十話 漫画家を本気で尊敬する派(秋葉原防衛戦 後編)
前回の、ま戦機!
「勝って勝って勝って勝ちまくったけれど、本当に強い敵は最後に来た。
ジュンさえ脅えるミツバゴ大尉が、とうとう秋葉原に上陸してしまった。
総理、ご決断を!(違)」
不機嫌さが機体にまで出ている。
ジュンは長い戦歴から、ラジオ会館前に仁王立ちするデカルト・サイガの操縦者が発する感情を汲んでしまう。
タオラが必死に話しかけてミツバゴに私闘を止めさせようとするが、そっぽを向いた。
『降りて来い、ジュン。私も、市街地を無駄に打っ壊す趣味はない』
かつてサンドイッチの注文を一時間取りに来なかった茶店に腹を立てて、メジャーな惑星の人口一千万都市ごと破壊した凶状持ちであるミツバゴに言われても、ジュンは一切安心できない。
とはいえ、打開策は【怒らせない】しかない。
カンダホル艦隊が宇宙中の顰蹙を買って非公認になり、漫画家を拉致する違法収納カプセルも破壊した。
当初の作戦は成功したのだが、最後の最後で非常にデリケートなラスボスが出現してしまうま。
ガーベラ・シグマが、再びラジオ会館前に降下する。
先刻と違い、今度はジュンと菫の方が、ラジオ会館が壊されないように気を遣わねばならない立場だ。
無抵抗の証にコックピットの扉を開けて、ジュンは生身を晒す。
「オレ一人を殴り殺せば、引き上げてくれる?」
『誰がお前を殺すと言った?』
ミツバゴは、不機嫌に用件を伝える。
『神無月菫博士の顔を見せろ。たった半月でカンダホル艦隊を解散に追いやった、トンデモねえ奴の顔が見たい』
言われて菫は、白衣を正してジュンの横に立つ。
「初めまして、ミツバゴ大尉。神無月菫です」
キリッと真顔で、菫は自己紹介を果たす。
視線は、デカルト・サイガを真っ向から睨み返している。
決まっている絵面なので、ジュンは菫がシマパンに少しチビッた音と匂いに関して、わざわざ言及しなかった。作者と違い、ジュンは紳士である。
菫が生身を晒しても、ミツバゴはコックピットを開けて返礼する真似はしなかった。
ナイト・テスラが影に潜んで隙を狙っているし、足止めを喰らっていたアテルイ・シグマは九機を撃破してから行方を晦ませている。
姿を見せない手練れ二機に対しても、ミツバゴ大尉に抜かりはない。
『機体越しで失礼するよ、博士。線は細いのに、気の強そうなイイ面構えだ。勝ち戦を讃えるとしよう。おめでとう』
ミツバゴが真っ当な挨拶を始めたので、ジュンとタオラが顔を見合わせる。
旧知にとっても未知の反応を、ミツバゴが示している。
『初めはね、ひたすらに腹が立ったよ。こんな街に義理立てして、アサルトライフルを使わずに食われていく馬鹿な同僚たちに』
ミツバゴがイライラしただけで、秋葉原は震度三の揺れを観測した。
『銃火器を使えば勝てたのに、全滅してもこの街を傷つけないように戦いやがった。ここまで心意気を見せられちまうと、私も一応の敬意を払ってやらねばなるまいて。それが、私がまだデカルト・サイガを省エネ・隠密モードにしたままの理由だ』
ミツバゴの話を拝聴している関係者一同は、ホッと胸を撫で下ろしかけた。
『しかし、お前らを打ち殺したいのも確かでなあ』
ミツバゴの話を拝聴している関係者一同は、泣きそうな顔で成り行きを見守る。
『妥協案を考えた。このラジオ会館を、標的にする。ジュンとタオラの対戦を見るに、この街で一番価値のある物件は、これだ。
この物件をネタに、勝負をしよう』
ミツバゴは、大真面目に、その話を切り出した。
『お前ら、私を地球の漫画で満足させてみろ。私は今まで、地球を特別視したくなるような作品には出会っていない。私を虜にする地球の漫画を提示しろ。それが可能であれば、このラジオ会館を破壊せずに、私は地球から去る』
菫は、周囲を見渡して、ミツバゴの言う『お前ら』該当者を数える。
「わたしとジュンと、サラサと猿と…」
「タオラだぎゃあ」
『四人で十分だろ』
ミツバゴは、強者の強みで裁断を下す。
『はーい!』
ガーベラ・シグマが、挙手する。
『ガーベラも、漫画を愛する者として、参加します』
『まあ、いいか。許す』
四人プラス一機は、頭を突き合わせて会議に入る。
「サイガノ星人の性癖からして、恋愛ものは除外。スポ根もダメだ。サイガノ人よりスパルタな文化は存在しない」
ジュンの分析に、一同が呻く。
竜宮丸からもアドバイスがガンガン入るが、問題は『今まで全く秋葉原を認めてこなかった異星人』が相手なので、揉めに揉める。
神谷「『スラムダンク』だ! スポ根レベル・マキシマムだから、大丈夫!」
相沢「話の前提を折る人だ…自分は、『機動警察パトレイバー』を。地球の風俗を知ってもらうには、最適でしょ」
時雨「『キャンディ・ポップ・ナイトメア』あのグダグダは、宇宙人にも分かると思うな」
不破「『ヴェルバーサーガ』を。あの価値が分からないなら、戦争上等だ」
クラリス「長谷川哲也版『ナポレオン』どうでしょう? あの顔から察するに、不敗のダヴーに惚れますよ」
美夕貴「『ヨコハマ買い出し紀行』ふんわりした作品の方が、心を掴むわよ、きっと」
ファーラン「『ベルセルク』推し」
Q索「『刃牙』これで落ちる」
ナイト・テスラ「意表を突こう。『ぶっせん』だ」
匿名の地球皇帝「『プリニウス』少しは文化の有用性を知るがいい、サイ怪人め」
匿名の皇帝機「怪人ではなく、異星人です。自分は、『ファイブスター物語』を推します」
匿名の蟹邪神「『魔法先生ネギま!』これには、漫画の全てが詰まっている」
SNSでは、地球の内外で『堅物の異星人に推薦する最強漫画作品』の論議を巻き起こし、百選どころか千選コミュニティが乱立。
菫たちへのアドバイス返信が全銀河規模で殺到し、サバ落ちが各所で発生した。この件は、銀河サバ落ち史上歴代九位の事件としても記録されている。
喧々諤々の時は過ぎ、決戦の時が来た。
午後十時。
四人と一機は、デカルト・サイガにお薦めの電子書籍を送信する。
一番手は、タオラ少尉。
「『花の慶次』(原作・隆慶一郎、作画・原哲夫)だぎゃああ! これでミツバゴも、地球の漫画の虜だぎゃあ」
ミツバゴは、一巻を読み終えてから、感想を述べた。
『馬鹿馬鹿しいが、面白い。70点。後で全部読むが、満足ではない』
『花の慶次』程の傑作が70点という結果に、関係者一同が青ざめる。
「…手強い…」
神谷は、竜宮丸の中で反撃の準備を進めながら、ミツバゴの感性に呻く。
太田クラリスが、密かに尋ねる。
「ラジオ会館だけで被害が済むのであれば、反撃はしない方がいいのでは?」
「素手で富士山を沈下させた超パワー型だぞ。周辺数百メートルも、吹き飛ぶ可能性が高い」
「それでも、都心部が壊滅するよりは、マシです」
「そういう論法にウンザリしたから、我々は今、秋葉原を守っている」
神谷は、その会話を打ち切った。
「そうだ。日和見も撤退も許さない。秋葉原は死守してもらうぞ」
蟹邪神クルミは、客も授業員も避難させて無人と化したビルの店内で、独り手酌で酒を飲みながら、秋葉原防衛戦を邪神の目線で観戦している。
「筋書きは壊れたが、目論見は叶いつつある。漫画を介さぬ無粋者に、ご破算にされて堪るか」
クルミは、いざとなったら加勢するため、ラジオ体操を始める。
