第28話 条件をふまえての購入

株を買う3つの条件をふまえたところで、実際どこを選んだか紹介する。


本当は四季報という企業の情報が載っている分厚い本を読みこんで探すのがいいのだろう。

しかし勉強するのは大変だし、私が勉強したところで本当に頭の良い人も参加している株の世界で太刀打ちできるとも思えなかった。

ということで勉強は後回しで気になる企業を探してみることにした。


私の場合は証券会社のホームページで『株主優待検索』というものを使っている。

そこのページに行くと株主優待の制度がある企業が一覧で出てくるのだ。そこで欲しい商品を探してピックアップする。


次に『チャート』という値段の推移を示した折れ線グラフを見る。だいたい2~3年分のチャートを見て値段が適正かを判断する。

数年の間で値段が低いようだったらお得だし、値上がっている真っ最中で一番の高値だったりしたら割高だと思う。

そして安かったら買うという簡単な理屈だ。

ただ安い場合はそれなりの理由がある。経営状況が悪化していているのが理由のほとんどだ。その為買う前にもう一つ確認をする。

その会社の財務状況の確認だ。

これもパソコン内に『財務状況』という項目があるので、そこをクリックするだけで一覧が表示される。

そこで純利益を見て、ちゃんと黒字になっていることを確認する。純利益がマイナスだったら買うのは危険すぎる。


そうして選んだのが、サッポロビール、コカコーラ、全日空である。

あと株主優待はないがお買い得と思われる企業として、みずほ銀行、ニッスイ、セブン銀行、コスモ石油を購入した。

いずれも3つの条件を満たしていた。


株主優待がない企業は値上がった時に後ろ髪を引かれずに売れるので、そういうところも買っておいた方が株を楽しめたりする。

イオンなどの株主優待が優れているところだと、ジュースを無料で飲めたりするラウンジが利用できなくなるので、値上がっても売るわけにいかなくなってしまうから。

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