→はい

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「えっ? このカエル、マイケルだって? キサラの魔法で、カエルにされちゃったマイケルって……? えっ? えっ? えええっ!?」


 ぼくはすべてを話した。

 硬直しているのはアネット。矢をぶっぱなして、だいたい6連射ぐらいやって、今晩のオカズにするとか、狩人の目になって、叫んでいたわけで……。


「あー、あははははー……、だ、だって……、し、知らなかったんだし……、し、しょうが……ないよねっ?」


 じとー、っと、いくつかの視線がアネットに集まる。

 カエルをかばっていたロッカと、フローラと、あとマイケル本人。

 三つの視線が、じとーっと、アネットに向けられている。


 無言の抗議の視線に、いつもは気の強いアネットも、弱気になって、たじたじとなっていた。


 ぼくだけは、ぽんと、アネットの肩を叩いてあげた。


「うわ~ん、カイン~!」


 アネットに抱きつかれた。弱気になったアネットは、いつもとちょっと違う感じがした。


 それはそれとして――。

 カエルのマイケルを、人間にもどさないと。


 ぼくたちは、カエルを連れて、キサラのところに向かった。

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