人、物、場所などのまとめ 3

※人※


ミレイ・バルド


クラス 『戦士』

性別  女

バルガ族の女戦士で西のラーケルにあるファージア冒険者学校へ通っている。

ジルメイダ・バルドの娘でカーリオ・バルドの妹。

褐色の肌に革鎧を着て、深い朱色のマントを羽織り、背中まであろうかと言う髪を後頭部の高い位置で一つにまとめ垂らしていて、綺麗な二重の鋭い赤い目とやや厚めの唇が印象的な人物。

母親に買ってもらったと言う長剣は、ぼんやりと黄色く輝いていて、それは光の属性が付与されたレアな剣だった。

思ったら行動にすぐ移すタイプ。

その事が原因で、冷静さに欠けるときがあることを本人も自覚していた。

兄のカーリオの事を「カー兄」と言う。

そして兄に対して怒ると、「馬鹿蟹」と言うことがある。

母のような戦士になりたいと思っている。

首なし騎士デュラハンを倒したいとも思っている。

バルガ族の成人の儀式を受けるためにバルガの村へ向ったが大雨によって道が塞がれてしまったため、レイアークの町にいる兄の元へ来ていた。

そして今回の騒動に関わり、その後、道が繋がったため、彼女は儀式を受けるためにバルガの村へと向った。



ギルヴァン・ゾルヴァ


クラス  『戦士』

性別   男

西の英雄ゼグレム・ガルベルグの仲間。

ダマスカスの双剣を持つ人物。

一重の鋭い目、土色の肌、やや出っ歯。

ニーフェの森での戦闘では、双剣を自由自在に変化させ、敵を圧倒し戦っていた。

噂で彼はアンデッドの『レヴナント』ではないかと言われていた。


ロゼリィ・アルペティ


クラス  『アコライト』

性別   女

深い青紫の髪をした凛とした顔立ちの女性。

西の英雄ゼグレム・ガルベルグの仲間。

ニーフェの森で遭遇した夜盗たちを軽々と倒していたことから、かなりの実力を持った人物。

ミスリル銀で出来た装備で身を固めている。

楯には戦乙女と言われる『ヴァルキリー』が描かれている。

元々はヴァベルの教会の前で置き去りにされた赤子。

彼女の入れられていた籠に、手紙があり、そこに『ロゼリィ』と名前だけ記されていた。

そして、ヴァベル家に代々仕えているアルペティ家に引き取られ、そこでヴァベルの人々とともに生きてきた。

その中でリュシアの母ソフィアと母の姉エリスに特に可愛がられていた。

彼女はアコライトととして成長し、ヴァベルの人々に恩返しをするために、ヴァベルの塔を探していた。

リュシアとも共に過ごすことがあったようだ。

アートスの冒険者ギルド職員ミラン・シュミットとは親しい友人関係でもある。

彼女は去るときに、「ゼグレムは人材を集めている」と言った。



ビルハッド・ギンチェスター


職業  『フォーチュンテラー(占い師)』

性別  男

ニーフェの森の中にある湖に浮かぶ小島で占いの館を営んでいる有名な占い師。

黒いローブを羽織り、真っ白な手袋をし、杖をつき、口ひげを蓄え、長い眉毛を持った老人。

魔女メディアの12番目の夫。

よく気が利く、優しい男。

夫婦で大地の迷宮を守っている。

若く情熱を持って生きている時に、魔女メディアに出会った。

タロットを使い、フォーチュンオラクル法と言う、カードの並べ方で占いをする。


メディア・バルフロイ


クラス  『魔道師』

性別  女

癖のある白髪、鋭い目、真っ赤な唇、そして無数の星のある夜空を連想させるような柄の黒いローブを着ている。

そのローブは風も無いのに揺れていた。

オリディオール島にある古い書物に載っている人物。

古代世界に存在したと言われる3賢者の一人、ベルキフォール・ラディンガーの弟子。

不死の存在でもあるが、彼女曰く、完全ではない。

それは、伴侶となるべき人物を見つけ、その者と契約をすることにより、彼女はその者と同じ年齢の肉体に戻ることが出来るということだった。

それを繰り返すことで、彼女は生きながらえている。

また、魔王と戦った光の戦士の一人、大魔道師ウィハル・レイアークが本来は一番弟子になるはずだったが、彼は魔王と戦うために、魔道の道を究めることを辞めた為に、2番目だった彼女が繰り上がる形で、一番弟子になったと言われている。

