第2話〜みんなのリーダーって?〜 前編
さて周りの意見を汲み取り委員会活動を開始していった祥だがまだまだ問題は山積みだった。文化祭での活動 日常での活動 お知らせの発行...などなど...
根本から言えば副委員長すら決まっていないという事態だった。
そんな中 俺は生徒会室にいた。「はい じゃぁ生徒会始めまーす」
と言って会議を始めたのはうちの学校の生徒会長
彼女はあまり引っ張っていくタイプではないが自ら仕事をし、みんなを彼女なりに引っ張っている(と僕は思う。)だが、彼女には大きな、いや大きすぎる欠点がある。それは「周りにとても流されやすい」という会長として大丈夫なのかという欠点である...実際会議でも...個人的には会長よりしっかりしてる
その話を聞いたのはその日の帰りだった 会長と一緒に帰ることになり思い切ってこの話をしてみた。すると彼女はこう切り出した「なんかね...憧れてたの...」僕は一語一句聞き逃さないように耳を傾けた...
彼女は中学時代からリーダーというものに憧れてきたそうだ中学時代から部活の部長やグループでの仕切り役などを活発にやってきて会長は思ったそうだ「私ね、高校に入る前に、こう決めたんだ『生徒会長になるんだ!』って」彼女は、はにかみながら答えた。「でもね、やっぱり現実はそう甘くなかったの。先生からは真っ向から反対されて、誰も応援をしてくれなかった。でも私は諦めなかった。いや諦めたくなかった...って言った方が正しいかも。そんなんとき出会ったのが澪だったの。」彼女の口から出てきた澪というのは
「だからね...私 自分にできる精一杯のことをして...澪に 澪に恩返し出したかったの」彼女の決意のような声は乗り換えの駅のホームに響きわたった...
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます