クロノスの子、オリュンポス第一世代
オリュンポス十二伸は、ティターノマキアを引き起こしたクロノスの子である第一世代、ゼウスの子である第二世代に分けられます。
ここではまず、第一世代の方をざっくりと解説します。
主神ゼウス
・全知全能の神。世界の支配権を得た直後、自分の息子に支配権を奪われる預言を受ける。が、策略によってその運命すら超越した。敵なんていないチート神。
・主な武器は雷。世界はおろか全宇宙すら焼き尽くし、溶解させる威力を持つ。オリュンポス十二神の中でも最強の武器。
・度重ねる浮気で非常に有名。このたびに正妻であるヘラは浮気相手の女性、その子供を罰しているが……実はゼウスを罰したことはほとんどない。反乱を起こそうとしたことはあるものの、返り討ちに。
・正妻であるヘラの前に二人の妻がいた。知恵の女神メティス、法の女神テミスの二人。このうちメティスは、上にあげた預言のためゼウスに飲み込まれる。
女王ヘラ
・ゼウス三人目の正妻にして、彼の姉。白き腕のヘラ、と呼ばれるなど色白美人だったのではないかと。
・激しい嫉妬で、夫ゼウスの浮気を監視している。そのためか非常に高い情報収集能力と女のカンを持っているが、それはゼウスの浮気に限定で発揮される。
・神としては結婚と母性をつかさどる。ゼウスの浮気にキレるのは当たり前かもしれない。
・実は魔獣を使役している場面が多かったりする。
・戦闘向いている印象はあまりないかもしれないが、トロイア戦争にて狩猟神アルテミスと一騎打ちとなり、勝利している。素手で。
海神ポセイドン
・海と大地をつかさどる神。ゼウス同様、浮気癖がある。
・オリュンポスのナンバー2。野性的で狂暴な性格。トライデントと呼ばれる槍を使い、大地と海を操る。万物を木っ端微塵に砕くとも。トロイア戦争でもギリシャ側に加担、トライデントで世界を揺さ振った。
・山を裂いて川を作ったり、大陸から大地を切り離して海に投げつけ、島を作ったとも言われている。
・ご存じの方も多いであろうアトランティス、その支配者でもある。しかしのちに、アトランティス人の振る舞いから都市を沈めることに。
豊穣神デメテル
・ゼウスの姉の一人。そのゼウスから無理やり関係を迫られ、娘のペルセポネを産む。そのため弟に好感を持っていなかったが、娘のことは可愛がっていた。
・普段は穏やかでも、怒ると怖い。自分の聖地にある木を伐採された時は、その伐採を指揮した王へ、常に空腹となる呪いを送る。そして王は、自分の身体を喰って死んでしまった。
・娘のペルセポネが誘拐された時は、娘が帰ってこないことに嘆き、地上を荒廃させた。これによって冬が生れたとされている。また娘が帰還して以降も、神々の取り決めにより一定のあいだ娘が地上から消えるため、その間を冬にしていた。
・恋愛関係については散々な目にあっており、ゼウスとポセイドンから強引な関係を作らされる、恋人はゼウスの雷によって死亡するなど、大変。
家庭の守護神ヘスティア
・ゼウスの姉、長女。わりと呑気な性格のもよう。
・実は十二神に含まれないことがある。これはゼウスの子であるディオニソスに席を譲ったため。十二神の仲間にさせてもらえない、と嘆くディオニソスを憐れんだとか。
・三大処女神の一柱に数えられる。ポセイドンやアポロンから求婚されたものの、ゼウスに頼んで処女を守る許しを得た。
・結婚の喜びを失う引き変えに、すべての神々と栄誉をわかつ、犠牲の最良の部分をもらう、などの特権を得ている。家庭の守護神となったのもここから。
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