第5話 生徒会長は演じたい
傘の隙間から灰色の空が広がっている。今日は珍しく雨だった。まだ五月だからと甘く見ていたけど、五月下旬ともなればもう梅雨入りしていてもおかしくない。小麦おじさんのところの仕事があるからあんまり雨は降らないで欲しいんだけどなぁ。昔の人は雨乞いやら神頼みだとかで天候をどうにかしようとしていたみたいだけど、そうしたくなる気持ちに痛いほど共感してしまった。
特に喋ることなく通学路を歩いていると、隣を歩く兎莉が緑色の水玉の傘をクイッと上げて微笑みかけた。
「颯太くん、昨日はありがとう。私までお漬物もらっちゃって」
「ああ、良いんだよ。兎莉はご近所さんだし。それに僕の家で全部消費しきれなそうだったしさ」
「今日も何か貰えるかな?」
「どうだろう? でもあんまりお土産貰いすぎても申し訳ないからなぁ」
確かにお土産を貰えるのは有り難い。小麦おじさんからしたら大したことないことなのかも知れないけど、何とも申し訳なさは残る。申し訳なさの連鎖が白結のような田舎を田舎足らしめているのかもしれない。
たわいもない会話をしながら、僕らはザクザクと砂利道を進む。通学路は舗装されていなく、砂利道であるため地面はぬかるみ水たまりも多かった。兎莉が俯き加減に言う。
「颯太くん……雨は好き?」
「どうしたのいきなり。好きか嫌いかと言われたら……嫌いかな。濡れるし、こうやって二人で話すにも雨の音が邪魔するし。兎莉はどうなの?」
「……うん。私も嫌いかな。昔は好きだったんだけど……」
いつものことながら声に覇気がない。だけど、今のは自信がないとかの理由で覇気がなかったわけではなかった気がする。なんの根拠もない。幼馴染の勘だ。僕は傘から顔を出して首を傾げる。
「何か、雨にトラウマでもあるの?」
「…………。ううん! 大したことじゃないんだけどね。ええっと……その……私も子供のころに比べたら……」
「比べたら?」
「子供のころに比べたら、その……体重、とかも増えてるわけで、濡れた地面で転んだら大怪我しちゃうなって……別に私の体重が重いとかじゃないよ! 昔に比べたらってだけだからね!」
兎莉は焦った口調でそう言って、傘で顔を隠してしまう。兎莉は感情表現が豊かな方ではないから、恥ずかしくなるとすぐそっぽを向いてしまう。どんな顔をしているのか分からないが恐らく赤面しているだろう。
女の子に体重の話させちゃって何か罪悪感を覚えるが、よくよく考えたら僕は兎莉の体重を知っているし、どちらで罪悪感を覚えれば良いのか自分でもよく分からなくなってしまった。世のお母さんと言うのは末恐ろしいもので、最近流行りのSNSなどよりも高速な情報網を持っている。そしてそのセキュリティ面はガバガバだ。プライバシーなんてあったもんじゃない。兎莉の体重はお母さん伝いに僕の耳にまで届いていた。
完全に自爆だけど、要らぬ心配をしている兎莉に僕は一応フォローを入れる。
「転ぶって……兎莉は心配性だね。普通に歩いてたら転んだりしないから大丈夫だって」
「その通りじゃ、お兄様! ほれっ!」
聞き覚えのある幼い声。雨音の中でもきちんとその声は耳に届いた。そして、その声とともに僕の胸へと何かが投げつけられた。
「その声はヒメ……って、うわああああ!?」
投げつけられたものが何かは良く分からないが、僕の心臓は跳ね上がる。驚いた拍子に、僕はバランスを崩し尻餅をついてしまった。
合羽を着たヒメはニシシと悪戯っぽい笑みを浮かべていた。合羽は透明なもので中の服が透けて見える。彼女はいつものように和服を着ていた。こんな湿度だ。蒸し暑そうだ。
「普通に歩いてたら転ばないのでは無かったのかえ? お兄様?」
「普通じゃないことが起きたらこうなるって! それで、ヒメ。さっき投げたのはなに?」
「ああ、カエルじゃよ?」
「カエル!?」
「そうじゃよ。童はカエルがとっても好きでな。雨が降ったからカエルを捕まえていたのじゃ」
ヒメは胸を張りながら自慢気にそう答えた。
成る程、さっき感じたひんやりヌメッとした感触はカエルだったのか。全く、子供のすることは予想できない。投げられたものの正体が分かると僕の心はなんとなく落ち着いた。
落ち着いたと同時に若干の怒りが込み上げてきた。いやいや、相手は子供だ。それに、こんなことで怒っていたらヒメの相手なんてできやしない。……というのはわかっているけど、少しは悪態くらいつかせてもらってもいいだろう。