未来ではなく、現在の人の立ち位置を占うことが出来る。

元々は、どこかの国の王女だったと言う。

他にも彼女が何かを探して、世界を彷徨っている中、様々な人々と出会い、そこで事件に巻き込まれ、それを解決した話などが、いくつか存在していた。

彼女は魔術に長け、黒い服を好んで着ていたことから、『魔女』とよく呼ばれていた。

またフェイ・ファディアスに氷の魔法を教えたと言う逸話が残っている。

言いたいことはすぐに言う。

大地の迷宮の攻略を師である、ベルキフォール・ラディンガーに命じられた。

これを達成することで、彼女は賢者の1人となれるということだった。

そのため、大地の迷宮に何年も挑み続けている。



ベルキフォール・ラディンガー


クラス  『ワイズマン(賢者)』

性別   男

エルガイアの古代世界に、あらゆる魔道の道を極めた者達がいた。

それが3賢者と言われる存在だった。

その内の1人が、この人物である。

現存する資料によると、彼はハイエルフの男で、古代の秘術により不老不死になったと言われている。

また、ハイエルフ達が創り上げた魔法の王国とドワーフ達の国との永きに渡る光の種族同士の戦いの時代があった。

その時に彼は、宮廷魔道師であり、軍師でもあった。

そして、その戦争の最中、彼は突如として姿を消したと言われている。


リーネ・パルトワ


寮母

女性

エルディアのいた魔法学院の寮の寮母。

ふくよかな体系をした中年の女性。

口うるさい存在で、学生たちからはやや苦手にされている。

エルディアやシュリンにとっても苦手な存在だった。



デニス・ワーロン


職業 『自警団員』

性別  男

クフィン・ダルグレンの同僚。

冒険者時代に魔物と戦ったときに片腕を無くしてしまったため、遭えなくその道を諦め、自警団員になった。

彼はエレーナに、クフィンの事について情報を売っていた。

そしてその金で酒を買い、勤務中によく飲んでいて、匂いを漂わせながら仕事をするのが日課だった。

シャムシールと言う、僅かに曲がった細い刃をもった刀剣を持っている。

シャムシールはレアアイテム。

大地の抵抗を持っていた。

これは、彼が冒険者であったころに自分で見つけた物だった。

クリスが甦らせた、巨漢のスケルトンウォーリアーによって倒され、命を失った。



ジェラルド・ダルグレン


職業  『自警団員』

性別   男

クフィン・ダルグレンの父親。

ゾイル地域を守る自警団の最高責任者。

階級は自警将。

白髪の混じった髪の細身の男で、クフィンと同じような鋭い目を持ち、目尻にはシワがあり、黒いコートを着て、首には白いスカーフのような幅広のタイを巻いていた。

厳格な男で、感情を普段はあまり表に出さない人物。

出世をすることを、第一に考えている。

彼が家庭を顧みなかったために、妻は彼の部下と共にクフィンを置いて家を出た。

そして西の大陸で、その2人は魔物に襲われ他界している事をジェラルドとクフィンは知らない。



チェスター・マキュベル


エレーナの父親。

代々あったマキュベル宝石を受け継いだ人物。

オリディオールの中でも三本の指に入るほど有名な宝石商。

口ひげを蓄え、身長の高い、紳士風の品のある容姿をしている。

娘のエレーナを溺愛している。

そしてクフィンの事も気に入っている。



アデラ・マキュベル


エレーナの母親。

元々はダンサーだったが、今はその面影のある体系ではない。

豪華な服やアクセサリーに身を包んでいる。

夫と同じように娘を溺愛し、クフィンも気に入っていた。


レビア・クレール


クラス 『魔道師』

性別  女

『ビーストテイマー』と言う、魔物を飼いならす事ができる古代にあったクラスを目指している人物。

編みこまれた髪に緑がかった青色の鳥の羽飾りをしていて、草色の革の服に身を固め、メガネをかけている。

明るい性格の元気な人物。

カーリオの隣りに研究部屋を持っている。

そして、エルディア達と船に乗り、北東のレムリアへと向った。



ボルウィン・ハーシュ


職業  『自警団員』

性別  男

元冒険者で、西の大陸で冒険をする中で見つけた『シールドソード』と言う、楯の先に鋭い刃が付いた楯を武器に戦う厳つい顔の大きな体を持った戦士。

階級は自警尉。

シールドソードは、レアアイテムで、火の抵抗を持っている。

その大きな楯と体で、数多くの仲間を守ってきた。