二番手は、サラサ・サーティーン。
「サラサは、『魔法先生ネギま!』(作者・赤松健)を推す」
クルミの言いなりチョイスではあるが、サラサは無表情ながら自信満々。
ブログの生放送が大当たり中で、無表情ながらも成功者のオーラに溢れている。
ミツバゴは、一話だけを読んで、電子書籍を閉じる。
『ガキにも魔法使いにも女子校にも、興味がない』
「全部読め。少なくとも六巻まで、読め」
サラサが、無表情ながらも声を張り上げる。
「そこに、漫画の全てが詰まっている! 三巻からはバトル要素も入るし、修学旅行編まで読めば、あなただって虜になる!」
ミツバゴは、冷淡に応じる。
『そこまで時間を割こうと、一話で思わせろよ。全てが詰まっているという言葉に免じて後で読み進めるが、今夜の勝負ではノーカンだ』
「お前をノーカンにしてやる」
無表情ながらも激昂したサラサの特攻を、タオラが羽交い締めにして止める。
「止めとくだぎゃあ。まだ三人残っているだぎゃあ」
「放せ、猿! サラサのシマパンに、気安く抱きつくな!」
「じゃあ、本気で抱きつくだぎゃあ」
「くっ、業師め」
変な方面でのラブコメが始まりつつ、二人連続で敗退。
時雨凛は、潰れた機体から星崎金魚の体を回収する作業をしながら、漫画勝負の行方に絶望する。
「『魔法先生ネギま!』に反応しない相手に、どうしろと…」
えいやっとイコカサの指でコックピットを抉じ開けると、中には血塗れで下半身の潰れている星崎金魚の体が。
「…顔が綺麗なだけ、マシな死に方か」
他の僚機七機は、菫たちを援護して撃破された。
遺体の回収が困難か、ごく一部しか棺桶に入れられない惨状だった。
「パソコンの如何わしい写真フォルダは、責任を持って消去しておく。安らかに」
時雨凛が合掌すると、星崎金魚の口がパクパクと動く。
「…死にガス漏れか。腐女子だけに腐敗が早い」
「…えい…せい…へい…」
星崎金魚は、呆れた事にまだ生きていた。
「医療班! 星崎軍曹が生きている! 早く来てくれ!!」
時雨凛が絶叫しながら医療班を呼び出す最中、星崎金魚は、ギャグキャラの役目を果たそうとする。
「わた…しは…『オートマティック・レディ』を…推す…」
「…寝ていなさい」
三番手。
神無月菫は、ドヤ顔で『いよっおみっちゃん』(作者・山田芳裕)を薦める。
「ミツバゴ大尉の豪放な性格を見るに、似ている主人公をチョイスしました! 読んでみそ!」
ミツバゴは、全一巻を丸ごと読み終えた。
『面白かった』
菫が、仮面ライダーブラックRXの決めポーズを取る。
『85点』
菫が、決めポーズのまま固まる。
『言っておくけど、満足とは100点の事だぞ』
「ハードル高いんだよ、このサイ婆あ〜」
切れた菫がデカルト・サイガに蹴りを入れようと接近するので、ジュンが抱き止める。
胸にも腰にも触らない、肩を抱いての制止だった。
紳士的な抱き留め方だと思いきや、自分の番が回ってテンションが上がっているジュンは、お姫様抱っこにチェンジして見栄を切る。
「秋葉原の平和は、オレが守る!」
菫は、渋い顔でコメントを控える。
四番手。
ジュンは、全身に汗をかきながらプレゼンに励み始める。
「オレが推すのは、『サイレント・メビウス』(作者・麻宮騎亜)。人類史上初の、女性だけで結成された…」
『中学生の頃にアニメ版を見たから、別にいい』
「えええええええええええええ????!!!」
アニメ版を見た事を理由に読んでさえもらえないと言う理不尽に、ジュンは猛抗議をする。
「アニメ版しか見ていないなら、尚更読んでよ! アニメ版は最終決戦前に終わっているけど、原作は最後まで戦っているよ!?」
