第5話 てぇいへんだ!てぇいへんだ!! その二 ちょっと汚いはなし編

今回は汚い話もあります。ご注意を!






























 食べたら出る、これは道理である。

 人間もにゃんこもわんこも象さんもキリンさんも同じなのである。


 ミミズだってオケラだってアメンボだって皆みんな生きているんだ友達なんだ!

 ……はともかくとして、動物である宿命として食べたら出るのである。


 猫であるミィも当然同じで、小は一日に数回、大は数日に一回出している。

 が、これについてはほとんど問題ない。ミィは賢いので、トイレを失敗したことがほとんどないのだ(自慢)。


 まあ、片づけはしないといけないので、臭かったり多少大変ではある。



 あ、そう言えばおっきいほうの後のキレイキレイも大変。

 いわゆる砂をかけるという行為のため、お尻だけでなく、足も汚れていることがあるのだ。


 汚れた体のままで家中うろつかれると困るのでキレイキレイしているのだが、抱かれるのが苦手なミィは当然逃げる。

 タンスの上など手の届かない所に逃げる、逃げまくる。仕方なくあの手この手で捕まえるのだが、当然不貞腐れている。


 キレイキレイの最中は「うなー」とか「ふにゃー」とか抗議の声を上げている。

 これもまたうちの日常の光景の一つである。



 しかしそれ以上にミィの場合、問題なのは猫特有の「毛玉を吐く」というあれの方だ。

 毛玉と言っているが、ほとんど直前に食べた物を吐いている。


 ゆえに結構きちゃない。

 ……いや、可愛く言った所で無駄なくらい汚い。


 その点は仕方がないとして、更に問題なのが、時と場所を選ばないということだ。

 フローリングの上ならば処理は簡単なのだが、布団に毛布、カーペットの上でもお構いなしなのである。

 これをやられると、基本丸洗い直行便となる。


 ミィのお気に入りの場所の一つである冷蔵庫――単身用ではなく、家庭向けのでっかいやつね――の上で吐いていた時には焦った。

 冷却用の隙間から吐いた物が落ちていたのだ。

 ゆっくりと冷蔵庫を動かして大掃除をする羽目になった。今の所は壊れていないが、とっても不安である。



 毛玉の話が出たので、ついでに毛のこともお話ししておく。

 これがまた抜けているのである。

 それはもうハゲにならないか心配になるくらい抜けている。

 掃除もしているが追い付いていないのが現状で、うちを歩けばミィの毛に当たる、いや踏むほどである。


 特にミィは干した洗濯物、とりわけタオルが大好きなので、風呂上がりに顔を拭くとミィの毛が付くことがある。

 体が火照って湿っているのでなかなか取れない。これが地味に凹むのであった。



 さて、このように動物を飼うということは大変な面もあるのだ。

 しかし、それを補って余りあるほどの幸福感を与えてくれるのも、また確かなことなのである。

 賢明な読者はもう何を言いたいのか分かっただろう。


 つまり、ミィは可愛い!ラブリー!なのだ。

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