有名な「自由は死せず」は、本人が言った言葉ではなく、後年に誰かが彼が言ったことにしちゃった言葉だそうですよ。フリーダムに自由という漢字を充てた時点で、それを充てた方々は正しく皮肉って付けた可能性もありますね。当時すでに欧米は横暴と認識されていたので。
桂正和さんの漫画「ZETMAN」で、自由について印象的なセリフがあります。
「おまえは勘違いしている。自由とは、ルールの中にあるのだ。」
我慢の限界に達した新人類(怪物)が「へん!どうして人間に合わせて生きなきゃなんねえ!俺は自由にやらせてもらうぜ!」 と謀反、虐殺を行った際に、人間側と寄り添う姿勢をもった勢力の手によって処分されてしまう場面での使用でした。
私はそれ以降、自由の概念を探し続けています。
自由という言葉、現代でも新自由主義とか嫌な言葉があります。
しかも、自由の国と言われるアメリカは凶悪犯罪が多く、悪い事を肯定化する行為が目立ちます。
フランスもシャルリエブドの件で表現の自由を悪用した事件も起きたし、自由という言葉に警戒する必要があるように感じます。
電力自由化やガス自由化など。
自由という言葉が曖昧な意味を持っているから余計にそう思います。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
(西洋における)自由という言葉は本来、理性的なものだった思うのですが、不思議な事にむしろ日本古来の悪い意味合いでの「自由」に近い状況を指すことが多くなっているような印象を受けますね。
「自由の死」というのは、もしかすると自由が制限されることではなく、自由が腐る事なのかもしれませんね……。
「自由」という言葉を使う場合には、そこにこめる意味を明示しなければいけない世の中になってきたのかもしれません。
わかりやすいもので言えば軍艦をまとめて戦艦と表現する様なものかもしれませんね。
言葉の正確性と読者に向けてのわかり易さを両立させることには物書きは苦労させられるのでしょうね