第4話

はぁ?待て待て待てなんでこいつがここに居んだ?こいつはお嬢様、受ける高校も、超お嬢様学校じゃなかったのか?

「巴くんの疑問はわかるわかる。大いにわかる。昔からずーっとそうやって言われてたもんね。でも、私のパパがここの理事長になっちゃったからここの高校を受けることになったんだぁ」

「いや、大いに分かってくれなくてもいいし、勝手に人の心の声を読まないでくれ。だがお前、ここの理事長が悟おじさんだと教えてくれてもいいじゃないか?」

「それがね、うちの、ママが…」

〈回想〉

「え?巴くんあそこの高校うけるの?」

「うん。だから教えてあげる?うちのパパがそこの理事長だよーって」

「え〜!?よぉく考えてみて麻耶。教えずにそこの高校に入った時、それを知ったらどんな反応をすると思う?思うだけでワクワクするわぁ〜」

〈回想終了〉

「って言ってたよ。」

「相変わらずお前の母ちゃんドSだな。」

「でしょー」

俺たちがそう話していると海津さんが

「へぇ麻耶の従兄弟か、是非お母上のお顔を拝見させて頂きたい」

「え??」

「早速で悪いが今日の放課後お邪魔してもいいかな?」

「え?え?」

「じゃあ、私も行く」

「ええええええええええええ??」

「おお。じゃあ決まりだな。では、今日お邪魔させてもらうぞ。」

「えええええええええええええええええええええええ????」

勝手に話を進めないでくれぇ〜

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