同じ冒険者仲間は彼の事を古代の鉄壁の英雄「スヴェル・ヴァイン」から「スヴェルの盾」と呼ばれた。

自警団に入ってまだ半年も経っていなかった。

彼は結婚をしたのが遅かったため、まだ小さい子供がいた。

それだけに出来る限り、彼なりに若作りしていたため、デュランに「おっさん」と呼ばれたくなかった。

だから彼に対してそう呼ばないように言っていたのだった。



ベルフレード・アルペティ


クラス  『エクソシスト(祓魔師(ふつまし)見習い』

性別   男

ヴァベルの一族に連なるアルペティ家の少年。

黒い服で全身を覆い、首には赤紫色のストールを巻き、手にはスティレットと言う武器に変化することの出来る銀製のメイスを持っていた。

彼の父親は、この家の当主。

そして、彼は次期当主になるため、日々エクソシストとして修行の日々に入っていた。

しかし本当は、父親が仕事をあまりしたくないために、彼に仕事を手伝わせていたのが現実だった。

その事をベルフレードも理解しており、ぼやく癖が彼に身についてしまっていた。

リュシア・ヴァベルとは、姉と弟のような関係で、幼いころはよく彼女に遊んでもらっていた。

またロゼリィ・アルペティからも戦いの技を習っていたこともあった。

ベルフレードは、一人前のエクソシストになりたいと思っていた。

彼の祖父がベルフレードにとって憧れの存在だった。

だから祖父のようになりたいと思っていた。

そして、この現実を前向きに捉えようと神に祈っていた、その時、現れたのがクフィン・ダルグレンだった。


※その他※


【ノーム】


4元素の精霊のうちの一つ、大地を司る精霊。

非常に小さく、人間の手のひらに軽く乗ってしまうほどの大きさしかない。

真っ赤な尖った帽子をかぶっており、その姿は立派な白い髭を生やした老人のような風ぼうをした小人である。

大地の力が強いところに、よく出現する。

また、4元素の精霊の中で最も高い知性を持っている。



【ピクシー】


悪戯好きの小さな風の妖精。

薄い赤い色をした髪を持ち、青白い肌に尖った小さな耳を持っており、大きさはノームと同じぐらいである。

夜目も良く効き、背中に小さな羽根を持っており、ぼんやりと光る鱗粉を撒きながら自由自在に空中を飛び回ることができる。

人間などに悪戯をするのが好きで、地面や壁に輪を描くことが良くある。

飛び回りながらでもあるし、馬に乗って描くこともある。

その時に出来る輪の模様を『ガリトラップ』と言う。

ガリトラップはピクシーの鱗粉が含まれており、僅かに光る。

この光る輪がある場所には、ピクシーがいると言われていた。



【ヴァルキリー】


この世界においては、戦の神『ヴォーディン』の娘を言う。

光の霊体になった、デミゴッド(半神)。

戦場で死んだ優秀な者を、神々の戦いに備えるために、天界の宮殿へ導く役目を負っていると言われている。

黄金の長い髪と鎧を着た、凛々しい顔の美しい女性で描かれることが多い。



【レヴナント】


アンデッドの一つ。

この世界では、何らかの強い思いを持ったまま死んだ者が、腐敗した肉体になる前に、再び生き返った者を言う。

そして強い思いは、主に復讐などが多い。

生前の記憶や技の一部を持ち、見た目もゾンビなどのアンデッドとは違い、腐敗もしていない。

ただ、聖なる力などに弱く、触れたりするとその部分が土のようになり、崩れることがある。

しかし、その思いを果たすまでは、崩れ去った部分が時間が経過することで再び元に戻り、その思いを果たそうと再び動き始めると言われている。

そして、アンデッドの中でも上位に位置する能力を有している。


【ジャック・オー・ランタン】


この世界では、嘘つき、遊び人、そして堕落した人間の霊が、天に召されることなく火の玉となり、この世を彷徨っている存在。

嘘をついたり、人を驚かせたりすることを好む。

なぜかランタンの炎に宿り、時々人間のいるところに現れては、軽い悪戯や人が一瞬驚く事をする。

それが彼らにとって至上の喜びとなるらしい。

そして、それ以上のことをすることは無く、比較的無害な存在。

ニーフェの森の中にある湖『ラルセニア湖』で、エルディアたちは、『ジャック』と名乗るジャック・オー・ランタンに出会った。

彼は、夜中にビルハッド・ギンチェスターのいる占いの館のある島まで客を連れて行く役目を担っていた。

そしてその姿は、町にいる無邪気な少年のようだった。



【レイクタートル】


薄っすら黄味がかった白い亀。

ニーフェの森にあるラルセニア湖にいた。

グールマとケローネと言う名前でエルディア達の前に、つがいで現れた。

甲羅の中心辺りに、太陽と三日月を連想させる模様がある。

元々は、砂漠のオアシスに存在したと言う。

普通の亀より力強く、早く泳ぐことができる。

湖に生えている『カルハーベ』と言う木の葉を食べる。



【ラウルス】


触覚や聴覚などの感覚が、非常に優れた盲目のフクロウ。

全身は黒く、そして瞳は青く透き通っていて、夜空に浮かぶ星座のようにきらきらと輝く、いくつもの小さな点の輝きを持った瞳を持っていた。

魔女メディアとビルハッドに飼われており、このフクロウの瞳を通して魔女メディアは、外の世界を見ることができる。



【ドワーフ】


人間よりも、背は低いが体格は人よりも良い、光の種族。

団子鼻、短い手足、寸胴で樽のような体系で、男は若くして長い髭を持つ。

酒が好きで、その樽のような体は非常に強靭で力もある。

難点があるとすれば、光の種族で一番、歩いたり走ったりする速度が遅い。

しかし、その見た目とは違い、繊細で器用な技術を持っている。

彼らの得意な技術は、鍛冶、錬金術、工芸技術などである。

まだ人間たちは、その存在を知るのみだった。


【アルプ】


ドワーフとエルフの間に生まれ、闇に堕ちた霊体の下級悪魔。

上位の悪魔バアルゼブブに仕え、その時に忠誠の証として虫のような姿になった。

夢魔の一種でもあり、主に寝ている女性に取り付き、その者を意のままに操ることができる。

この悪魔が吐く息と、尻尾にある棘で、狙った相手を眠らせることが出来る。



【エクソシスト】


様々な魔法や道具、技術などを使い、悪魔や魔族、悪霊に立ち向かう、対悪魔及び悪霊専門のクラス。

悪魔や悪霊に対してのみ、有効な技術や技を使うため、冒険者になることはあまりなく、主に審議会やギルドの依頼を受けている。

祓魔師(ふつまし)とも言われる。

ヴァベルの教会に主に存在する。



【ポルターガイスト】


この世界では、強い霊力がある場所や、そう言ったものが発生した場合などに、共に現れることがある悪霊の一種。

この霊が現れると、ラップ現象と言う、誰も居ない部屋や何も無い空間などで様々な音を出すことがある。

その時に出る音をラップ音と言う。

一定の空間に縄張りの様なものを作り、そしてその中へ入った者の魔力を命尽きるまで奪い取る。

倒すまでは、その空間から出ることが出来ないと言われている。

本体は、その空間に存在する物に、次々乗り移っていくため、捉えることは難しい。

魔法学院の学院長の自宅に現れ、エルディアたちによって倒された。



【ビーストテイマー】


様々な魔物たちを従えることが出来るクラス。

このクラスが使う特殊な魔法の契約を、対象となるものと交わすことで、自らの支配下に置き、冒険や生活を共にすることが出来る。

伝説によれば、小さな小動物から大きな火を吹く魔獣、翼を持ち、大空を飛翔する幻獣、海の魔物たち、そして上級者になれば竜を従えた者も存在したと言うことだった。

しかし、このクラスの情報に関しては、現在、何も見つかってはいなかった。


※物※



【ラオルバの木】


魔力が他の木に比べて高い木。

年に一度のヴァルプルギスの一番最初のかがり火に使われる木でもある。

そのままだと苦味のある独特の香りがする。

しかし、火によって燃やされると、深みのある柔らかで甘い香りが出てくる。

そして木が燃えると赤に近い橙色の煙と灰が出る木。



【ニトクリスの鏡】


中に魔物がいるという鏡。

複製品が多く存在している。

魔女メディアがこの鏡を欲していた。

牙を出した2匹の銀で出来た蛇が、鏡の外側で交差しあっているもので、目には紫の宝石がはめ込まれていた。



【ダマスカス鋼】


この世界では独特の木目調のある、茶色い鉱石のことを言う。

非常に強靭性のある石で、武器や防具などに利用すると強くてしなやかなで、かつ、ルーンを入れなくとも錆びる事が無い物ができると言われている。

しかもその強靭性から、たくさんルーン文字を入れてもその強靭性は失われないと言われていた。

ダマスカスは、加工することで、いくつかの種類が出来る。

ゼグレムの仲間、ギルヴァン・ゾルヴァが持っていた物は、一つは普通のダマスカスで、もう一つの赤いダマスカスは、深紅のバラの花びらを幾重にも重ねたように見えることから、『ローズパターン・ダマスカス』と呼ばれていた。

これを武器に用いると、攻撃された場所の傷が治りにくくなる効果が付くと言われている。

また、防具に使用すると、火の抵抗を持つことが出来る。

しかし、人間たちはこの鉱石のある場所も、加工の製法も見つけてはいない。

あるのは、古代の人々が作った物だけだったが、それもほとんど見つかっていない。



【ミスリル銀】


ダマスカスと同じく希少性のある白銀に輝く銀。

聖なる光の属性を持つ。

軽くて強靭で錆びる事もなく、その輝きが失われることも無い。

破邪の効果があるとも言われている。

それ故、特にアンデッドに良く効くと言われていた。



【カルハーベ】


月の光を浴びることで、赤い部分は白くなる木。

ニーフェの森の中にある湖の中で自生していた。

かなり大きくなる。


【レムリアン・クリスタル】


深く青味がかった水晶。

ゼグレムが発見した北東の大陸で見つかった。

非常に魔力や霊力を投影させるのに抜群の力を持っている。



【カロンの杖】


冥界の河にいる、死者の霊を船で運ぶカロンと言う者が持っていたという杖。

ラドラー学院長が持っていたレジェンドユニークアイテム。

その後、アルプに乗っ取られたクリスに奪われた。

魔力を消費することで、アンデッドを甦らせることができる。

そのため、『死者の杖』とも呼ばれる。

また、強い霊力のある物から即死効果のある『カロンの手』と言われるものを出すこともできる。

ニトクリスの鏡と合わさることで、セット効果として現れ、何人もの町の人の命が奪われた。



【ベラフォラ】


中毒症状を引き起こす麻薬。

幻覚、酩酊や多幸感を感じさせるだけではなく、魔法の抵抗力も無くしてしまう。

戦争中にあったハイエルフとドワーフが休戦協定を結ぶきっかけになったほど危険な物だったと言われている。

ヴィガル商会が、どこからか見つけ、栽培していたという。



【スティレット】


短剣の一種。

十字架のような形状で、刃が無い。

その代わり、先端が針のように尖っている。

鎧などの隙間に突き刺すことが出来る。

また、騎士に誇りある死を与えるために、止めに使われることもあったと言う。

エクソシスト見習いであったベルフレード・アルペティが使用していた。

彼の持つメイスは、光の攻撃魔法を発動させることで、形状をスティレットに変化させ、そして一度の魔法で2回分の効果を発揮させることが出来るメイスだった。


※場所※



【マルキーの料理店】


レイアークの中の北西側にある。

この店の料理は安く量があり、それでいてそこそこの品質の料理を味わうことができるため、学生達が多く利用している場所。

スープが自慢の店。



【ニーフェの森】


オリディオール島中央、ゾイル地域の南側にある、島最大の森。

森の中にはラルセニア湖と言う名前の湖があり、そこにある小島に占いの館があった。

しかし、実際にあったのは大地の迷宮だった。



【ラルセニア湖】


ニーフェの森の中にある湖。

