第25話 暴走 part2
ハマノンは今暴れる寸前の主を少し遠くから視ている。
ハマノン(・・・主からあの状態になる前の言葉・・・『それと、神に・・伝えろ・・俺を・・・・殺せ・・・』・・・そこまで深刻なことなのだろうか?・・・
そんなことより、あの人達に念話を・・・!?)
急に主の気配が消えたと思ったら、いつの間にか自分の目の前に居た。
ハマノン「・・・・・・・」
椛?「うううぅぅウウウ・・・?」
ハマノン(・・・?暴走だから普通に襲ってくるのかと思ったけど・・・違う・・?」
椛?「・・・・・s・・i・n・・de・・・miru?」
ハマノン「!?」
ハマノンは暴走した主の言葉をしっかりと聞いていた。
そのせいか、少し後ろに飛び戦闘体形になる。
ハマノン「・・・・(あの人達に一刻も早く、伝えなければ!)」
椛?「・・・s・・a・su・・g・a・・・kaminotikarawomotumono」
ハマノン「!?」呂律が急に良くなった声で聴いてしまった。
『さすが神の力を持つ者』
ハマノン(・・・やばい!主の言葉が正しければ・・・逃げなければ!)
椛?「kukuku・・・nigetemoiikedo,omaehasoredeiinoka?」
『くくく・・・逃げてもいいけど、お前はそれでいいのか?』
ピタっ ハマノンはその声に止まった。
ハマノン(・・・私は・・・どうすれば?・・・あれ?私・・・何をすれば・・・)
{椛(忘れるな、自分の役目を)}
ハマノンは前に言われたことを思い出して、自分の役目を思い出した。
ハマノン(!?・・・そうだ、私には私の役目を!)
椛?「hou・・・yuuwakugakikanakattaka.mala,ii.soreyori,aiturawosimatusinaitona.」
『ほう・・・誘惑が聞かなかったか。まぁ、いい。それより、あいつ等を始末しないとな。』
椛?らしき黒い者は何処か遠い場所に飛んで行った。地面を蹴って。
ハマノン「・・・ハッ!急いで、あの人達に連絡を!」
続く
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