第22話

しかし、なぜこのボクっ娘が俺と囲碁をしたいのかよくわからない。

先輩との対局は一体なんだったのか…

すると突然、宮田紗香の後ろの空間がゆがみの見込まれた。

「しまった!くっ…圭君、必ず助けるから。僕が必ず助けるから待ってて…」

そして、完全に飲み込まれ奇麗に消えた。

俺はまだ石ひとつ置いていない碁盤を眺めながら宮田紗香の最後の一言を思い出した。

これから俺に起こるのだろうか。

宮田紗香が消えたというのに俺は以外と冷静だった。なぜだかわからないが彼女とはまた会えるような気がしていたからだ。

ひとまず家に帰って考えることにした。

そして、今日俺は初めて部活の途中に先輩を置いてこっそり帰宅した。

今日は携帯の電源、切っておこう…


(byユウシン)

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