「ところで、お兄様。いや、お兄様方は何をしているのじゃ?」
「学校に行くところだよ。というわけで、ヒメに構っている暇はないんだ。ヒメも早く御家に帰りなさい」
「う……少し怒っているな? 悪かったのじゃ。これからカエルを投げるときは先に言ってからするのじゃ」
「そもそも投げるんじゃあない」
「それはできん相談じゃの! わはは! ……それで、隣のお姉様はさっきから妾を見つめてどうしたんじゃ?」
ヒメが唐突に不敵な笑みを浮かべつつ兎莉に話を振る。見ると、兎莉はジト目で疑い深くヒメを見つめていた。
「…………。颯太くんってもしかして、こういう小さい女の子が好みなのかなって」
「断じて違う」
「嘘。颯太くんがこんな小さな子と知り合うなんて……何かいかがわしい理由があると思うの」
「お兄様! まさか妾の体を狙って!? これは大問題じゃな。わはは!」
ヒメは戯けてみせるが、兎莉は彼女に疑いの目を向け続けた。口では僕を疑うようなことを言っていたけど、実際のところヒメのことをすごく警戒しているみたいだ。兎莉は信じられないくらい人見知りだからいつものことだけど、こんな小さい子まで苦手だなんて……僕は兎莉の将来が心配だよ。
「妾はお兄様のことが大好きだから、いつ告白してくれてもオッケーじゃぞ?」
「告白なんてしない」
「そんな〜! 妾のことが嫌いなのか……?」
ヒメが急に潤んだ瞳を向けてくる。まだまだ幼いお姫様だが、少し色っぽさを感じた。たとえ相手が子供だと言っても、こういう反応は慣れないし、困ってしまう。
「別に……嫌いという訳じゃ……」
「じゃあ他に好きな人がいるのかえ? 例えば……隣のお姉様だったり」
「えっ!? ヒメちゃん突然何言うの!?」
ヒメが小悪魔のような笑みを浮かべる。お姉さまと呼ばれた兎莉は顔を赤くして慌てふためいていた。予想通りの反応で僕は心中でクスッと笑ってしまったのだけど、これってまずい流れなんじゃ……
ヒメは僕らの気持ちなんてお構いなしに畳み掛ける。
「それとも、黒髪の温泉娘かえ? 紅葉色の髪の娘かえ?」
「ヒメ、澄たちのことも知っているの!? ちょ、ちょっと話を戻そう! カエルは蛇に丸呑みにされるイメージがあるけど、カエルも昆虫を丸呑みにするから、これは見事にマトリョーシカになっていてね……」
「もしかして、本当に妾のことが好きだったり……これはいけないのう? 反省せねば」
僕はどうでもいい話を振って話を逸らそうとしたが、彼女に届かない。というか、ヒメは僕のことを見てすらいなかった。おいおい……兎莉と話していたつもりだったのかい。ヒメはぴょこんと後ろを向いて歩き出す。
「何にせよ、お兄様。妾はお主の恋路を応援しておるぞ。さてさて、楽しみじゃの~」
そしてフラリフラリと木の葉のようにヒメは森の奥へと消えていってしまった。ヒメのやつ……最後に変なこと言いやがって……あんなことを言われた後に意識するなという方が無理な話で、残された僕と兎莉は気まずい雰囲気の中、学校に向かうのだった。
*
「今日もありがとうね。本当に助かるよ!」
「いえ、こちらこそお世話になりました。それでは失礼します」
「ありがとうございました!」
二人で頭を下げると、小麦おじさんは家へと戻っていった。畑中さんの家での仕事はまだ二日目だけど、そんな複雑なことをしていないしもう慣れてきたな。それは澄も同じで、僕らは連携をとりながらサクサクと仕事を終わらせた。
「それでは颯太さん、帰りましょうか。あさま荘に寄っていきますか?」
「あっ、ごめん。今日この後予定があってさ」
「予定ですか?」
「うん、綾菜先輩の練習に付き合うことになってるんだ。文化祭の出し物の練習」
「おや、颯太さんは温泉部と辻先輩どちらが大切なのですか?」
「うっ……それは……」
「冗談です。辻先輩も立派な温泉部ですから、手伝うのは当然でしょう。お猿さんの監視は私に任せて颯太さんは練習頑張ってください」
「昌平、真面目にやってなさそうだからね……よろしく頼むよ」
兎莉と二人きりになって練習をサボってしまう昌平は容易に想像できる。澄のお婆ちゃんがいるけど常にいるわけではないし、目を盗んで絶対にサボってる。澄がいてくれれば安心だろう。
澄と別れてしばらく歩き、学校に到着する。時刻は六時丁度。夏が近づいているといってもまだ日がそこまで長くないため、六時になればそこそこに暗い。白結第一にはナイター設備がないので活動できなくなった運動部の生徒たちが学校から出ていく中、僕はその流れに逆らって学校の時計台へ歩いた。綾菜先輩が待つ時計塔まで距離はない。すぐに目的地には到着し、彼女はすでにそこに居た。
