災厄の到来
二人は王都ローデムルの宿屋で悲鳴ともに目覚めた、急いで仕度を王都の住民とともに付近の町、キャンプローデムルへ逃げた。
まさか王が…
こんな事態になるとは
クリスタル暗黒期はやつが作り出したのか
などの愚痴が飛び交う
キャンプローデムルは何もないところであるちょっとした森の中に開いた空間に過ぎない。
私は王都に着たばかりで状況を把握できていないのだが、何があったのだ、ロズンダは緑のローブを着た学者風の男に聞いた
君は誰だい?そう男は聞いた
おっと名乗りもせずに質問とは失礼した、私の名前はロズンダ・メスリ、こちらの方はシャロス・ラバン ロズンダは少し誤りながらそういった
私の名前はファスネル・リーダン(Fathnel readan)首都ローデムルで王が持つなぞのクリスタルについての研究と歴史学を専門にしている学者だ。男がそういうとロズンダは質問をした
なぞの水晶?それはクリスタラのことか。そういってロズンダはクリスタラを取り出し見せた。
そうだこれだよ、君はまさか、ファスネルがそう言うと、ロズンダは首を傾げた
「森の村にて迫害されし男女、女神に導かれ者、世界を旅する、水晶を持ちし二人、それは希望となるか、絶望になるかそれは誰にもわからない。」
という伝承があって君たちがもしそうなら、この出来事を明確に語るべきだな。ファスネルはそういう。
シャロスは驚いた、ほとんど伝承通りだったので。
私はリナ大樹林の村、キャンプスチーラムにて迫害されてきましたでも、私たち二人はあの村に縛られる必要もありませんだからこそ、女神は私たちを使わしたのだともいます、シャロスはそういった。
そうか、すべてを語ろう
ローデシアの王は現在心が病んでいる、混乱する政治、王権神授説の崩壊、民主制の到来、民衆の暴動
それにつかるように奴がやってきた、やつは人の目には見えぬ存在のため不確かだが、王は来たと伝えた、やつは王に闇のクリスタラを与えた、王はその力に飲まれ、国中を暗黒に包ませた、そんな中君たちがやってきた、君たちは希望だ、だからこそこれをあげよう、これは「タリスマン」だタリスマンはクリスタラだったかな君たちが持つその水晶だがそれとは違うようで似ている。
クリスタラは君たちに特殊な能力を与える、そのクリスタラと共鳴をし、タリスマンはクリスタラを持つ者の身体能力を向上させるのだよ。そういってタリスマンを受け取ったロズンダは王都へ向かった
置いていかれてるが君は行かなくて大丈夫なのか?ファスネルはシャロスにそう聞いた。
彼女は迫害されていた僕を助けてくれた、彼女と過ごす時間は僕にとって迫害されている事実を忘れれる唯一の時間だった、彼女は僕を助けた今度は僕が彼女を助けたい。シャロスはそう胸を張って言った
その意思を絶対に忘れないことですね。ファスネルはそういってシャロスにタリスマンを渡した、タリスマンを受け取った二人は再び王都ローデムルへ向かった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます