ゲームの始まり

RPGの世界に召喚された光野 瞬は、まずこの状況を整理しようと必死だった。


「ええと?この世界はRPGの世界?で?

    起きたらこの世界に居て?

   何でここに来たのか分からなくて?」

と、整理どころか更に混乱していた瞬の耳に、ふと謎の声が聞こえた。


「ここの世界の名はベイルート。

 RPGの世界だ。

 お前はあの世界で生きにくそうにしていた。

 だからここに呼んだ。

 他にも理由があるが...それはまだ話さないことにしよう。

 まずは、ぞんぶんにこの世界を楽しめ。」


そう言うと謎の声は消えていった。

瞬はもう何も分からなくなり、心を落ち着けようと必死だった。

・・・・・・・・・・・・・・・


2日後。瞬はやっと心を落ち着けた。

というよりは、もうどうにでもなれという気持ちだった。


「つまりはこの世界を存分に楽しめ。と。

  おもしれえ。存分に暴れてやる。」


瞬の顔に笑みがうかんだ。いつもゲームをやるときと同じ顔だ。

そして、まず、お金を持っているか確認した。

すると、もともと持っていた袋の中に大きめの財布があり、その中に1000Gが入っていた。


「おっさん。ありがとうな。

  代金は?」

「30Gだよ。」

そう言われると瞬は財布から1000G札を取り出した。

「これで。」

「じゃあ、970Gのお返しね。

  まいど!」


瞬は、代金を払い、店の扉の前に行った。

そして、扉を開けながらこう呟いた。


「さあ、ゲームの始まりだ!!!!!」

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ロールプレイングライフ:RPL 氏神様 @____-

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