第9話 闘技祭 前編
前回のあらすじ・・・いらないな
本編
あれから、エルナさんに、人気のない森を教えてもらって、スキルの使用の確認、用途、範囲、SPの消費など、いろいろとわからないといけないしな。
椛「・・・さて、ここでいいか。ここなら、あそこから、大体・・・30kmか・・・始めるか、ハマノン」
ハマノン「はい、なんでしょうか」
椛「まず、いま俺は周りから見ればひとりごとを言っているのだ。」
ハマノン「はい、そうですね」
椛「だから、創造魔法の解説をしてくれ」
ハマノン「はい、創造魔法とは、言葉道理で物や生き物、元素なども創造することができます。ただし、1回使用するたびに、100SPを使用、そして、壊れるか、腐敗、溶けるか以外では形を残します。まぁ、SP消費はないと思いますが。」
椛「ふむ・・・つまり、SP100を消費する代わりにそれは魔力切れでも消えないんだな?」
ハマノン「はい、その通りです。あとは、イメージ力が必要です。イメージ力とは、妄想、考えた物を具現化をするための力です。あと、魔法を使用する際にも使いますし、魔法の場合は周りに影響することも考慮しないといけないので、あしからず」
椛「ふむ・・・ハマノンはどんな体がいい?ロリ貧乳?ロリ巨乳?巨乳お姉さん?どれがいい?」
ハマノン「・・・・("゚д゚)ポカーン・・・私はどれでも・・・(男子という発想は無かったのだろうか・・・)」
椛「ふぅーん・・・じゃぁロリ貧乳で、いい?」
ハマノン「はい、それでお願いします・・・」(男は?)
椛「・・・創造魔法、発動・・・・体の構築を開始、名前はハマノン身長は154cm体重は48kg・・・オッドアイ、右が黒、左が白・・ヘアー色は黒・・・構築終了・・・ふぅ・・・終わったー・・・どう?その体は?」
ハマノン「はい・・・異常はないです。逆に気持ちが良いぐらいです・・・まさか自分が人間に成れるとは思ってもおりませんでした・・・」
ハマノンはそう言って、自分の体をまじまじと見た
椛「さて、服はどうしようか・・・」
ハマノン「へ?・・・きゃああああぁぁぁ!」
ハマノンはいつもの声でも高いのに、悲鳴はその倍に高かった
椛「ふむ、服は巫女服でいいか・・・ ぽん はい、できた、これでも着てきな」
ハマノン「は、はい、着替えてきます・・・覗かないでくださいね」
ハマノンは椛がぽんと出した巫女服を着に木の後ろに回っていった
椛「・・・ハマノンって感情があるんだな、てか、俺が作った体だからあまり萌えはするけど、発情はないだろうな」
ハマノンは俯いたままこちらに来た
ハマノン「ど、どうですか?似合ってますか?」
ハマノンは顔を真っ赤にしてもじもじしながら聞いてきた
椛「ああ、ニヤってるぞ」
ハマノン「ん!?何か求めていた言葉と何か違いますよ!?」
椛「ははっ、気にするな、さて、次は・・・ステータス」
ハマノン「あ、そうそう、ステータスは口にしなくても、想像さえすれば、出てきますよ?」
椛「・・・それを早く言ってくれ・・・」
椛は聞いた瞬間呆れ顔で突っ込んだ
椛(ふむ、なら、ステータス・スキル)
スキル
鑑定、偽造、創造魔法、解説「ハマノン」、即死魔法、火魔法、水魔法、風魔法、光魔法、闇魔法、土魔法、回復魔法、
・・・・は?チートを通りこしてんじゃねぇよ・・・
まず、気になったのは、マジックボックスと、武器召喚、防具召喚、即死魔法か
椛「ハマノン、ちょっと教えてほしいのがあるんだが、いいか?」
ハマノン「はい、何ですか?」
こちらにやってきた、ハマノンに
椛「マジックボックスと武器召喚、防具召喚、即死魔法について教えてもらいたいんだが・・・」
ハマノン「ああ、その4つですか、わかりました。まずマジックボックスとは、無限に物や生命体などを補完できる物です。もちろん、時間が止まっているので、つねに新鮮な食材が食べられます。次に武器召喚と防具召喚ですね、この2つはその名の通りに自分に似合った武器を召喚、防具を召喚することができます。召喚してから戻すまでにタイムラグはありません。ただし、複製はできません。次に即死魔法についてですが、これも名の通りに相手を死なすことができます。条件としては、相手を見るか、殺気を感じれば、即死魔法は使用できます。ですが、連続使用、大量死をした場合は気分が悪くなるので気を付けてください。・・・わかりましたか?」