ジュンの剣幕に、ミツバゴが引く。
『え? ああ、そういう事なら。最終巻だけ』
ジュンは、猛抗議を続ける。
「だ〜か〜ら〜、漫画とアニメは全然違うから! 最初っから、きっちり読んで! 傑作に失礼でしょ? これ、礼儀の問題だから!」
『ええ、ああ、うん』
礼儀を持ち出されると、弱いミツバゴだった。
ミツバゴは、ジュンに押されて電子書籍を最初から最後まで読み切る。
『95点。面白かった。殿堂入りだ。アニメ版も、また見直すよ』
今までの最高得点だが、ジュンが引っ込まない。
「何で満点じゃないんだよ!? 喧嘩売ってんのか、ミツバゴ大尉?」
『喧嘩を売っているのは、お前だ!!』
愛する漫画作品を満点評価されないからとバーニングするジュンに、菫&関係者一同が生暖かい視線を送る。
双方、エキサイティングにつき、水入り。
秋葉原の最後の希望は、主役メカ、乙女型機動兵器ガーベラ・シグマに託された。
もうダメだー、ヤケクソだー、と全銀河がナゲヤリ・モードに染まる中。
ガーベラ・シグマは、『七色いんこ』(作者・手塚治虫)を推薦した。
ついに投入された漫画の神様の作品に、全銀河が結果を見守る。
『どうでしょう? 私がプログラム抜きで感激した作品です』
ガーベラ・シグマは、もじもじとしながら反応を待つ。
ミツバゴは、漫画の神様の作品と向き合う。
四ページを読んだだけで、ミツバゴは作品に引き込まれて勝負を忘れた。
『面白い』
一話を半分も読まないうちに、ミツバゴが感想を言い出す。
『全部読みたい』
一話を読んだだけで、採点抜きでミツバゴが落ちた。
四話まで読み進めた段階で、ミツバゴは己が既に負けている事に気付く。
今、この漫画を描いた漫画家に出会ったら、ミツバゴは尊敬を込めて挨拶してしまうだろう。
サインを求めてしまうだろう。
作品を生み出してくれた事に感謝を述べるだろう。
関連グッズを買ってしまうだろう。
アニメ化作品にもノベライズにも手を出してしまうだろう。
実写映画やドラマ版や舞台劇版にも…
『う〜ん』
負けを認めまいと、ミツバゴは必死に言い訳を考えようとする。
考えるよりも、『七色いんこ』の先を読みたくて、電子書籍のページをめくる指が止まらない。
時刻も、戦況も、腹立ちも忘れて、ミツバゴは『七色いんこ』に読み耽る。
ど田舎のサポートAIすら虜にした作品が、一人のサイガノ星人を一人の漫画愛読者に転生させた。
『負けた』
ミツバゴが、投了する。
『負けだ、バカヤロー共。あー、こんな勝負、持ち出すんじゃなかった』
ミツバゴは、素直に笑っている。
ミツバゴの哄笑に合わせて、デカルト・サイガが微震を発生させる。
ミツバゴはバグナム・エンジンを全て停止させ、戦意が無い事を示す。
ついでにコックピットを開けて、足元の地球人たちに語りかける。
「満足した」
ガーベラ・シグマは、サムズアップして中継機マーチキャンサーにカメラ目線を送る。
マーチキャンサーも、サムズアップを返す。
カメラの向こう側の全銀河の漫画愛読者たちが、サムズアップを返した。
惑星サルガミネでは、住民の八割がサムズアップをした所為で惑星の自転軸がズレて大規模気候変動を巻き起こすのだが、それはまた別の話。
ミツバゴの敗北宣言を聞いて理解するや、菫は手近の自販機でドクターペッパーを購入して飲み始める。
緊張が解けると手が震え、安堵で涙が滲む。
飲み途中で落とした缶を、ジュンが手早く掴む。
「あと十分で零時だ。美夕貴さんを拾って、もう帰ろう」
菫は、頷きながら号泣し始める。
思い切り泣いている菫の頭をジュンが抱いて撫でていると、ラジオ会館の陰から、大剣ヤマタを構えて奇襲のタイミングを計っていたアルディアが姿を見せる。
