第18話 株価の決まり方

そもそも株価ってどうやって決まるのか、まったくやったことがない人は疑問に思うだろう。


本来は会社の資本金とか発行した株数によって決まるらしいが、実際はすぐ値動きするので、そこの解説はもっと難しい本を書いている方にお任せする。

というよりも、そこらへんはまったく理解していないお気楽投資家な私である。


株をやっている人の多くは難しいことを知っている。色々勉強して知識も豊富だ。

そんなちゃんとやっている人と話すと、私の頭からはすぐ煙が出てしまう。

難しいことを知らなくても、安ければ買って、そこから値上がったら売ればいい。そして安くなるまでは買わなければいいだけなのである。

お気楽なままでも十分株が買えることを実践している。


株価は世界中の人々の価値観で決まる金額である。

会社が持っている財産や稼ぐ金額を見て、みんなの価値観で「だいたいいくらくらいだな」という適当さで決まっていく。

適当な価値観だからこそ「500円の価値しかないな」とか「800円でも欲しい」みたいに値段が変わっていくのである。

株を買いたい人と売りたい人の心理戦だ。


今の株価が600円だとする。

700円になったら売りたいという人と、いくらでもいいから買いたいという人がいたら、株価は700円に上がるという仕組みだ。

これを世界規模の何億人という人数でやっているから、細かく値動きをすることになるのだ。


だから600円で売りたいという人と、600円で買いたいという人がいた場合は、株価は600円のまま動かないということになる。


もしある会社が倒産するかもしれないという情報が出た時などは、価値がまったくなくなる前に少しでも売っておきたいとみんなが思うことだろう。

「そんな倒産しそうな会社なんて怖くて買いたくないけど、100円だったらもし倒産が回避できたときの為に買ってもいいかな」みたいに考える人もいるから、600円の株価だったものが、100円だったら買うという人と、いくらでもいいから売りたいという人で、株価は100円に大暴落するということになってしまうのだ。

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