき、柄を握りしめた。


「な、何を、するの……?」


「これからお前を俺の一部にする。お前を使う為に必要な事だ」


「……そう。分かった。抵抗はしない」


 力なくアゼルの手に収まった、真っ黒な魔剣。

 アゼルがその切っ先を自らの胸へとゆっくりと突き刺すと、魔剣は光を放って輪郭を失い始めた。


 突然の変化に戸惑いの声をあげる魔剣の少女のような声に、アゼルは小さく笑った。


 やがて、光は消え去り、アゼルは自分の胸元を擦って傷の有無を確認すると、そのまま手を翳して魔剣の力を解放してみせる。


 アゼルの魔力が徐々に収束し、やがて一人の少女を象っていく。


 赤黒いアゼルの力をそのまま体現する長い髪に、黒い瞳。

 黒いシンプルなドレスを身に纏った裸足の少女が、姿を現した。


「――これでお前はだ。よろしくな」


《ふふっ、ボクにとっては妹ができたってところかな?》


「え、え……っ?」


 突然聞こえてきた亜神の声と、自分が少女の姿をしているという不思議な状況に困惑する元魔剣の少女の姿に、亜神の笑い声はしばらくの間止むことはなかった。

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