第2春 誤解

敦「よし。」カキカキ……ガラッ。

ーーーーーーーーーーーーガラッ。

女の子「あ、七雲さんよ!……ねえ、見て!!」

あかりが寝ている所の机の上には、ノートが開かれていたー……

ノート「霧咲 響は利用出来た。女の子の友達もでき、その子達も利用しようかな……楽しみ。」

女の子「なに……これ……」

女の子「ねえ、これ持っといて明日言いつけよ!!」

女の子「うん!!」

翌日ーーーーー

さき「ったくーあかりたら、爆睡してたよ?」

私「ごめんね。💧」

学校ーーーーー

ガラッ、

皆「!!!」「来たぞ……」「うわー……来たー」「サイテー」ザワザワ……

私「?」

女の子「ねえ、七雲さん。昨日学校で寝てたわよね?」

私「あ、うん……」

女の子「あんたこれ、書いてたわよね!」ずい。

私「何……これ。霧咲 響は利用出来た……女の子の友達も…………て(何これ!!)」

女の子「どういうつもり?」

私「違っ!私じゃ……」何これ何これ!!本当に私じゃないのに!!

女の子「嘘つかないで!!ペンも持ってて、何より、響君と仲良かったでしょ!?」

男子「うわー……響最悪じゃん」「七雲こえー!」

私「違……私じゃ……」ドキンドキン……胸が痛い……

皆「サイテー……」「来んな!」

私「……(本当にー……違う!!)」

ガラッ。

響「うーっすー」

私「!!?(霧咲君!!)」私は……違……グラッ……バタン。

男子「うわ!!倒れたぞ!?」「言いすぎたんじゃ……」「女子何やってんだよ!!」

女の子「はあ!?私達のせい!?男子もでしょ!!てか、響来たからわざとやってるかもよ!!」

男子「!!?確かに!!」ザワザワ……

響「おい、皆待てって!!……どういう事?」

女の子「実はね……」

ーーーーーーーーーーーー

響「…………サイテーだな……」

女の子「でしょ!?響も気を付けないと……」

響「お前らだよ。」

女の子「え?」

男子「ちょ待てよ、俺達はお前と俺達の事を……」

響「そんなの七雲がやったか、分かんねーだろ。大体、七雲はそんな事やりそうな奴じゃないだろ!!」

ことね「そうよ!!あかりは真っ直ぐで優しい子だもん!」

女の子「ことね!!? ことねも騙されてるかも知れないのよ!?もしかしてことねも……」

ことね「!!」

女の子「それに、性格じゃ分かるわけないじゃん!響私達を信じて!!」

響「……よく見ろよ、お前ら!ノートは新しいし、何より字がこれは男だろ!」

女の子「!!?そんなのわから……」

響「じゃあ、七雲のノートの名前と比べろよ!全然ちげーよ!!」

女の子「!!ほ、ほんとだ……」

男子「じゃあ、七雲じゃねーの?何やってんだよ女子ー!」

女の子「はあ!?あんたらもじゃん!!」

響「今は責任の押しつけよりも、七雲を運ばないと行けないだろ!!皆謝っとけよ!!」

女の子「うん……」

男子「おう……」

響「俺が運ぶ……お前らは先生に言っとけ!!」

女の子「うんー…」

ガラッ。

響「ったく……(それよりも、さっきの字のクセ……)…………」

私「…………ん……」

響「七雲!!」

私「あれ、私……」

響「皆にいろいろ言われて疲れたんだよ。」

私「あ、そか…………霧咲君あれは……」

響「分かってる、お前じゃない。皆も納得してた。」

私「!!良かった……」ポロポロ……「良かった……良かった。」

響「!!ごめん、俺が誤解させたから……」

私「うんうん、霧咲君のせいじゃないの。私が馴れ馴れしすぎたの。」

響「そんな事ねえよ!……俺、もう戻るね。」

私「うん。ありがとう」

ガラッ。

ーーーーーキーンコーンカーンコーンーーーーー

響「敦ー帰ろーぜー」

敦「あ、響!おーー!!」

とっとっとっ。

響「敦、トイレ寄らね?」

敦「?いいけど?」

スッ……………………………………………………ドンッ!!

