第4話 最終形態

渋谷という街。



渋谷が変わる。



空は大きな曇り空。


駅には近づけない。



『帰ろうよ。』と言う二人組みのカップル。

言っているのは、鞄を持っている女性。



シークレット『ちょっと、冷静になりたいからお水飲めるところへ行きましょう。』


ティラプリン『もう、甘いのは勘弁。』


佐田透『少し、センター街の奥に行ってみたい。冷たいものも飲めると思うよ。』



歩く3人。


人は、いつもの渋谷のようにたくさんの人が歩いている。

お洒落な人もいれば、渋谷らしいカジュアルな格好をしている人もいる。




佐田透『ここでいいね。適当に注文しよう。ちょっと、疲れたよ。休みたい。』


店内に入る3人。



店内に入る音




店員『いらっしゃいませ。』


ティラプリン『お水3つ!』


シークレット『言わなくてもここならだしてくれるんじゃない?』


ティラプリン『喉渇いてるんだよ。』


佐田透『はぁ、美味しいね。水。』



店内の様子を観察する3人。


渋谷らしい店。さっきの店とは異なる飲食店。


シークレット『車走っていなかったね。』


ティラプリン『そうだな、異様としか言いようがないよ。』


佐田透は携帯電話を持つ。

佐田透『実家にメールするよ。渋谷がちょっと変だから帰るの遅くなるて。』


ティラプリン『ちょっとじゃないだろ?大分変だよ。』


シークレット『そうね、私もメールするわ。』


ティラプリン『俺はいいかな。メール面倒なんだよ。』


佐田透・・・店員さんは渋谷の変化どう思っているんだろうか?



軽食と水。 少し落ち着く3人。


佐田透『そろそろ、出よう。』


会計する3人。


店員『ありがとうございましたー。』




外は盛り上がっている。


『渋谷!シブヤ!しぶや!』叫んでいる人達がいる。


煙がでている。


駅までの道はある。


道の横に列ができている。


その間をとおらざるをえない。


シークレット『歩き難いわよ。ちょっと、ティラプリン先頭歩いて道あけて。』


ティラプリン『道はあるから大丈夫だよ 冷汗でるなぁ。』


佐田透『焦らずゆっくり歩こう。もうすぐ駅だ。』


ティラプリン・シークレット・佐田透の順で歩く。



看板が変わる。その度に、渋谷は変わる。

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渋谷 が世界になる 佐藤豪泰 @goutaisato

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