椛「・・・あぁ、長い話お疲れ。ふむ・・・じゃぁ、まずは武器召喚と防具召喚をやろうか」
ハマノン「はい、では、一番自分に馴染みやすい武器を想像して、名前を呼んでみてください」
椛(・・・ふむ、一番自分に馴染みやすい武器か・・・刀だな、2本。妖刀と神刀で、妖刀の方を
椛「!?天魔!紫!こい!」
椛がそう叫ぶと、椛の足元に魔法陣が出て、光輝いたと思ったら、目の前に禍々しい刀と神々しい刀が浮いていた。椛はそれを見て何を思ったのか、その刀に魔法を掛けた。
椛「俺を守れ、天魔、紫」
椛の言葉に2本の刀が消えた
ハマノン「・・・自衛以外では出ないようにしたのですか・・・」
椛「ああ、常にぶら下げていたら邪魔だし怪しまれる。マジックボックスに入れてもよいが、時間が止まっているから、こっちに来るのにタイムラグがあると思うしな」
ハマノン「よく、考えているのですね」
椛「・・・よし、次は防具だな、どんなふうにしようかな・・・」
そうして椛は目を閉じて、考え出した。
椛(ふむ・・・どんな風にするか・・・昔の侍みたいな防具でいいか。兜は重くていらないか。狐のお面は付けるか、色は全部黒でいいだろう。単調で軽くてもいいようにと・・・名前は・・・
椛「・・・・・・・我を守り、相手を屠るぞ!阿修羅ァァ!」
椛が叫ぶとまた魔法陣が出て、光輝いたかと思うと、椛の全身に和の鎧を着ていた
椛「・・・ふむ、案外見た目の割りに重くないな。胴もあまり大きくないし、動きやすいな、よし、戻れ」
椛が戻れと言ったら、鎧は消えた
ハマノン「・・・もう闘技祭、優勝ですね・・・」
椛「その気だ、それと確認したいんだがいいか?」
ハマノン「はい、何ですか?」
椛「武器召喚は一番自分に馴染める武器しか召喚できないんだよな?」
ハマノン「はい、そうです。どうして、その様なことを聞いたのですか?」
椛「いいや、ちょっと気になったからな・・・」
椛(ふむ、なら、天魔、紫)
椛は何を思ったのか、妖刀・天魔と神刀・紫を呼び出した
椛(よし、次は・・・・2つの西洋の剣を想像して・・・よし、イメージはできた、次は・・・名前か、黒と白でいいか長さは50cmで)
椛「黒、白、こい」
椛が呟いたら、その手に黒色と白色の短剣を握っていた。もちろん、天魔と紫は宙に浮いている状態でだ
ハマノン「えっ・・・何で、もう1つ武器が・・・」
ハマノンは何が起きてるのがわかっていなかった
椛(解説役がわからなくてどうするよ・・・)
椛「さて、後は、なぁ、ハマノン」
ハマノン「は、はい、何でしょうか?」
椛「俺ってステータス全部-じゃん体力にもそれは比例するのか?」
ハマノン「-と言うのは、測定不能なので、誰にも分らないのです。それと比例はします。」
椛「そうか・・・じゃぁ・・・あ、そういえば、」
椛(ステータス・称号)
称号
異世界人の殺人鬼、全神の加護、スペシャルマスター、不老不死
・・・・おい、スキルがチートなのに、ここもチート級ってどういうことだよ・・
椛「なぁ、ハマノン、俺が持っている称号の説明してもらってもいい?」
ハマノン「はい、まず、異世界人の殺人鬼ですが、あなた様が元の世界で人を殺しまくったことが原因だと思われます。次に全神の加護は前にも少し触れましたが、元の世界と今の世界の神々の加護を貰っているという形式ですね。次のスペシャルマスターも加護の1つです。すべてのことをマスターしているということです。例えば、鍛冶をすれば、質のいい武器を作ることができる。料理をすれば、高級料理店の味がするなどなどがあります。次に・・・不老不死は・・・そのままの意味です・・・死ねない、老いれない、生物の3大欲求も必要ないです。・・・ただし、封印系の魔法では死にはしませんが、身動きができない、考えることしかできません。永遠の時を過ごすことにもなるかもしれません。・・・以上ですかね」
椛「・・・お疲れ様、死ねない、老いれない、3大欲求は摂れるけど、必要はない・・・は、ふざけてんのかよ。永遠に罪を背負ってけか・・・この魂は一体どこを目指せばいいんだ?」
椛は苛立ちを顔に出してはいるが、その真相は悲しみに見えた
椛「・・・よし、ちょっくら、モンスター狩って暴れてくるわ、周りの地形関係なく破壊するから、あとで直しておいてね。行ってきまーす。」
ハマノン「はい、わかりました」
続く
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