戦闘開始


実「そんなこと言っている暇があったら、避けたらどう?」


黒梅「うおっ!聖水はやばかったな。」


俺のすぐ横に聖水入りの弾を打たれそうになりそうだった。やばいやばい、聖水は相当重傷の傷の元。流石に傷つけたくないな~。


神父「俺の事を忘れるなよ。」


そう言って来たのが神父様。だけど、


黒梅「忘れてなんかいないんだけど...」


相手から放たれた弾を簡単に避けていく。そして気付いたことは、


黒梅「右、左、右、右、左、上、下、下、左、上、上、左、右、下」


全部その順で撃たれていることが分かった。単純じゃん。

それに加えて実さんの打ち方は遅い方だから助かる。

神父様は実さんの遅さを計算して早くなるようにたまに自分の弾を使って実さんの弾を弾かせているんだ。おはじきみたいなシステム。違いは距離じゃなく速さを調整しているのが分かる。


疲れが出たのか、動きが鈍くなっていく。こっちは勿論好都合。

本気を出しますか。


黒梅「

我、天界の裏切り者、魔界に愛されし者

我、其方の力を求めし者

汝、今ここに召喚する

出でよ 神々の森林を燃やし者

アバルドン!!


そう叫んだ瞬間、大きな影が現れた。









ーそう言えば、「あの子」の目の色は血の色だったな。-

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る