ギリシャ・モンスターズ! その4
・ヘカトンケイル
三つの頭と百の腕を持つ巨人。三人いる。
ウラノスとガイアの子供であり、魔獣と表現するのはちょっと誤りかもしれない。ごめんなさい。
ギリシャ神話でも随一の怪力を持つが、その醜さから父ウラノスによって冥界の最深部、タルタロスに封印される。
しかしティターノマキアの際、ガイアの助言を受けたゼウスによって解放。怪力を生かしてティターン神族が敗北する一因となった。
戦後はタルタロスを監視するべく冥界に移動する。一方でゼウスへの忠誠心は微塵も揺るがず、ポセイドンの反乱がオリュンポスで起こった際は、ゼウスを守るべく登場している。
・ギガンテス
巨人。地母神ガイアによって生み出された息子たち。色々あってヘラクレスに殺された者が大半。ギガントマキア―で神々に挑戦している。
神々に対して不死だが、人間が相手だと普通に傷付く。このため、半神半人であるヘラクレスに倒された。
名前の通り巨体の持ち主だが、両脚の先がヘビだったりする。
・カリュドーンの猪
ギリシャ中の英雄が集まって相手をする必要があったほどの凄い猪。生贄を捧げられなかったことにキレたアルテミスによって放たれた。
アキレウスの父親であるペレウス、ミノタウロスを殺したテセウス、アルゴー船の船長イアソン、俊足の狩人アタランテなどなど、豪華な面子によって狩られた。
もちろん死者多数。
・クレタの雄牛
ミノタウロスの父親。もとはポセイドンが所有していた牛で、この牛をポセイドンから貰ったミノス王は、牛を生贄にささげる約束をしていた。が、牛の美しさに惚れ、生贄にすることを却下してしまう。
これに激怒したポセイドンは、牛を狂暴にし、ミノス王の妻、パシパエに雄牛への異常な恋心を抱かせることになる。
なので、生まれた赤子は元気な半人半牛でしたとさ。
・ペガサス。
ペルセウスによって倒されたメデューサの子。当然ながら、父親はポセイドン。
お馴染み、翼の生えた馬。ペルセウスからポセイドンに送られ、ポセイドンからある英雄の元に送られる。この英雄はキマイラを退治するなど活躍したが、次第に増長。ゼウスの策略によりペガサスから落とされ、死亡した。
その後のペガサスは星座となり、ゼウスの雷霆を世界各地に運んだり、天に届きそうな高さの山を、ポセイドンの命で蹴り砕いて調節するなど、いろいろ活躍している。
ポセイドンにとっては、可愛い息子ということですな。
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