4.10進数 - 大きな数や漢数字の色

 一気に話したら喉が渇いたわ。ダージリン美味しい。

 数字を見るだけなら好き。でも扱うのは苦手よ。数字は色がとても鮮やかだから、消耗しちゃうのよね。激しい色に疲れるって感覚も不思議がられることがあって、説明が難しいけれど。

 綺麗なフォントで書かれた好きな数字を額縁に入れたら、私にとっては絵として充分ね。色も感じる、色も同時にあるわけだから。しかも目を通らない、頭に直接訴える鮮やかな色よ。


 そうそう、大きい数ね。大きい数字は、それぞれの桁の数字を別々に感じるわ。254なら2色と5色と4色。馴染ある数字は特別の色を持っていることもあるかな。24の水色とか100のニス盛りテラテラ赤みたいな。ニス盛りで通じるかな。気になったらググってみて。

 桁の数字を別々に感じるとは言っても、派手な色に目が吸い寄せられて地味な色は見落としがちだから、いやーもうしょっちゅう読み間違うよね。


 ローマ数字はかなり色薄いかな。色が薄いってことは一番読み間違えにくいってことでもあるんだ。ほら、私の腕時計、ローマ数字の文字盤にしたの。

 デジタル時計は天敵ね。すごく読み間違う。下手したら目に入った別な色を数字の色と勘違いして読んだつもりになってることもあるんじゃないかしら。色で判断せぬよう超しっかり見つめれば読めるけど、たかが時間見るのに毎度そんな気合い入れたくない。だったら最初から色のないローマ数字の時計にしようってわけ。


 漢数字は、色を感じなくもないけど薄いかなぁ。斜め読みだと感じない。心の中で音読すると感じるわ。「一」と「1」の間には大きな隔たりがあるみたい。

 でも「1個」と「一個」は同じ真っ赤ね。「一塁」と「一語」は赤くないけれど、「一縷」と「一期一会」は赤いな。「一番」に至っては黄色いわね。うーん?

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