第2話 代理戦争
つぶらな瞳を持ち、
この星では、いまだに主義・主張の違い、宗教上の違いから、人類誕生から今日まで絶えることのない争い、戦争という愚かしいことを続けていたのだ。いくら科学が発達しようと、いな科学が際限なく発達したからこそ、人間は血を流すことなく闘争にふけっている。
もし、太古の戦争のように人びとが多くの血を流し死を目の当たりにしたなら、感情を持つ動物、人間たちがいつまでも闘争をつづけるはずはない。人としての善の心というか、良心という回路が働いて我に返り抑制的に振る舞っているはずだった。
しかし、彼らが生み出した機械、ロボットに代理戦争をさせるようになってからは血が一滴も流れないために、抑制は消滅し狂気の戦いが果てしなく続くようになっていたのである。
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