第14話 ミィの可愛い仕草
全部です!以上!
……と言ってしまうと話が進まないので、いくつかピックアップしてみようと思う。
まずは以前にも取り上げた顔を洗う仕草。
ペロペロした前足で、顔をコシコシこするあれ。
僕が確認したところだと、肉球の辺りをなめていることが多いみたいだ。当然爪は引っ込めております。
これに関連して毛繕いの仕草もなかなかに可愛い。
実は結構背中の方とか、足の先までお口が届きます。体がかたい僕からすればうらやましい限りの柔軟さである。
そして、お腹や後ろ足をなめている時は、とってもせくしーな悩殺ポーズの連続である。
ただし、ミィにその自覚は全くない。当り前だけど。
家族に人気なのが爪とぎの仕草だ。
うちでは、台所に爪とぎ――段ボール製の市販の物――を縦に二つ並べて置いてある。
背伸びして爪をといでいるのを横から見るのも良いが、オススメは上から。覗き込むと「なに?」という感じでニャーと鳴く。めっちゃ可愛いです!
爪とぎはシンクの近くにあり、僕たち家族が食事などで手を洗い始めると、ミィはどこからともなくテッテッテとやってきて爪をとぎ始めるので、手を洗っているつもりなのかもしれない。
そしてその後「えさよこせー、おやつよこせー」とミャーミャー鳴き始めるのである。
さて、『猫』という名前は『寝る子』からきているという説は有名だ。多くの人が聞いたことがあるのではないだろうか。
ミィも猫だからよく寝る。まあ寝る。すごく寝る。こんなネムネム人生を送ってみたい……っとそれはどうでもよろしい。
眠っているミィもこれまたとっても可愛い。
定番の丸くなって眠るだけでなく、うつぶせで寝たり、座ったまま眠っていることもある。
昼間など周りが明るい時には眩しいからか、前足で目のあたりを隠したりもする。
そして夏場の暑いときなどは、なんとお腹を上にして大の字で寝ていることもある!?
ミィさん、れでぃーとしてそれはいかがなものかと思うのですが……。
ところで、皆さんは猫の目の瞳孔が開いている時と、窄まっている時のどちらがお好きだろうか?
好みの問題なので、どちらが良い、という訳ではないが、僕は瞳孔が開いてまん丸おめめになっている方が好きだったりする。
瞳孔が窄まっている時は、ハンターな感じでちょっと怖い。
だけど、仕草自体は変わらない。近くに人がいなくなるとニャーニャー鳴いたり、「遊べ」と人の近くに寄ってきたり、「これじゃない、別のおやつをちょうだい」と我がまま言ってみたり、ミィは朝も昼も夜ののんびり気ままに猫ライフを送っているのだった。
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