第2話 結婚の条件
「あなた、私が実家に帰っているあいだに女の子連れ込んだんじゃないの!」
「バカやろう! なんてこと言うんだ。 君こそ僕の出張中に男を連れ込んでいた
んだろう!」
「何がバカやろうよ。とにかく明日は生ゴミの日だから、押入れの段ボール箱は棄
ててよね!」
「君こそ、冷蔵庫のビニール袋、棄てろよな!」
「わかってるわよ。自分のことは自分でする」
「ああ、それが結婚の条件だったからな――」
(了)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます