第3話 ミィはこんな子です

 さてさて、読んでくれている皆さんの脳内イメージが湧き易いように、今回はミィの特徴をお伝えしておこうと思う。


 まずは何といっても可愛い、ラブリー……あ、痛っ!ちょっ!石投げないで!ごめんなさい、真面目にやりますから!


 ……気を取り直して、まずは身体的特徴から。

 性別はメス、女の子。

 雑種だけど、アメリカンショートヘアの模様が結構しっかり残ってる。


 尻尾がちょっと短めで、子猫の時は先が二つに割れている――ように見える――猫又尻尾だった。

 瞳の色は黄色系。昼間なんかは動向が細く窄まってちょっと怖い。その代わり夜になるとまん丸お目めになるので、可愛さが当社比二十パーセント増しになる。


 それと肉球プニプニ。これ重要!



 性格は温厚――多分……――。アメショーの子は元気、活発なのが多いようで、そのためいたずらっ子な場合も多いらしい。

 実際、ミィと一緒に捨てられていたもう一匹(男の子)などは、網戸は破るし、カーテンは登るという大変ヤンチャ――ヤムチ○ではない――な性格をしていたそうだ。


 ただ、ミィも好奇心旺盛な所はあるようで、鳥の鳴き声や人の声がすると窓から外を眺めている。

 そして時々、鳥の声に合わせて「ニャ、ニャ」と短く鳴いたりする。これ、会話してるのか?

 今のところ奴らと餌の鳥ササミが――ほぼ――同じものだとは気が付いていない様子。


 そして寂しがり屋で甘えんぼ。

 可愛い、らぶり……OK、OK。話を進めるからその危険があぶないものから手を離してくれよ、ブラザー……。

 えっと……とにかく人のいる所にやって来る。寝ていて人がいなくなっていると泣く。そんな子である。


 しかし、猫種族特有の気まぐれな性格も併せ持っていて、いつの間にかいなくなっていることも多い。

 後、家中探しまわっても見つからない時がある。

 あれは一体何なんだろう?

 ネコワールドにワープしてるのだろうか?


 謎だ。



 それと僕らにとって残念なことにミィは抱かれるのが苦手のようで、抱えて十秒もすると「うにゃー」と抗議の声を挙げ始める。

 それでも抱いていると身をよじり始め、最後には爪をたてる。なので大抵は数十秒しか抱かせてくれない。


 とても残念である。


 でも、寂しがり屋なので、ちょっと離れた場所でこちらを見ていたりする。やっぱり可愛い子なのである。



 そういえば、喉を鳴らすというと「ゴロゴロゴロ……」という擬音語がよく使われるが、ミィの場合は低音で「ヴーーー」とか「グーーー」といった感じである。

 変わっているのか、それともそんなものなのか、猫初心者である僕たちにはよく分からない、

 謎である。

 情報お待ちしております――他力本願。心が折れるのでggrksとか言わないでくださいね……――。



 と、いろいろ書いてきたが、結局何が言いたいのかというと、


 ミィは可愛い!ラブリー!


 これに尽きるのであった。

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