敦「って!!何だよ響!!」

響「……七雲の奴、お前だろ。」

敦「はあ!?何で俺があんなキモ女と……」

響「あの字はお前の字だ。響の糸のはらうところを間違って止めてるのはお前しかいない。」

敦「……ああ、そうだよ。俺がやったんだよ!」ドス。

響「ぐっ、お前……」

敦「お前が心配なんだよ響、お前は特別あの女に親しいし、危ねえよ。」

響「そんな事俺が決める……もう帰る。」だっ。

敦「チッ……あいつ……(2度と来させねえ!)」

ーーーーーーーーーーーー

私「(さきちゃん先帰るて言ってたからなー1人かー今日は疲れたー)」たったっ…

敦「おい。」

私「!!?あ、霧咲君の…」

敦「お前、キモイんだよ。霧咲君霧咲君て……」

私「え……」ズキ……

敦「お前のせいで響は疲れるし、苦難してるんだよ!!」

私「私のせいで……」 ズキズキ……

敦「だから、2度と響に近づかないと約束はしろ」

私「………………やだ、そんな事私が決めるんで。霧咲君が疲れてるなら、自分で聞きます。」キッ。

敦「は?ふざけんなよ!!生意気な口聞いてんじゃねえ。」

私「さよなら。」ふい。

敦「待て…………!!」グッ!!「(やべ、階段から足すべ……)」グラ、

私「……」

敦「(落ち……る!!)」

ずザザザザッ!!!………

敦「……!!」

私「………大丈夫ですか!?」ジッ。

敦「チッ、どけよ!」ばん。

私「待って!足が赤いんでシップ貼ります。」

敦「下世話だな!!キモイんだよ。」

私「それで結構です!!今は悪化しないように……」

敦「は?……」

スッ……ぺた。

私「よし、これで……」

敦「もういいだろ、最悪。」

私「え……はい。じゃあ失礼します……」ささ。

そそっ……キュッ。←腕を隠す。

敦「……おい、」

私「はい……」

敦「腕かせ、」

私「え……わ!」バッ!

敦「腫れてんじゃねーか。シップかせ、貼る」

私「いや、自分で……」

敦「いいから貸せよ。響が信じた奴何だろ!たく。」

私「……」

………………

私「あの、ありがとうございます(あれ、これって霧咲君とのあの時に似てるなー……)」クス。

敦「あ?」

私「いや、以外と優しいんだなと……」ニコ。

敦「!///別に……キモイな。」

私「じゃあ、さようなら。」

敦「!待っ……」パシ。

私「(えー……)はい……?」

敦「す、すまなかった。そんだけだよ。帰れ 」

私「え、何…うん。」たたたっ!

敦「……(何何だ?今の……)」

ドキドキ……

敦「くそ……」

響「……」カタン……

敦「!!響!?」

響「敦……お前……七雲と何してた?」

敦「脅すつもりだった……」

響「!!それも許し難いが、だったって事は?」

敦「……」

響「……なあ敦、俺……あいつの事好きなんだ。」

敦「……!!!?え!あいつを!?」

響「ああ、好きだ。」

敦「へえー……」

響「お前、別にいいよな?」

敦「は?」

響「あいつに気あったりしてねーの?」

敦「はあ!?そんな訳……無いだろ!」

響「……そっか。じゃあいいや!帰ろーぜ。」ニカッ!

敦「…………おう。(何何だ?胸が痛いというか、ザワついてる……くそ!あいつのせいだ!!)」

ーーーーー

私「(敦ていう人案外いい人かも知れない……怖くて口荒いけど……)」

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青春カフェラテ @akaripanda7430

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