第31話 魔王と勇者?団体様と異端者のお茶会。
椛「じゃぁ、何を食べようか。」
朝倉「いやいやいや、おい椛、なぜ私達は今魔王城のしかも魔王の目の前にいるんだ?」
椛「・・・・気分。」
咲夜「気分で連れて来られる身にもなってください。」
椛「無理!」
光「・・・語尾にキリッって付きそうだからそれ、やめてくれない?」
椛「・・・暇だからね。仕方ないね。」
亮介「それより椛・・・このお菓子は食べても大丈夫か?」
椛「大丈夫じゃない?そこのメイドさんが作った物だし。さすがに主が食べる物に毒なんて盛らんだろう。」
亮介「いや、そうじゃないくてだな。・・・普通に食べても大丈夫なのかを聞いたんだが。」
椛「良いんじゃないかな。」キリッ
光「語尾にキリッってやらないで。」
椛「・・・俺でも凹むときは凹むぞ?」
光「そんなんで凹むんだったら、苦労なんてしないわよ。」
椛「それもそうだな。・・・じゃ、俺はそろそろ第一の目的をしようと思うんだが・・・付き合ってくれると助かる奴がほとんどなんだが・・いいか?」
リニエ「・・・その目的が何なのか分からない以上、何を手伝えるか分かりませんことよ?」
椛「・・・今からやる目的は言うのは簡単だが、時間が結構使う物だ。」
光「・・・・・椛、もしかしなくてもその目的ってあれ・・・じゃないわよね?」
亮介「んん?光は何かわかるのか?」
光「ちょっと昔に聞いたのよ、椛からね。・・・その中で一番時間を使う奴って言ったら。」
椛「そう・・・俺が昔に考えていた・・・・『魔術の都市・マグス』の・・・創造する。」
椛の言った単語に全員言葉を無くした。
岡崎「・・・今の椛なら都市の創造も出来るだろう・・・だが、それを何処で創る?」
椛「そんなもん、空中で創るだろう。」
言及した岡崎教授の言葉にもまったく意に返さず言った言葉でさらに全員が言葉を無くした。
椛「・・・ここで呼んだのはそんなことのためだ。反対とかめんどくせぇからいいやの奴は普通に他の奴と喋っててもいいぞ。」
全員、そんなこと言われても一切口を開けようとしない。
全員「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」
今この場所に風で煽られている木々と魔物や動物の鳴き声以外の音が無くなった。
椛「・・・・・・・・そうか、じゃあこの案件は俺1人で」
光「待って。」
椛「・・・・・・」
光「・・・あんた、今これを1人でやろうとしたわね?」
椛「・・・・ああ、無言はやらないの意思表示だと俺は思っているからな。」
光「・・・・・・」
光はそれ以上は言わなかった。
否、言えなかった。何故か?それは
光「・・・・椛あんた・・・私達を信じてないの?」
椛「・・・?信じてはいる。だからこうして聞いてるんじゃないか。」
光「・・・そう。・・・はぁ~・・・いつも思うんだけど、あんたって結構な心配性よね。」
椛「・・・・・皆の意見がないと、楽しくないから仕方ないやろ。」
光「はぁ~・・・・」
朔夜「・・・私達は椛様の従者ですので付いて行きます。」
アリス「ですね。私達は従者。主の命令で動く者、付いて行きますよ。」
エレオミ「え?え?この空気って私もやらなきゃダメなの?ねぇ?」
朔夜「うるさいですよ、エレオミさん。少しは自重をしてください。」
アリス「そうですよ。やっと出番が出たと思ってはしゃぐのは子供だけですよ。」
エレオミ「なっ!・・・うっ・・分かったわよ!やればいいんでしょ、やれば!」
椛「・・・3人は賛成か・・・他はどうする?いつもの強制じゃないから何も参加しなくても」
咲夜「椛。」
椛「・・・・」
咲夜「・・・椛、私達はあなたとあってまだ1年だが・・その中で君は私達に接し、話、笑いあった。そして、友達となった。これ以上に信用できる要素がないと言えるかね?」
光「そうよ、椛。私達は友達。あんた、前に私に言ったわよね?『友達は信用した者に言う言葉だ。だったら、それに応えて徹底的に使ってしまえ』って。・・あの言葉・・・嘘なの?」
椛「・・・・・・・・」
椛はチラッっと教授達を見た。
教授達ははぁ~と大きくため息を吐いた。
まるで、仕方ないなと言うかの様な表情だった。
岡崎「私もさっきまで黙っていたが私も一言良いかな?」
椛「・・・・・・」
岡崎「・・・そうか、では言わせてもらおう。・・君はもう少し私達を信じろ。
私達が拒絶するときは君を敵と見なした時だけだ。・・・それに」
チラッっと岡崎は咲夜を見た
咲夜「・・・ふふっ」
岡崎「・・・それに、私達は突然ハマノンからの連絡で君の心配をした者の方が多いくらいだ。それだけでも決定的な信用と言えるだろう。・・違うか?」
椛「・・・・・・・」
亮介「・・・それで今のお前は頼む側だ。人が人に頼むとき、どうやるんだぁ?椛?」
椛「・・・ふっ。・・・アハハハハ・・ふぅ~・・・まさか、光や咲夜を含めてここまで言いくめられると俺もそろそろ自分の心配をした方がいいかな。」
光「・・・あんた、やっぱり結構溜めてたのね。」
椛「・・・自分でも分からないが溜まってたようだ。・・・数年前からずっと溜め込んでた・・物・・なんかね?」
咲夜「・・・椛、それで私達はこの件に参加の形になったので、私達は私達で何をすればいいのです?」
椛「・・・ああ、それのことなんだが・・・・」
この後、各自の役目を話す椛。
まず、椛は大陸の創造。そして、大きさは大体北海道ぐらいの大きさ。
(83,450km²)
次に勇者班は都市の設計、政治についてなどを。
次に朔夜達は勇者班の手伝い。
次にエレオミはロスドさんと一緒に教会の設立計画を。
椛は大陸の創造が終わったら、丁度10月8日になるから神々の集合会に参加する予定
続く
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