第5話

 あきひろはだるい目覚めで起きた。体が動かない。これは一体?

「おはようございます、ご主人様」とメイド姿のけいこがそばにいた。

「これはなんのマネ?」

 あきひろは縄で縛られていた。

「お目覚めはいかがでしょうか?」

「おい、聞けよ?」

「メイドは他にも居ますので」

 あきひろの話を聞いてやれよ。

「まさか、あの飲み物に睡眠薬でも入れたか?」

 それを聞いて、けいこは高笑いをする。

「ご名答よ? あなたって優しいのね?」

 あきひろは怒り始める。

「このやろう! (ピーーーー)するぞ‼」

「そんな口、きいちゃダメ」

 残りの四人も部屋に入ってくる。

「いつものあきひろになってよ」

「あなたはここで朽ちるのよ?」

「う…………」

「ねえってば?」

「うわ……」

「これからも一緒よ?」

「うふふ」

「うわあああああああああああああ‼」


続く

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