第5話

「わぁ久々!巴の家!」

「お邪魔します。」

「おかえり〜にいちゃん!?」

俺の弟の滉一郎が2人の女子を見た瞬間口をあんぐりと開けた。

「にいちゃん…入学早々家に女子連れてくるってどういう神経してんの?病院行く?」

そして脳の心配までされた。いや神経の心配か…。

「いや、かくかくしかじかいろいろあって…」

と俺以外男子がいないことを説明した。

「うーんいまいちよく分からねーけどまぁいいや。んでそちらの方は?」

「あ、紹介が遅れた。巴くんとおなじクラスの海津澪だ。よろしく」

「滉一郎くん。覚えてない?麻耶だよ?」

「…あ!麻耶姉か。全然わからなかった。」

「うっそー!!!」

なんか盛り上がっているな。これだと母ちゃんがかえってこないうちに五話が終わるな…

「ただいま。巴帰ってるの?」

母ちゃん帰ってきた。タイミングよすぎだろ!

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