第49話 株で損する人
儲けられる人とは反対の、株をやらない方がいい、損する人も存在する。
そんな人でもこの本に書いてある通りのやり方をして、あとは放置しておいてくれればいいのだが、それができないのでやらない方がいいと言うしかなくなってしまう。
株を始めた人との会話の中で、この人は投資に向かないと思った性格がある。
それは『ちょっとでも値段が下がると焦ってしまいストレスに感じてしまう人』である。
そういう人は損しないようにばかりが先行してしまい、すぐ「損切りをしなくちゃ」と焦って売ってしまう。
それを繰り返した結果、株は損するものだという認識しかできなくなって止めてしまうのだ。
仕方がないことではあるが、勘違いしたまま株の世界を止めてしまうのは少し寂しい。
そんな人にならないために、株の購入にあたっての大原則があるので覚えておいてほしい。
それは『買った株はほぼ全部値下がる』ということだ。
これが中学校だとしたら、テストに絶対出るからと赤線を引っ張るくらい忘れてはいけないことである。
最安値を偶然指定できて、買ったとたん値上がりに転じるということは100%ないと思っていい。
購入して一週間は値下がり状態が続くが、そこから上昇に転じていけば成功といえるのだ。
その一週間が不安でいっぱいになってしまう。
ストレスを感じてまでやるものではないのだが、もったいない性格と思ってしまう。
他にもせっかく株をやり始めたのに止めてしまう人が身近にも何人かいた。
そういう人の多くは儲けるためにやりだしていた。そして上手く儲からなかったから自分には株の才能がないと止めてしまう。
高い儲けを意識しすぎると安易な行動に走りやすい。
普通に考えれば投資をするのだから配当という形で利益が還元され、儲かるようにできているのだ。
あまり氾濫している情報に惑わされると、株に限らず何をやってもきっと上手くいかなくなるだろう。
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