第30話 暴走なんてなかったんや。 魔王とのお茶会 prat6
現在地は魔王城
の最上階に位置するバルコニー
リニエ「・・・先ほどのことを無礼と考えて、お詫びします。申し訳ございません。」
椛「いいよ。ロスド狂信者の1人らしいし。俺としてはフレンドリーに接して欲しいし。」
リニエ「・・・分かりました。では、今召使いにお茶の準備をお願いしておいたからすぐに来るでしょう。」
メイド「魔王様、今お茶の準備が整いました。そちらに置きに行きます。」
リニエの言葉のすぐにメイドらしき人物が来た。
その人物は後ろのカートからティータイムで楽しむためのお菓子やお茶が並べられていった。
椛「・・・煎餅食べるか?」
リニエ「・・・私、渋いのはだめですの。」
椛「そうか・・・俺も甘い派だからなー・・・ぼりぼり。」
リニエ「・・・(うぅ・・・ロスド様ぁ、まだ帰ってこないのですの!この方と一緒にいると緊張します!)」
ロスド「へ、へっくしょん!。うぅ・・・誰だ、私の噂をしているのは?」
??「さぁ?あなたことはあまり知らないので分かりませんね。」
ロスド「う~む。私も一様神だが・・・何かしたかね?」
??「ええ。しましたね。さっき私の目の前で。」
ロスド「ん?・・・ん~~~。何かしたかね?」
??「そう・・・。なら、今死んで!」
謎の女は空で考えているロスドに向かって剣で切り付けた。
バシュって音とともに女は地面に足を着いた。
??「・・・皆、私は敵を取ったぞ。・・・シィーカ。」
ロスド「ふむ。なぜか知らんが、勝手に殺すな、とだけ言っておく。」
??「な!?」
ロスド「何を驚いている?貴様は残像の1つを切っただけだ。それと、貴様の村か街を私が何時壊した?」
??「残像・・・だと!?・・・・貴様は10分前、1つの村を壊して行ったではないか!なぜだ!なぜあの村を壊した!言え!」
女は最初に残像のことにショックを受けていたが、その後にすぐにロスドが忘れていることを喋った。
ロスド「・・・・ああ、私に変な魔法をぶっぱして来た謎の村のことか。あれは完全に正当防衛だろう。勝手に恨みをこっちに寄こすな。」
??「うっ。」
ロスド「私はここより先にいる者に用があるのだ。邪魔だ。」
??「くっ!待て!」
ロスド「ん?何だ?今用があるんだが?」
??「・・・・貴様の・・・名前を聞いておきたい。」
ロスド「・・・私の名はロスド。ロスド・サイス・クローディアだ。」
??「・・ロスド・・・サイ・ス!?魔王の者か!?」
ロスド「いや、俺はリニエの親だ。」
??「・・魔王の・・・親・・・・え、じゃぁ、貴方って」
ロスド「すまんな、この話はこれ以上言えん。私はもう行く。いつかまた会おう。」
そういうとロスドは遥か先に行ってしまった。
・・・リニエの思いは届かなかったようだ。南無三!
さてさて戻って魔王城
リニエ「・・・・・・・・。」
椛「・・・・・・、暇だな。」
リニエ「・・・えぇ、そうですわね。」
椛「・・・・・・(おい、誰か話を繋げろよ)。」
無理だよ、会話力0パーの俺に会話を書けとか無理難題、竹取物語の難題だよ。
椛(そんなバリバリなやつが何でここに居るんだよ。帰れよ。ダメ神。)
ひどくね?神じゃないけど、ひどい!それだからリニエと会話もできないんだよ。
椛(うるせ。何かネタはないのかネタは。)
ネタ?尽きたよ。前に。ひどいだろ?見てみろよ、尽きてるんだぜ?ネタ。
椛(やめろ。そのネタはアカンやつだ。うーむ。ロスド、何処まで行ったんだろ?)
ん?それなら今、ハマノンから連絡が
ハマノン(マスター?今大丈夫ですか!?)
椛(うーむ、ネタ的にはやばいな。・・それよりどうしたんだ?)
ハマノン(はい、先ほどからマスターの中に居た者の存在がこちらに向かって来ているのです!何か知りませんか?)
椛(・・・さぁ?何かロスド曰く「あいつ等生きているのか。の確認と始末」をするらしいから、多分そっち側より遥か遠い大陸に用でもあるんじゃない?)
ハマノン(あ、はい。私達をチラッ見て、そのまま西の方に行ってしまいました。)
椛(へぇ~、ロスド結構速いんだね。まぁ、いいや。それより、今からそっちの奴等を全員こっちに呼ぶから心の準備ができたら、呼んでな~。)
ハマノン(了解しました。では。)
ハマノンとの念話が終わった椛は
椛「なぁ、リニエ魔王様?」
リニエ「ピクッ・・・何ですの?」
椛「ニタァ・・今から人を転移させるから、茶菓子の増加、お願いね?」
リニエ「は、はぁ・・ライシュ、お願いね。」
ライシュ「はい、畏まりました。」
ライシュと呼ばれたメイドはそのままお辞儀をして影に消えるようにスゥ…と何処かに行ってしまった。
ハマノン(皆さんの準備が整った用です。お願いしますね。)
椛「(了解。・・・じゃぁ、呼ぶな。転移・勇者御一行様、御アンナ~イ」
椛は咲夜達を魔王城に呼び出した。
続く?
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