おまけ
よっしゃあ! 20万円、ゲットだぜ!
(初っ端からポケモンGOに便乗してみる巧妙なやり口)
(しかも遅い)
えー、このたびは私、ミヤビちゃんの『のーないごろく!』が見事コンテストにおいて賞金20万円を獲得したということで、大変嬉しく思っております。
いやー本当に有り難いですね、私のような貧乏人には大金です、はい。
え? 賞金の使い道?
そうですね、5万円ぐらいは服を買いたいですね。セシルのワンピでめっちゃ欲しいのがありまして、これは賞金振り込みがあり次第買いに行くつもりです。取り置きできるか聞いてみた方がよさそうですね。
それからiPadの購入を検討しています。何がしたいって言うか、友人たちの前で「えーっと、そういえばアレはどうなったかな」などとおもむろに取り出して見せつけたいだけですが。
もちろん残りは全てグルメに費やしますよ!
これからはもう、おやつ代わりにグラニュー糖を食べなくても良いのです!
あの『わなか』でたこ焼きを食べるときも、一緒にドリンクを頼めるのです!
近所のスーパーで和牛ステーキ肉なんてのも買っちゃいましょうかね、あっはっは!
そうだ、大阪のホテルビュッフェを制覇するってのはいい案じゃないですか?
それとも回らない寿司屋でウニエビアワビ? あ、鉄火巻きはトロにしてね。
いやー今から実に楽しみです。
もちろんそれらは、エッセイのネタとして皆様に還元したいと思っています。テレビのグルメレポよろしく、皆様に「うわあああ美味そう! 自分だけ良いもの食べやがって!」という思いを起こさせるような文章を描きたいと考えておりまして、是非とも楽しみにしててください。そうだ、何なら「あの店の食レポしてくれ」というご意見を募集しましょうか。この私が代わりに食べに行って奇譚のない感想をお伝えしますよ、HAHAHA。
お店じゃなくて商品でも、例えばレトルトとか缶詰とかお菓子とかで私の感想が知りたいものがあれば食べてチェックいたしますよ奥さん。なあに代金は結構です、こっちには軍資金がたっぷりあるんですからね。
いやホント楽しみだなあ、わぁっはっはっはっは!
……はい。
妄想はこの辺りにして。
コンテストなんか箸にも棒にもかからなかったよチクショー!
私の20万返してくれよぉ! ていうかお金はいらないから美味いもの食べさせてマジで!
最近ちっとも更新しねーなコイツ、と思っていたそこのあなた、正解。
入手してもいないお金を失ったことで落ち込むという、現代の錬金術を行っていたことによって執筆意欲が霧散していたのです。
いやまあどうせ獲れるとは思ってなかったけどね。どっちかって言うと、夏休みで遊び回ってて「誰がキーボードなんか触るものか! 俺様は自由なんだぁぁ!」状態だっただけなのですが。そりゃ遊ぶやん。仕方ないやん。許してにゃん。休み明けの実力テストが散々だったんだにゃん……。
しかし選考通過作品をざっと見たところ、ほとんど全部が、私があとがきで言ったところの「ノンフィクション」だったので少し安心しました。
要するに今回求められていたのはそっち系統だったわけで、特殊な立場にあるわけではない単なる「エッセイ」は必要とされていなかったのでしょう。
つまりテーマ的に敗北したわけですな。大人の事情ってやつか、こりゃ仕方がないぜ!
……と結論づけて自分を納得させてみる今日この頃。
いいよ別に! お小遣い貯めて特売の鶏ムネ肉でも買うから! ムネ肉安いんだもんね! ああっでもやっぱりジューシーな旨味たっぷりなモモ肉が食べたい……。
やれやれだぜ、この庶民感。どうせこちとら産まれたときから庶民なのさ。へへんだ。
けどまあね、エッセイ書くのって結構面白いな、とわかっただけでも良かったと思います。
気が向いたらエッセイストと化してみようかしら。
途中でネタがなくなって後悔する様子が今から思い浮かぶようですが。
さて。
ここ最近で最も盛り上がった話題といえばリオオリンピックであろう。
老若男女、誰もが存分に五輪を味わい尽くしたと思うので、普段スポーツに興味ゼロの私ごときが今さらメダルやら感動やらをどうこう言うつもりはない。
私が皆さんにお伝えしたいのはそういう話ではなく、各国のイケメンアスリートが見られてとてもよかったよね、ということだ。
イタリアとかフランス代表を見ていると「YOUは何しにブラジルへ? 俳優? モデル活動ですかね?」と言いたくなるようなメンズがちょこちょこいた。特に競泳はかなりその傾向があった気がする。
日本がメダルラッシュだったのもよかったが、私は水もしたたる良いヨーロピアンをたっぷりと見ることが出来たのでとてもよかった。
いやホント、天は何物を与えたら気が済むのだと言いたい。
欧州のオリンピック委員会は代表選考にルックス審査を導入してるんじゃあるまいな。
「よし。では次に陸上部門だが、マラソンで問題があるそうだな」
「はい、実は代表最後の一人を、リチャードとアンダルソンのどちらにするか迷っておりまして。実績はほぼ互角なのですが」
「ならば仕方ない。いつも通り、顔で選べばよかろう。テレビ映えするのはどっちかね」
「問題はそこでして。リチャードは俳優をも凌ぐ端整な顔立ちなのですが」
「良いじゃないか」
「しかしアンダルソンの方は荒々しいワイルドフェイスで、また別の魅力があります」
「何てことだ。二人が同時に映れば、我が国が幅広い美男を擁していると世界に証明できるのに」
「どうしたものでしょうか」
「うーむ……ちなみにすでに代表内定している者たちはどうなのかね、ルックスは」
「実は一人、シュタイナーの顔がタコそっくりだと、もっぱらの話題でして」
「それはいかんな。こうなったら彼には代表を降りてもらうしかないか」
「本人には何と伝えましょうか」
「次回のオリンピックでは優先出場枠とし、その開催に間に合うよう整形をする。その費用をこちらが出すことにしよう」
「致し方ありませんね」
致し方ないのかよ! と突っ込みたいところだが、イケメン率が上がるのであれば個人的には全然オッケーである。スポーツマンシップ? 知らんね。
しかしホントに色んな国の選手たちを観察することができた良い機会であった。
個人的にお気に入りなのは、カナダのパスカル・ルシエ選手である。ボート競技の選手であるらしいのだが日本のサイトに全く情報がなく、英語のため何書いてるのかよくわからない彼のツイッターなどを閲覧したりして一人悦に入っていた。
日本のテレビ番組はぜひ彼を来日させて密着取材でもしていただきたいところだ。なんせお気に入りとはいえ顔で選んだだけなので、人間性はさっぱり不明なのである。でもきっと内面もステキなメンズに違いないわ、うふふ。
もう一点オリンピックに関連して気になったのは、ブラジルグルメである。
といっても私が知っているのはシュラスコと、あとは豆の煮込み(黒豆みたいなヤツね)ぐらいなのだが、あのシュラスコってのはどうしてああも美味そうに見えるのだろう。
肉! 肉! 肉!
と言わんばかりのビジュアル。
繊細さ? 知るか!
と聞こえてきそうな豪快調理。
だいたい何だよ、塊の肉をテーブルの上で切るって。駄目でしょ。あんなん卑怯やん。絶対うまいヤツやん。
女子力とは縁もゆかりもない感が半端じゃないが、へん、知ったことか! そんなもん気にする連中は「きゃー、ふわふわパンケーキだー美味しいー」とか言ってやがれ! 私だってパンケーキは食うけどな!
そんなわけでシュラスコ食べたいのであるが、近所にブラジル料理のお店がないし、そもそもお金もあまりないし……20万……ぶつぶつ……。
まあ専門店でなくとも、どこかで食べられそうな気がするのでいずれ実食したい。
ところで目の前にパンケーキと肉を置かれ、どちらかしか食べられないとしたら、私は迷わず肉を選ぶ。
いやもちろん状況にもよるし、スイーツ大好きミヤビちゃんではあるのだが、だいたいデザート系の食べ物というのは食にゆとりのある人間が好むものであり、まずは肉が満たされてこそのスイーツなのである。
お知り合いの女子にやたらとスイーツ好きを連呼する人間がいるのなら、彼女は金持ちor女子力オタクor見えないところで豚の角煮を
そんなわけで、『のーないごろく!』はこれにて本当に終了です。
今後は滞っている(済みません……)小説の更新と、やっぱりエッセイ書くの面白いので、余裕を見つけて新シリーズを書きたいと思います。次回のコンテストこそ金を得てやる!
相変わらずこんな文章をお読みいただいてありがとうございました。またお会いしましょう~。
のーないごろく! カトーミヤビ @kato-miyabi
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