グランドと舗装路の境目に腰かける彼女は最初月を見ていたが、僕の足音に気付くとひょいと飛び起きてこっちを見据える。紅葉色のショートカットが、蛍光灯に照らされ輝いていた。
「早いね、颯たん。用事は済んだの?」
「はい。仕事にも慣れたんで昨日よりは早く終わりましたよ」
「そうか、それは良かった! それじゃ、早速だけど練習手伝ってもらいますか!」
先輩は明るくそう告げると昨日と同じように台本を渡してくる。パラパラとめくってみると昨日より書き込みが増えていた。自分の台詞以外まで演技の指導が入っている。きっとクラスの練習でクラスメイトの演技指導までしてるんだろう。他の生徒が先輩についていけてるのか少し心配だけど、先輩のことだから指導も完璧にこなしてしまうんだろうな。
綾菜先輩は大きく息を吸い込んで、止める。ゆっくりと息を吐き出すと、彼女のオーラが途端に変わる。空気が張り詰める。彼女の鋭くも凛々しい瞳が、時計塔の下をステージへと変化させた。
ステージには明かりが一つ。辺りは暗いはずなのに、全くそう感じなかった。きっとそれは先輩が輝いているから。
先輩の演じる役は、王国軍を率いる戦乙女。戦乙女は軍隊の下級兵士に恋をしてしまい、しかし身分の違いからその恋には障害が多く、両親を説得し、許嫁を跳ね除け最後には結ばれるというのが劇の話の流れになっている。
僕はわずかに差し込む時計塔の光を頼りに台本を読んだ。
『心はあなたを求めているのに、その思いに私は気付いているのに! どうして! ああ、どうして! 一歩踏み出すことが出来ないのだろうか!』
あの日聞いたセリフを先輩が復唱する。
『私は一軍を率いる戦乙女。欲しいものは全て手に入れてきた。だが、本当に欲しいものは未だ手に入らない。勇気が欲しい。ただ一言、思いを告げる勇気が!』
『勇気が欲しいのですか?』
『そうだ、勇気が欲しい……!? お、お前何時からそこに!?』
『最初からです』
『……っ! コ、コホン! ところで、お前はどうしてここに来たのだ? 何か連絡を伝えに来たのか?』
『いえ、違います』
『なら、何故だ? 主の様子がおかしかったから心配して来てくれたのか?』
『いいえ。私は決して貴方が困ったり、何か悲哀に満ちた様子だったからここに来たのではありません。貴方の姿が見え、貴方の声が聞こえ、貴方の匂いがした。私がここにいるのはただそれだけが理由なのです』
『……っ! ああ、このようなことは主である私からするべきだというのに。戦乙女として軍を率いろうとも! どんなに高貴で気高く振る舞おうとも! 私は……未だ乙女なのだろう。其方の言葉を聞いて、頬はだらしなくにやけ、ルージュを纏った様に火照ってしまっている。喜びを隠せない。兵士よ。今一度、其方の口で告げてはくれないか?』
『……お望みとあらば。戦乙女よ、私はあなたを愛している』
僕の台詞を最後に物語は終わりを迎えた。台詞を読んでいるだけなのだが、面と向かってこのような台詞を言うとなんだか先輩に告白しているようで恥ずかしかった。
演技を終えた先輩は鞄に入っていたタオルで額を拭う。その後水筒を取り出しグイグイと飲むと、プハァっと「体にしみるねぇ」などとまるで会社帰りのお父さんがするようにそうした。水筒には一体何が入ってるんだ。まさか麦のジュースだなんて言わないだろうな。
ワイシャツの裾で汗を拭っていると、先輩は不思議そうにこっちを見てくる。
「あれ? 颯たん、タオル忘れたの?」
「あ、そういえば忘れちゃいましたね。思ったより汗かいたし、明日は持ってこないとですね」
「それじゃあ、今日は……ほれ、貸したげる~」
先輩は持っていたタオルは下投げで渡してくる。突然のことなので僕はあたふたとしながらもそれを受け取った。危ない危ない、地面に落とすところだった。
「ナイスキャッチ! ほらほら、遠慮せずに! 私、颯たんだったら別にタオル使っても気にしないから!」
「気にしないからって……僕の方が気にしますよ……」
「あはは、颯たん面白い! その反応、乙女か! 君は乙女か!」