「何故ガーベラ以外は、手塚作品を推さなかった? 初心者でも落ちる作品の宝庫なのに。神頼みは、好かぬか?」
地球の皇帝陛下(予定)は、ジュンの手からドクターペッパーの缶を取り上げて一口飲むと、顔を顰めて返品する。
「作品数が多過ぎて、どれが最高傑作か判断出来ないからかな。いや、オレは手塚作品を別格扱いしていたから、意識していなかったのかも。だから、自分にとって一番面白い作品を推した。ガーベラだけは、素直に効率良くベスト手塚作品を選別できた、かも」
ジュンは、ドクターペッパーを一口飲んでから、菫に渡す。
個人の好きな漫画ランキングを掘り下げてもキリがないので、アルディアは話題を変える。
「漫画の神様の作品数は、幾つだ?」
「六百四作品」
父に教えられた数字を、ジュンは諳んじていた。
神様の10%は仕事をしたと、怪訝な自慢話をよくするので覚えてしまったのだ。
アルディアは、神の仕事量に呆れ返る。
「…ガーベラやアテルイしか、全作品を読むのは無理であろう」
「地球人の寿命なら、読み切れるよ」
(オレには、無理だけど)
ジュンの感傷に、菫が泣くのを中止して手を握る。
「明日の予定は?」
ドクターペッパーの残りを飲み干しながら、菫は返事を待つ。
「未定。休む。考えてみれば、この二週間、休んでいない」
「よし。たっぷり寝て、昼食からデートにしよう」
「艦娘のコスプレは?」
「じゃあ、それを買いに」
「結局、秋葉原だ」
「まあ、そんなもんだね」
笑っている二人を残し、アルディアは別れも告げずに去った。
筑波基地の面々は事後処理に忙しく、アテルイ・シグマの離脱に目を瞑った。
Q索とファーランがナイト・テスラを『来海』の玄関前に立たせて降りると、蟹邪神が即効で約束を果たしに来る。
ナイト・テスラの大きさが、1/144まで縮む。
『おお、新鮮な視線だ。ゴスロリ衣装のパンチラまで見える』
ファーランが踏むより早く、クルミが1/144ナイト・テスラを拾い上げる。
「此奴は、おいらのガンプラ置き場で遊ばせておく。子作り、頑張ってこいや」
珊瑚で形成された朱色の長髪に、『よくやった』の文字が流れる。
ファーランは、とっととQ索の衣服を剥ぎ取り始める。
「ファーラン、場所を考えよう?」
「いやよ、考えない」
Q索が場所柄を弁えて抵抗しようと試みるが、ファーランがマジで止まらない。
タックルで押し倒すと、牙でブリーフを食い千切ろうとする。
「だから、おいらの店の前で…ああ、もう、中に入れ。今、無人だから」
やれやれとバカップルを店の奥へと連行するクルミの視野の一つに、『サラサのシマパン大放送』の締めが入る。
「丁度、零時です。
一つの惑星で、文化を一方的に収穫され続ける暴挙が、ようやく終わりました。
地球人が、弱すぎたのでしょうか?
カンダホル艦隊が、セコすぎたのでしょうか?
サラサには、『週に一人の犠牲者なら、たいした被害じゃないや』という諦観が原因だと思えます。
今回は、神無月菫という頭のおかしい機動兵器開発博士が檄を飛ばした事で、事態が終局に向かいました。
彼女の檄がなければ、いつまで地球人は諦めていたのでしょうか?
第二第三の私掠船に狙われた時、地球人は今度こそ諦めずに戦えるのでしょうか?
明日は、いつも通りにダラダラと秋葉原で遊ぶ様を放送します。
このダラダラが、永く続きますように。
おやすみなさい。
いいシマパンの夢を」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます