サボり



俺は任された門番をサボって、松の泉とは違う泉に着いた。

簡単に言えば湖。ここが昼寝をする時のお気に入りの場所。

風がとても心地よくて、静かな場所だ。

湖の近くに生えている大きな桜の木。今は、夏だから、サクランボがもうそろそろ実る時。この木は時間の感覚を忘れているらしい。

何で知ってるかというと、分かるんだよ。何となく、分かること。無意識で、あ~、そうなんだな~。っていう感じで。


その木の陰に、俺は寝っ転がり、今日の出来事を思い出した。


魔力教会の中に入ってしまったこと。

初めて負けを味わった時。

使い魔になったこと。

女神様との口喧嘩。

面白い死神との出会い。

門番のサボり。


今日一日で色々なことが起きたな~。


いつも以上に疲れが現れるのは当たり前だ。

瞼が重たい。

そろそろ寝るとするか。


俺はそのまま寝た。



お休み。


黒梅「お休み、「粉雪」。」











ーお休み。-

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