第26話 暴走 part3
私は今主が起きていることをアリスさんや朔夜さんにも言わないと!
ハマノン(あと・・・少しで、着く!)
森から出て、少し広い場所に出た。
そこには2つのダンジョンがある。
私はすぐに2人に念話をした。
ハマノン(2人とも、聞こえますか?)
アリス(・・・ハマノン?どうしたのですか?)
朔夜(!?まさか、椛様に何か!?)
ハマノン(・・・はい・・ですが、今ではなく、全員に話したほうが良いと、 主から言われているので、一回レベ上げを中止して、戻ってきてください。」
アリス(・・・分かりました。すぐに知らせて戻ります。)
朔夜(こちらも分かりました。すぐに戻ります。)
プチ・・・念話が切れた音だ。
それから10分ぐらいで、全員が集合した。椛を除いて。
ハマノン「では、今の主の詳細を教えます。」
ハマノンが説明した内容で動揺したのが、2人を除いた全員だった。
夢美「・・・そうか、解けたのか、封印が。」
アリス「?封印って椛様に何か悪いものでも憑いてたのですか?」
夢美「ああ、前に椛から過去の話を聞いただろ?あれの話の中に何個か隠していることがあるのさ。」
朔夜「あの話以外に何か隠していることがあるんですか?」
夢美「・・・ああ、これは本当はあいつから話してもらう方がいいけど、そんな暇はないから、私から言わせてもらうわ。」
その話を聞いた私達は驚愕を超えて、畏怖や恐怖があった。
1つは幾つもの神を祀る処を壊して回っていたから、たまにそこに封印されている
邪神や悪魔、妖怪などを己の知らないとこで体に入って、色々な不運なことや
時には生きてることさえ怪しい怪我などもしたらしい。
もう1つは何回か神界に行って、暴れては追い出されを繰り返していたそうだ。
もう1つはさらに何回か悪界に堕ちてはそこの支配者になり、地上に上って、暴れていたそうだ。
これらの話を聞くと、いつの間にか椛は神界と邪神達の戦争に巻き込まれていた。
筆頭は椛だけど。
場面は変わって椛?になる。
椛はいま、自分の精神の間にいる。 いわば、精神世界だ。
椛「・・・また、来ちまったか。・・・今日は誰だ?」
?「私だ、椛。すまぬな、私は元々この世界の邪神だったのだが、亜空間に封印されて、いつの間にかあちらに行っていたようだ。」
椛「・・・たわしか。・・・いえ、ケフィ」
ロスド「それ以上は言わせん。それと私はたわしではない。ケフィアでもない。 ロスドだ。」
椛「・・・ネタは大事だぞ?メタい部分を除いて。」
ロスド「ごほん!・・・それで、今椛の体を借りて、現魔王・・私の娘がどういう状態なのか、魔国はどうなっているのか、あいつらは生きているのか。の確認と抹殺だけだ。」
椛「・・・・!娘いたの!?」
ロスド「・・・いますよ。これでも夫ならぬ、
椛「・・・わぉ・・。それより、確認なら、俺の体を借りなくても、俺のスキルで、お前の体を作れたのに。」
ロスド「・・・わかっていたのだが、やっぱり、頼るのは気が引けてな・・・。
それで、体を借りることにした。」
椛「・・・それって、体を借りるほうが、普通気が引けるよな?」
ロスド「私は人ではない、邪神だ。人の感性と一緒にするな。」
椛「ふーん。まぁ、頑張って。俺のスキルは使えないだろけど。」
ロスド「ん?体はこちらが借りている。スキルはこちらの権限じゃないのか?」
椛「・・・はぁ、生きてるやつってわからないことがあるよな?ステータスは本来魂の数値だ。体を借りてもスキルとか使えるなかろうて・・・。」
ロスド「・・では、私のステータスは?」
椛「今の俺の体のステータスになっているはずだ。昔の感覚でやると、おかしくなるぞ?」
ロスド「・・・いいことを聞いた。では、次は何かいい土産を持ってこよう。」
椛「おう、期待してるぜー・・・( ˘ω˘)スヤァ」
ロスド「・・・お前は俺の魂より、黒く、黑く、暗い。ここにいるものすべてを染めてしまいそうだ。・・・いつか私もお前を癒す側になりたいものだ。」
続く
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