第3話 お祖母ちゃんに買った孫の話
大好きなお祖母ちゃんは、最近体の調子がよくなくて入院していた。
中学生のアカリは連休の谷間の学校帰り、1人でお見舞いに行く事にした。
久しぶりに二人きりで話しをしたかったのだ。
お祖母ちゃんの好きなシュークリームを持って。
お小遣いで買った箱を大事にかかえて電車に乗る。
途中、乗り換え駅で急行を待つために椅子に座っていつもの英単語の暗記帳を開く。
頭の中で何度も英単語を繰り返しながら、ホームに入ってきた電車に乗る。
ドアが閉まるとき、ハッと気付く。
大事なシュークリームをベンチに置いてきてしまったのだ。
急行は暫く停車しないし、
戻ってしまうと、面会時間内に受け付け出来ない。
〜〜〜
アカリは元気を出して、病室に入る。
「お祖母ちゃん、遊びに来たよ!」
満面の笑みで迎えてくれる祖母の姿があった。
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