魔女メディアによってかけられた結界があり、魔物などを寄せ付けない効果があり、霧でさえもこの湖では、浅くしか漂うことが出来ない。

水中には、カルハーベの木がたくさん茂っている。

かなり深い湖らしく、湖底を確認した者はいないと言う。



【占いの館】


大地の迷宮の第一層を、人が住める空間にした場所だった。

ここに占い師ビルハッド・ギンチェスターと魔女メディアが夫婦で迷宮を守りながら住んでいた。

基本的には予約制となっている。

料金が高いため、富裕層が主な客層。



【大地の迷宮】


入り口には、人の顔の様なものがおり、それは冒険者かどうかを確認し、もしも、冒険者であれば、その者に『アースブレス』と言う大地の補助魔法をかけ、迷宮へ向わせると言う。

また、石の顔は古代のドワーフによって作られたものだった。

この迷宮の最下層にたどり着いた者はいない。

有名な冒険者フェイ・ファディアスでさえも、たどり着くことはできなかった。

今は、魔女メディアがこの迷宮に挑んでいる。



【レムリア大陸】


ゼグレムが発見した。

オリディオール島から北東方向に存在する。

名前の由来は、レムリアンクリスタルが発見されたことからこの名が名づけられた。

レビア・クレールがもたらした情報によると、この大陸に世界の七不思議の一つアレクシャの町のフヴァルの灯台といわれるものがあるということだった。



【エルフィニア大陸】


オリディオール島から西にある大陸。

これもゼグレムが発見した。

エルフが見つかったことでそう名づけられた。

ユラト・ファルゼインがいる大陸。


※技・魔法※



【シールドチャージ】


楯を構え、敵に当たる近接戦闘クラスが使う技術。

楯の持つ能力を利用することで、更に威力などを上げることが出来る。



【チャージ】


肩から肘あたりまでを硬化させ、突撃をかける、戦士の技術。

相手の体勢を崩し、隙を生み出したり、後方へ飛ばしたりと様々な用途がある。



【グラウンド・ライジング】


大地の魔法。

術者の周囲にある地面から、土や石の柱を出現させる事ができる。

柱の攻撃は、打撃に近いダメージを与えると言われている。

また、込める魔力の量によって、範囲や効果時間などが変わる。



【蝋涙の歌】


人魚たちの間で継承されてきた魔法の歌。

蝋涙とは、ロウソクから流れ落ちる蝋を涙に例えたものである。

人間たちの世界では忘れ去られてしまっている。

魔力を含み、邪悪な闇の声などからの攻撃を和らげる効果と、声を聞いた光の種族の心を落ち着かせ、呪いの抵抗力を高める効果がある。



【ファルヴァ・グローリー】


光の魔法。

人の体に憑依した悪魔や悪霊を魔法の光で相手を包み込み、追い出す事ができる。

より高位な悪魔や悪霊が取り憑いた場合は、術者の技量が問われる。

エクソシスト専用の魔法。


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