あははと先輩は満面の笑みで笑い飛ばす。僕の気持ちなど知る由もなく、先輩は腹を抱えていた。全く、こういうことを気にしないのは思春期の女の子として良くないと思う。特に僕の心臓に良くない。だが、先輩が気にしないなら……僕が気にしなければ済む話だろう。せっかく気にせず渡してくれたのに、それを変に意識するのはそれはそれで失礼だというものだ。
僕は意を決してタオルを顔に押し当てた。ゴシゴシと顔を拭う。なんとも言えない甘酸っぱい匂いが鼻を撫でる。それが洗濯後の洗剤の残り香なのか、それとも先輩が顔を拭いた後のための匂いなのか僕には分からない。分かったら意識しちゃうから思考をぐっとこらえた。
ゴシゴシゴシ……僕が顔を拭いていると先輩はじっと僕の方を見つめていた。
「…………」
「何ですか、先輩? ……じろじろ見て」
「いや……そんな、念入りに拭かれるちょっと……って、乙女か! 私、乙女か! 顔あっついな~!」
先輩の顔が急に赤く茹で上がり、ものすごい速さでクルリと後ろを向いてしまった。頬に手を当てる後ろ姿がなんとも可愛い。涼しい顔をして僕にタオルを貸した先輩も意外と意識していたのかもしれない。
結局、二人とも辱めを受けるという誰も得しない展開になってしまった。しばらくして顔の火照りが覚めたのか、先輩はまたいつもの様子でこちらを向いた。
「ごめん、ごめん! 想像以上に恥ずかしかったわ~! 私としたことが、まだまだだね!」
「まだまだって何ですか。嫌じゃないって言ってましたけど、やっぱり抵抗ありますよね?」
「ええっと、嫌じゃないというのは、別にそういう抵抗があるとかじゃなくってだね……」
「だったら、どういう意味で……」
僕が再び聞いてみると、うっ……と困った様子の先輩。むしゃくしゃしたのか、頭を掻きむしりながら頭を抱えた。
「うわあああああああ! 私は戦場に立つ戦乙女! そして颯たんは私の部下の一般兵士だ! 上司に歯向かうなど何事だ!」
「先輩!? お芝居のキャラ崩壊してますよ!?」
綾菜先輩は奇抜な立ちポーズで僕を指差して言った。お芝居の中の先輩の演じる役はそんなに暴虐無人じゃない。自分の立場は分かってはいるが心は乙女の可愛い子なのだ。
先輩は僕からタオルを奪い取ると唇を尖らせて不満気な顔をした。
「キャラ崩壊? ブーブー、そんなの知らないよ~! 戦乙女は戦乙女でもあり、この私、辻綾菜でもあるのだよ! 私の好きにやらしてもらうっ!!」
「そんな無茶苦茶な」
「大体、私はお芝居の役の戦乙女に全然共感できないんだよね! 身分が何だ! 好きなら思いは伝えるべきだ! 私だったら兵士に告白をされる前にこういうね!」
綾菜先輩が自分の運動神経を見せつけるかのように綺麗な後方宙返りを決めて僕から距離をとりスポットライトの真下に向かった。空に浮かぶ月を眺めて、先輩から出る独特の感じ、空間の質が変わった。
『おお、ちょうどいいときに来たな。今宵は月が綺麗だ。この月ならば我が告白も成就するであろう。兵士よ。私は君を愛している』
演技中の凛々しい雰囲気を纏いながら言い放つ。確かに先輩にはこっちの台詞の方が似合っているように感じた。あんまりなよなよとしている先輩は違和感がある。
僕がそんなことを考えていると……
「颯たん、どうだった? こっちの方が良いでしょ!?」
「……確かに、先輩にはこっちの方が似合っているかもしれませんね」
「でしょでしょ! シナリオ担当に掛け合ってみようかな……でもこれじゃあ私がヒロインっぽくなかったりするかな?」
「いやいやいや……流石にシナリオ変えるのは担当者に悪いですし、このままにしておきましょうよ。それに、他の生徒も新しいシナリオの練習をしないといけませんし」
あんな台詞を入れたら、絶対にストーリー崩れてしまう。僕は顔も見たことのないシナリオ担当の困る顔をなんとなく想像しながら、先輩の暴挙を止めた。先輩は困った顔でブーブーと文句を言ったが、最終的には仕方ないと諦めてくれた。
いろいろ問題児なところがある先輩だけど本当に問題を起こして誰かに嫌な思いをさせることはこれまでなかった様に思う。先輩は破天荒な性格をしているけど、そこら辺の分別はついている。
「そう? まあいいや。颯たん! 休憩は終わりだよ! 練習の続きしよ~!」
先輩は少ししょんぼりしたそぶりを見せたが、それは本当に一瞬ですぐにいつもの太陽のような笑顔を僕に向けてそう言った。
先輩は今日も輝いている。
僕は軽く会釈すると、練習に戻った。
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