第28話〝この間の例は、台風でした。″
ピグ:「この間の例は、台風でした。
最近の台風は、台風発生装置を利用したものが多くあります。
これもマスタードグが指摘している電磁波を利用した装置です。
今年、日本の台風による被害は、過去最大級規模になる計画がなされていたのです。
我々も、その計画を知った時には手遅れでした。
一つ目にコントロールされた、台風が日本列島を縦断し、各地に被害が広がった後、同じ規模、同じルート予測の台風がさらに三つ立て続けに発生しました。
この自然災害に見せかけた計画とその実行力は、脅威的でした。
しかし、その後、残りの三つは、不思議な結末を迎えるかたちとなったのです。
」
ジラ:「また、電磁波…
そういえば、よくアメリカなどで発生している破壊力の大きい竜巻が、最近の日本でも発生しているのも、もしかしてこの装置なんじゃない?」
ピグ:「間違いないと思います。
最近は、露骨に、この自然災害兵器での報復、脅し、などが繰り返されているんです。
でも、最近、その成功率は、低くなってきて、その大半が彼らのスーパー強運によるものだったのです。
恐らく、発生させている側も、首をかしげているはずです。」
ジラ:「なぜ、そんな特殊能力者が現れるようになったのかしら。」
ピグ:「どんなことにおいても、世界は、バランスを保とうとします。不安が高まるようなチカラを持つものが現れる時には、相反するチカラを持つものが現れるようになっているのです。」
ジラ:「それが、エレの設計した世界なのね。」
ピグ:「それは違います。
今、この質問の答えを知るべきではないでしょう。
早すぎるのです。
では、スーパー強運の台風の事例に話を戻しましょう。」
ジラ:「何なの?気になるわ!」
ピグ:「ダメです!そちらに意識を向けること事態が、今の私たちには、危険なことなのです!」
ジラ:「わかったわ…ピグがそこまでいうんだもの。
続けてくれる?」
ピグ:「わかりました。
ぃうえくいきあ…」
ジラ:「ピグ!どうしたの?!」
エレ:「ピグー!大丈夫?」
ピグ:「ならそまならかや」
ジラ:「なんなの?どうなってるの?」
ピグ:「なゎさかやあたまらわにかた」
ジラ:「なに?わけわからないわ!」
ピグ:「へにらむあたはまらやまなたやなまなたなたぬあたまやちなたなはやなわやはまらやにはあなやなわらてやなばやなや」
ジラ:「ピグー!」
ズシャー!!
マスタードグ:「これはまずい!すぐに手当てを!」
ジラ:「マスタードグ!」
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