見えない世界

 僕らがこうしている今も、そこかしこで

 雑音が飛び交っている

 目に見えないいくつもの情報が

 身体を突き抜けていくよ


 もしこれが見えたらなら大変な事になるだろう

 記号の渦に巻き込まれて

 発狂してしまうかも知れない


 宇宙に出たら宇宙線と言う名の

 おびただしい力が充満してる

 まだ見つかっていない目に見えないものも

 沢山あるのだろう


 妖精や天使や悪魔や神様の囁きも

 この風の中に溶け込んでいるのかな?


 山の中で静かに風の声を聞いていると

 何だか何か聞こえて来る気がして…


 人はいつか辿り着けるのだろうか?

 かつての聖人達が到達したレベルまで


 風に溶けて流れていく幾つもの想い

 今宵もまた知らない所でドラマが繰り返されていく

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