応援コメント

12.「重複」は「じゅうふく」? それとも「ちょうふく」? 奥深い「慣用読み」の世界」への応援コメント

  • 輿論は輿(こし)となる論説という意味合いですので、世の皆が担ぎ上げる説。
    いうなれば世間一般でよく支持されている論説という事になるのでしょうか。
    そこで世論という訳です。
    この世論という当て字は戦後の教育改革、つまりGHQによる改革によって行われたものだそうです。
    何故GHQが日本語の改革に手を出したかというと、戦後の支配の為に自分たちに理解できない(しにくい)文字を使わせない。
    そのため常用漢字を2500字に制限し、その上で漢字を単純化したかったのだとか。
    また日本人の言語理解力や数学力をスポイルする目的との説もあります。
    (こっちは定説ではなくトンデモの類ですが、自分は「あるかな」とも思ってます)
    學を学に変えたなども同じ理由のようです。
    なら乱暴なのも当然と言えば当然ですね。

  • このシリーズを楽しみながら読んで改めて日本語について考えています。
    ところで最後の例として挙げられた「代替」についてですが、一概に「ダイガエ」を誤用とは言えないようです。
    無論この記事の趣旨としては、どちらが正しいのかということでしょうから、単に漢字の読み方としては「ダイタイ」と読むのがより正確なのは間違いありません。
    しかし「ダイガエ」というのは誤って覚えて、誤解されたまま使われている読み方ではなくいわゆる「業界用語」のような側面があります。
    製造業などで広く使われるようですが一例として建築業界が挙げられ、彼らの書く文字にも特徴(数字の6と間違わないよう8は一筆書で書かないなど)があるように、彼らにとっては意志疎通の失敗は死活問題であり、他の文字や単語と間違わないように、知らないわけではなく敢えてダイガエと読み、社内では新人などにダイガエと読むように教育しているのだということを昔一級建築士から教わったことがあります。
    製造業などの多くでは同音異義語や似た響きの音を口頭で伝える際の独特の読み方もあるとのことです。
    日常生活において「代替」という言葉を耳にする機会はあまりないので、おそらく「誤読」している方もいるのでしょうが、自分の周囲の人間がダイガエと言ったとしても、指摘し難い面があります。
    とはいえBtoC企業なら一般人前提の顧客に対しては正確な日本語を使うべきであると思いますのでそこは気をつけて欲しいですね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    普段はコメントに返信していないのですが、筆者として誤解を与えかねない部分だったので、補足していただいて非常に助かった思いもあり、返信いたします。

    おっしゃる通り、一部業界では「あえて」本来とは異なる読み方、一般とは違う読み方をしている場合がありますね。
    「盛り土」は通常は「もりつち」と読みますが土建用語では「もりど」の方が適切になる、などもその一例でしょうか。

    そういったものは一般的な読みというよりは「業界用語」と呼ばれるものなので、本稿では割愛してしまった経緯があります。
    業界の方が業界のルールで使われる分には何の問題も無いと思いますが、それ以外で使われるのはいかがなものか、という思いもございます。

    なので、繰り返しになりますが応援コメントでこうやって異なる知見を(論拠を明らかにして)提示してくださると、筆者としては非常に助かる思いがございます。