第27話 番外編・ロスドの過去編

私、ロスド・サイス・クローディアの過去の話をしよう。

私はこの世界の創造神・アシティーに創られた邪神。

邪神といっても、魔王を創る力と負の感情を操る力だけ。

そして、この世界に魔王を創り、

そのたびに、聖神によって定められた者に負け、

それを何年、何十何百何千年と繰り返してきた。

だが、ある日聖神がこんなことを言っていた。

聖神『ねぇ、邪神。私達って何でこんなことを永遠と繰り返しているんでしょうか?』

ロスド『・・・さぁ、な。アシティーがそう、決めたからじゃないか?』

聖神『・・・なら、どうしてアシティー様は1人、悲しんでいるんしょう?』

ロスド『・・・それは、私達が生まれるより昔に何か、あったからじゃないのか?』

聖神『・・・そう、だと・・・いいわね。』

ロスド『・・・そんなことより、こんな所に呼び出しといて、本題に入らない君の思考はまったく分からないな。』

聖神『ふふふ。それはそれ、これはこれ。・・・そうね、こんなとこに呼び出しといて、本題に入らないのはダメね。

・・・ちょっとした、異端を呼び出そうと思ったのよ。』

ロスド『・・・異端・・か。』

聖神『・・・そう、貴方が気に入っていたあれ。』

ロスド『・・・あの記憶も懐かしいな。』

私は元々この世界の魂じゃない。

私は地球と呼ばれる惑星の1つに生まれ、ゆとり世代と呼ばれる時代を生きていた。

そんな中、私は高2の修学旅行でちょっとしたミス、といっても足を踏み外して、

謎の穴に落ちてしまったのだ。そして、体が消滅、魂が彷徨い、この世界の神界に来てしまった。さらに運が悪いことにアシティーに見つかり、邪神の体に入れられた。

ロスド『・・・あの儀式をするには相当な量の神力が使うと思うが、大丈夫なのか?』

聖神『・・・大丈夫だと、思う。なぜか最近、異様に信仰が増えたから。』

ロスド『・・そうか、お前の心配はあまりないのだな。』

そんな会話をしていた。

そして、聖神・シィーナが異世界召喚をし、呼んだ人数は6人。

本当は2人のつもりだったらしいが、これは巻き込まれ系になってしまったようだ。

そして、その中で1人だけ、その枠から外れてこっちの枠に来てしまった。

こっちの枠は魔族側のこと。裏切りをしたのではなく、裏切りにあったらしい。

ただ、それが原因なのか、その者も魔族側の『人族だから信用できない』派が

そいつを騙したらしい。それを見た私は、その者に加護を与えた。

邪神の加護は本来、魔王が持つ加護である。だが、その者はその力を使い、裏切った者を滅ぼそうと、一度魔族側の『人族(ry)』派が潰され、その隙に人族が攻めてきた。そして、加護を貰ったその者はさらに、人族を殺そうと、戦ったらしいが、その時に聖神の加護を貰っている者3人がその者を倒し、これ以上互いの被害を出さないために、封印に特化した者が我を封印し、誤って、時空に穴をあけてしまい、地球の何処かにさらに封印をされ、その時に椛に封印をすべて、壊されて椛の体に入った。

これが過去の話

続く





  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る